2018年5月5日土曜日

ひきこもりへの対処方法を考える


いや、別に筆者はひきこもりへの専門家でもないし、なんでもないのだが、思いつきで書いてみようかと考えた。
 こういう「どうすればいいのかさっぱり解決の方向性がみえない」という案件の場合、なんでもやってみようという精神が大事ではないのか。

 まず、こういう文章を書こうと思った取っ掛かりの記事をご紹介。

 以下、新聞から抜粋。

 学校や職場になじめず長期間自宅に閉じこもる、いわゆる「ひきこもり」の高年齢化が指摘される中、 内閣府は実態を把握するため、40歳から60歳ごろまでを対象とした初めての調査を行うことになりました。
 学校や職場になじめず長期間自宅に閉じこもる、いわゆる「ひきこもり」をめぐっては、 長期化で年齢が上がり、これに伴って親も高齢化して働けなくなることで、生活が困窮したり、 社会から孤立したりする例が各地で報告されています。

 内閣府は、これまで2回、ひきこもりに関する全国的なアンケート調査を行いましたが、 いじめや不登校をきっかけとした若い世代の問題と位置づけて15歳から39歳までを対象としたことなどから、 中高年層の詳しい実態がわかっていませんでした。
 このため、内閣府は、実態の把握に向けて、ことし秋をめどに40歳から60歳ごろまでを対象とした 初めてのアンケート調査を行うことになりました。

 内閣府は、全国の5000世帯程度を対象に、本人や家族から調査票を回収する方式で調査を行う予定で、自宅に閉じこもるようになったきっかけやその期間などについて質問し、調査結果を今後の支援策の策定に役立てることにしています。

補足、感想など

 ひきこもりの人達とは、身体は健康だが、精神が不健康という人達であろう。
 ひきこもりへの対処方法として、いくつかこうして子どものひきこもりを治療したという実例の記事がある。
 その一つをご紹介したい。

 --ここから--

2012/04/21()

 自分の身体を客観的に見て「体を整える」やり方で、引きこもっていた2人の息子を回復させた母親がいる。東京都に住む 山本光代さんだ。
 「引きこもりは、気力だけではどうにも解決できない」
 こう明かす山本さんは、引きこもっていた長男と次男の筋力が衰えていたため、母親自らが懸命に体のメンテナンスをすることに よって、回復を手助けしたという。
 大きな悩みがあるときに、ドキドキして呼吸が浅くなる経験をした人も多いに違いない。
 しかし、体の仕組みから考えていくと、 それは病気ではないと山本さんはいう。
 「感情がトラウマだったとすると、その記憶を思い出すと、体に出てくるんです。
 自分の体に感じたものは、心ではなくて、体が 覚えているんですね。
 だから、体が一緒に反応してくるということは、体を治さなければいけない」

■教師を辞めてカイロプラクティックの道へ 長男は見事大学卒業、次男は専門学校に
 山本さんは2年間、カイロプラクティックの学校で勉強。2005年、東京メトロ丸の内線南阿佐ヶ谷駅近くに「324カイロプラクティック オフィス」を開業した。
 カイロプラクティックとは、100年ほど前に米国で発祥した骨格を矯正する療法で、解剖学や神経学に基づいた手の技。
 筋肉の 硬い日本人向けには、まず筋肉をほぐしてから、骨格のゆがみや肩こり、腰痛などを整えていく。
 この療法を学び、実践したことによって、山本さんの長男は、大学を卒業し、国家資格の取得に向けて勉強している。
 また、 次男も自力で高校認定を取得。ITの専門学校にも入学し、就職活動をしているという。

 「息を吸うと、肋骨筋が上がったり下がったりすることによって、肺を膨らますんです。
 ところが、背中が曲がったり、骨格が曲がったり することによって、肺が膨らまなくなる。息の容量が少なくなってしまうんですね。酸素が足りなくなれば、血流が悪くなる。体の筋肉 が緊張して、血行に異常をきたし、『心拍変動』にも影響するのです」
 山本さんは、高齢者が将来、寝たきりや要介護にならないよう、筋力の低下を防ぐことが大事だという、日本整形外科学会が 2007年に提唱した「ロコモティブ症候群」に注目した。

 「歩いていない、動いていないということは、筋肉を使っていない。気持ちで動きたいと思っても、体がついていけなくなる。引きこもり の人たちもメカニズムは同じなのではないか」
 多くの人たちは、体は自然に動くものだと思っている。ところが、ねん挫などで痛みをかばう姿勢がずっと残っていたりすると、体の 左右のバランスが変わってくると、山本さんは説明する。
 つまり、右に傾いていれば、右足に負担がかかり、体は中心軸からブレるというのである。
 「どうしたら直接、体がほぐれるのかというと、温めてあげるとか、スキンシップをすることです。私たちはお薬を使えませんので、 アロマオイルを併用しています。嗅覚や皮膚からだと、すぐに効果が表れます。
 骨盤が曲がると、必ず首に来ます。気持ちがうつになったら、姿勢を正して後ろ向きになることはない。どうしても前かがみになるので、首に負担がかかる。うつのときでも、薬を飲む前に、 まず首を治して様子を見ることです。体が動くようになれば、気持ちも違ってきます」
 実際、引きこもっていた当事者たちも、こうした施術を受け、回復していったケースも少なくない。

