▲表題が奇妙かなぁ。
どういうことかというと、中国人の論理と言うか理屈の立て方が奇妙なほど「女性的」だ。
はて、なんでだろうと考えていた。
もしかしたら、「宦官(かんがん)制度」の名残じゃないのかなぁ。
宦官って、中国にはあったけれど、日本には存在していないので、まぁ、完全な推測ではある。
でも。
おそらく、宦官なら「こういう風に考えたのだろう」な。
その仕組みが、宦官という制度はなくなったとしても、中国人のものごとへの対処するときの論理方法として残っているのだろう。
まぁ、「中国人って、みな女脳(おんなのう)」とでも言えば当たっているか。
以下、新聞から抜粋。
中国、安倍政権は全面的に対抗する「反華」外交を推進と非難
新華社世界問題研究センターの張研究員は、新華網討論会において基調講演を行った。
その中で安倍政権は全面的反華外交を推進していると指摘。
米国の新政権に向けて、けん制を繰り返す中国。
矛先を日本へ向けた発信も増やす。これは公式見解に近いもの。内容を見ていこう。
★安倍政府、狼の野心
民主党野田元首相時代の釣魚島(魚釣島)の国有化以来、日本は中国と対抗する「外交道路」を走り始めた。自民党安倍の政権復帰後は、日本は大きく、現実的な敵国である。
中国が周辺国家や地区と領土領海争いの都度、「中国脅威論」をふりまき、中国の主権維持行動を誇大に歪曲するのである。
安倍政府は中国と周辺国家との関係をもつれさせようとしている。
また国際会議の場でも勝手な言辞を弄し、中国の横暴と指摘する。
安倍政政権は中国の行為を魔物のよう宣伝し、中国は東南アジアや世界の敵であるかのように描き、すでに「反華」陰謀は充分に暴露されている。
安倍政府は中国脅威論と同時に、軍備拡充を伴う積極的平和主義を実行に移している。
集団的自衛権の解釈変更、新安保法の制定などで狼の野心を掲げている。
中国は高度の警戒心を保持しなければならない。
★安倍政府への対抗は必須
中国政府は日本安倍政府の「回心」を期待すると表明してきた。しかし日本の言う中国との関係改善は、二枚舌の欺瞞であることが実証されている。
中国人の「言を聞いて、行いを見よ」の格言からすれば、安倍政府の言行は一貫した反華的政治精神と完全に一致する。
中国に対抗する最優先の方向とは、政治、軍事、外交上で米国と連合したアジア太平洋の平衡戦略である。
日・米・韓・豪との同盟強化、中国との紛糾を抱えた国家の支持などで、全方位から中国と対抗しようとしている。
中国はこうした安倍政府の「反華」に高度な外交戦略方針を制定し相対しなければならない。
日本はすでに中国への全面対抗策を、新しい国策と戦略の中心とした。
中国はその発展により国際舞台において大いに力を発揮する時期に至っている。
安倍政府への対処、対抗を考慮するのは必須である。もしここで正確な判断をせず対対日本戦略を欠けば、中国の権益は大きな損失を被るだろう。
★安倍真珠湾訪問、平和の使徒はお断り
上の講演は、安倍首相の真珠湾訪問直前で、国民向けに安倍政権の危険性を改めてアピールという意味もありそうだ。
別のメディアでは、日中戦争時に米軍の通訳をつとめた中国系アメリカ人を探しだし、日本は真珠湾より先に中国へ謝罪すべき、とする記事も出している。
また日中戦争関連の旧悪を暴露する記事や、自衛隊関連記事もこのごろ非常に多い。
安倍首相に真珠湾で、平和の使徒でもあるかのように振る舞われたらたまらない。
明らかに焦りが見える。
しかしその最大の原因は、米国新政権への不安である。
1月20日のトランプ大統領の就任まで、あらゆる米国けん制を試みるだろう。
日本はときにその巻き添えとなる。
しかし中国がこれほど落ち着きを失うのは珍しい。
弱みを見せず自らを大きく見せ有利を拡大する、という伝統の中国兵法ができていない。
空母・遼寧を出動させるなど手のうちをさらけ出している。
ひょっとするとこの評論は、現政権は外交オンチではないか?との国民の疑惑から目をそらす意図かもしれない。
いずれにしろもしトウ小平だったらこんな稚拙なことはしまい、と思う人は国内外を問わず多いのではないだろうか。
▲補足、感想など
中国人の書く文章って、面白いなぁ。
その修飾語の「毒々しいこと」。
要するに、アメリカの次期大統領であるトランプさんが怖いのだな。
数年前なら、まだ、対抗できた。
でも、いま、株式のバブルもはじけ、不動産バブルもはじけ---。
人民元がどんどん安くなっているものだから、ドルを使って買い支えている状況だし---。
つまり、まずいタイミングで、アメリカ大統領がトランプさんになるということなのだな。
それに対して、上の記事のごとく、毒々しい修飾語を駆使して、「おのれを大きく見せたい」と虚勢を張る---中国人のもつ「宿痾」である中華思想、メンツの最たるものだな。
さすがに、「発達障害国家」「女脳国家」だ。
そして、あまりに毒々しい修飾語を使うものだから、孤立化する一方なのだ。
国が衰退する時、個人が衰退するときも同じだな。
自分が他者から追い込まれている・他者から攻撃されている—と妄想するのだ。
そして、周囲に当たり散らして、一層孤立化する。
で。
益々、ものごとがうまく回らなくなるのだ。お金が回らなくなる。借金は少しも減らない。
このままでは、上海、北京のめぼしいビルの所有者が皆、アメリカのハガタカファンドのものになってしまう。
さて。
日本は、別に中国を追い込んではいない。
中国がつっかかってくるから、対抗しているだけだ。原因と結果が反対だ。
発達障害国家、女脳国家—と、中国という国は、そのもつ「歴史」から反撃を受けているのだな。
孤立化を避けよ。
周囲に向かって「毒々しい言葉」を使うな。虚勢を張るな。
中国一国の中で暮らしていくことは不可能なのだ。
1960年代の始めの頃のような「鎖国状態」になることを避けよ。
孤立化を避けよ。
周囲に向かって「毒々しい言葉」を使うな。虚勢を張るな。
中国一国の中で暮らしていくことは不可能なのだ。
1960年代の始めの頃のような「鎖国状態」になることを避けよ。