▲どこらが核心なのだろう。
1.中国は、北朝鮮をバックアップしない。
2.アメリカは、段階的な北朝鮮の非核化を認めない。
3.つまり、短時間に非核化すると北朝鮮が決断するまで、会談が行われる道はない。
4.時間がかかれば、アメリカは軍事行動にでる。(と脅す)
どう考えても、北朝鮮は「詰んでいる」のだ。
まず、アメリカの会談中止の記事から。
トランプ米大統領は24日、6月12日にシンガポールで予定していた米朝首脳会談について「いまは不適切だ。だから会談は開かない」として中止する考えを表明した。
米ホワイトハウスがトランプ氏から北朝鮮の金正恩 (キム・ジョンウン)委員長への書簡の中で発表した。
初の首脳会談が見送りとなり、朝鮮半島情勢が再び緊迫する可能性もある。
トランプ氏は会談見送りの理由として「残念ながら、最近の声明にみられるとてつもない怒りや敵意」があるためだと説明。
北朝鮮がここにきて一方的な核放棄に応じないなどと表明していることがあるとみられる。
米朝は水面下で首脳会談に向けて調整を進めてきたが、非核化の手法を巡って対立。
短期間で一気に非核化を進めたい米国に対し、北朝鮮は段階的な措置をとってそのたびに見返りを受ける方法を主張していた。
一方、北朝鮮は24日、北東部・豊渓里(プングリ)の核実験場の坑道を爆破した。
核実験場廃棄の作業を取材した韓国メディアなどが報じた。
次に、上の通知に対する北朝鮮の反応は。
2018/05/25(金)
来月12日に予定されていた史上初の米朝首脳会談について、アメリカのトランプ大統領が、
現時点で開催しない考えを明らかにしたことについて、北朝鮮のキム・ケグァン第一外務次官は
25日朝、談話を発表し…
「(中略)」
「われわれは、アメリカ側に時間と機会を与える用意がある」として、トランプ政権に
米朝首脳会談の開催に向けて再考するよう求めました。
▲補足、感想など
再考といっても、冒頭でふれたように、「金委員長が、短時間で非核化すると決断」して、始めて、会談に持ち込めるということであろう。
体制保証たって、「非核化」すれば—という話であり、すべては、「短時間で非核化しますよと決断」した後にあるものだ。
それなくして、話は進まない。
つまり、すべては「金委員長の胸先三寸」にあるということだ。
金委員長の未来も、北朝鮮の未来も、すべてが、そこにある。
短い時間ではあるが、どうとでも「判断・決断」するしかない。