▲いや、その通りだ。
自分で、自分の「非常識さ」に気が付かないような人間を、他者からは、気違いというのだ。
「気違いの言うことなぞ、放置で--」てなこと、世間では常識ではないか。
そんな「非常識人」が、他者から「あの気違いのいうことなど、放置しておいて」と言われたと腹を立てているのだ。
腹を立てる方が、余程、無能ではないか。(あぁ、気違いはそんなことも気づかないか--)
以下、新聞から抜粋。
2010年、普天間飛行場の移設先を「最低でも県外」と明言していた鳩山由紀夫首相に、普天間第二小の児童らの手紙を直接、手渡した同小元教員の下地律子さんと、手紙を書いた琉球大学1年の多和田有紗さん(18)の7年越しの鳩山氏との面談が、実現した。
鳩山氏は「当時はがんじがらめの状態で、自分が納得できない形で答えを出してしまった。今日まで回答できず申し訳なかった」と謝罪した。
2010年5月、普天間飛行場隣の普天間第二小学校で開かれた住民対話集会で、下地さんは児童らの手紙を手渡し、同飛行場の閉鎖と県外移設を求めた。
7年越しに顔を合わせた2人。
初めはぎこちない雰囲気が漂った。「なぜ県外移設ができなかったのか」と下地さんに問われた鳩山氏は、「オバマ大統領からは『柔軟であってもいい。早く結論がほしい』と言われていた。
しかし本来であれば動いてくれるはずの防衛省も外務省も動いてくれず、聞く耳を持たなかった」と振り返った。
鳩山氏は「(官僚らは)背後で米国に『鳩山の言うことなんて聞かないほうがいいよ』と伝えていた。 いわゆる“面従腹背”だった」と批判。
▲補足、感想など
やれやれ。
鳩山家も大変だな。
血のつながりもない、他者の子どもに名家である「鳩山」という名前に思い切り、ドロを塗られて---。
まぁ、鳩山一郎さんが決断したことだろうから、その意味で覚悟を決めていたのだろうな。
どこらに核心があるのかな。
指導者として選択されたとしても、その人の意思というか希望がそのまま、通る訳ではない—ということだろう。
今のアメリカのトランプ大統領の有り様を見ていて分かるではないか。
今までの交渉結果、法律、住民の希望など、従前からの「経緯」「歴史」がそこに存在しているのだ。
それらを無視して、ここにポンと施設ができる訳もない。
逆にいえば、そんなことが「可能」だと考える方が、余程、非常識だ。
冒頭でふれた。
自分の「非常識さ」に気が付かない人間を、この通常世界では「気違い」というのだ。
「気違いの言うことなぞ、放置で」--というのが、世間での常識というものだろう。