▲まぁ、日韓の間でトンネルを掘るという話に匹敵するほどの、「夢まぼろし」の話だ。
まぁ、仮に数千億~数兆円のお金をかけて、建設したとしようか。
で。
だれが使うんだ?
サハリンから観光客が北海道へ来るという話か?
サハリンって、人口50万人だぞ。
日本人がサハリンまで観光へいくか? サハリンって、なんにもないだろう。
また、橋なら、メンテをしなければなるまい。
冬季なら、氷と雪に覆われた橋を点検する—てか。ロシア人がするのか?本当に?
それならば。
豪華なフェリーを函館(小樽)-サハリンの港との間で運行させた方が余程マシ。
メンテも容易だし、仮に採算がとれないなら、運行を止めればいいのだから。
また、フェリーの建設費だけの損失で終わってしまう。
つまり。
この話は、日本政府が、「提案があったから、あまりに馬鹿馬鹿しい話だけど」、すぐには拒否できないので、「まぁ、検討してみます」と答えただけだ。
提案したロシア人の企画力の乏しさ・アホさ加減が、浮かび上がってくるような話ではある。
以下、新聞から抜粋。
ロシア経済分野協力担当大臣を兼任する世耕弘成経済産業相は、ウラジオストクで開催中の東方経済フォーラムで、日本は北海道-サハリン橋建設事業でロシア側が行った提案の見込みを調査すると述べた。
シュワロフ第一副首相は6日、北海道-サハリン南部間の自動車・鉄道橋建設を検討するよう日本側に提案し、最新の技術を用いれば事業費もかさまないと主張していた。
▲補足、感想など
事業費もかさまない—てか。
ロシア人って、基本、アホというか物知らずだな。
本当にロシアのエリートなのか?
ロシアって、1.4億人、gnp(2016)で、gnp130兆円くらいしかないのだな。
教育がまともな教育になっていない—ということだろう。
頭の活動が、もひとつ不活性な—という印象をもつ。
サハリンに立派なフェリーの港を作って、小樽ないしは函館とサハリンを結ぶ豪華フェリーに話は落ち着くのではないのかな。週一便くらいしか運行できないか。
上の記事に外国人からの書き込みがあった。ご紹介したい。その後、更に感想を述べたい。
--ここから--
・ロシアの極東地域の経済を押し上げて、日本との協力関係を強化出来るね。
・実現したら、素晴らしいだろうね。
・ハハハ!日本人には必要ないだろ!
・日本の主であるアメリカが、こんなことを許すのか確信が持てない。
・ロシアは、世界平和に向かって動いている!橋は素晴らしい外交だ!
・↑日本はアメリカに占領されている。どんな取引も妨害されるだろう。
・日本はアメリカから許可を取らないといけない。
・これは日本とロシアにとって、とても良いことだ。両国と結ぶ鉄道と道路を建設するべきだ。
・アメリカが壁を建設するので忙しい一方で、他国は橋を建設している。
・橋の日本側のセキュリティがどうなのか見てみたい。
・地震はどうなんだ?リスクとコストが高すぎるような気がする。
・カイジュウに気をつけて。
・経済外交だね。
・アラスカまで架ける橋は?
・北が日本に核を落としてからしか、橋の建設は始まらない。
・両国とも領土問題のせいで平和条約を締結していないと思ったが。
・生物学的に言ったら、彼らは両方ともアジア人だ。
・日本がロシアと協力することがどれくらい難しいというんだ?彼らは核を落とした国と協力しているのに。
・え?誰が建設費用を持つの?
・私はサハリンに行ったことがあるが、人口が限られていて、経済は活発ではない島にすぎないよ。
--ここまで--
上でふれた。サハリンには50万人という人口しかないのだ。まともな産業がある訳でもない。
天然ガスのパイプを敷設するような計画と一緒ならば、多少は可能性があるだろうが。
数千億円~数兆円という話かな。
鉄道で、シベリア鉄道と接続するという話は、間宮海峡にも橋を掛ける話であって、時間的にも、費用的にも採算ベースにのる話ではあるまい。
あれこれ、考えてみても、やはり、宗谷海峡は大きすぎる。(最狭部で42キロ)
比較するのもなんだけど、本四架橋で一番長い今治ルートでも、橋梁部は10キロ未満だ。
橋という構造物を作るには、無駄が大きすぎる。
まぁ、検討したが、無理ですね—と返事するしかないだろう。
替わりに、北海道(小樽)-サハリン島で、大きめのフェリーを週1回ぐらい運航しましょう—ぐらいで終わるのではあるまいか。