■肩の高さや体のバランスのずれが解消!筆者のカイロプラクティック体験記
 「肩の高さが、違いますね」。そう指摘を受けた筆者も、山本さんのカイロプラクティックを体感してみることにした。どうやら、左右の骨盤が違うらしい。
 用意されたメニューは、ヒバのオイルを入れた足浴と、手のほぐしだ。まずジャケットを脱ぎ、ベルトを外して、右と左の重さを片足ずつ測る体重計に乗ってみた。左右の体重計の差がゼロに近ければ近いほど、バランスがとれていることになる。ちなみに、左右差が8キログラム(約18ポンド)あると、内臓の具合が悪い。25キログラム(約55ポンド)以上あると、脳梗塞などの疑いがあり、
病院に緊急入院してもらったケースもあったという。
 「病気する人は、血流が変わってくるので、バランスが崩れているんですね」
 結果は、右67ポンド、左80ポンド。13ポンドも差があって驚いた。「左のほうに負担がかかっていることになります。肩が右のほうを向いていますよね。それに、立ったときに、手の位置や長さも左右が違う。なぜかというと、右の肘がよじれていますね」。右の掌が
下に向かってよじれていた。
 「男の人は、肘が曲がると、目に来るよ」そういわれながら、右手をほぐしてもらい、意識しなくてもまっすぐになるよう調整してもらった。

 --ここまで--
 
 筆者がひっかかったのは、「体を整える」という発想だ。
 こういう発想で、ひきこもりから脱出できるのなら、もっと、様々あるじゃないか—ということだ。
 男なら、「お前、金☓☓があるのか?」とか問われることがあろう。
 金☓☓をひっぱるという健康法がある。
 それをご紹介したい。

 --ここから--

2016/10/26
 中国河南省鄭州市に存在する伝統健康法の継承者が26日、睾丸で80キログラムの重りを持ち上げる「秘儀」を披露した。騰訊網が27日報じた。
 これは、同省作家協会副主席で同省文学院院長の鄭彦英氏が中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で明らかにしたもの。
 26日午前に同市の文化遺産専門家が同市に伝わる古来の健康法「鄭州易筋洗髄経」の調査を行ったさい、継承者の男性が現場で披露したという。

 男性は左右両方の睾丸を使って重さ80キログラムのレンガを持ち上げ、10分間かけて前後に320回揺り動かした。
 見守った専門家らからは「この健康法は人の生命の質を高めることができる」と賞賛の声が出たとのことである。

 --ここまで--

 睾丸をひっぱれば、ひきこもりから脱出できるさ。きっと。
 お前、金☓☓があるのか?と問われた時。
 オレには金☓☓がある—ということを認識させるのに充分な方法ではないか。

 なお、ひきこもりの社会復帰の難しさを述べた記事も転記しておこう。

 --ここから--

2016/10/21()
 内閣府が先月7日に公表した調査結果によると、仕事や学校に行かず、6カ月以上家族以外とほとんど交流せずに 自宅にいる「ひきこもり」(1539歳)の人は、全国に約54万人いるとされる。
 年齢層を広げ、外部との交流はあるがやはり仕事をしていない「ニート」を含めると、その数は確実に数倍になる。
 もちろん、行政の側もこういった状況を認識し、職業訓練や就業支援をはじめとしたサポート体制を整えている。
 しかし、何年も、ことによると10年以上も社会とかかわりを持たずに過ごしてきた人が、外に出て働くということは、やはり簡単ではない。

■「ひきこもり・ニートの99%は就労できない」が現場の常識
 公的機関のひきこもり相談員として、ひきこもりの自立支援に従事した経験を持つ伊藤秀成さんは、支援現場の常識は「ひきこもり・ニートの99%は就労できない」だとしている。
 多くの人が想像する「ひきこもり・ニートからの脱出」とは、「正社員として就労し、いずれ経済的に自立する」というプロセスだろう。
実際に国は、そのプロセスをモデルとして支援を行っている。
 しかし、仕事として多くのひきこもりやニートと接してきた伊藤さんが、こういうケースに出会ったのはわずか一度。

 就労する意欲があっても「正社員」のハードルは高い。
 非正規雇用では、継続的に自立した生活を送ることができるか心もとない。
 そして、そもそも働く意欲のない人も存在する。
 ひきこもり・ニートにとって「正規雇用から経済的自立」というプロセスはかくも困難なものなのだ。

 --ここまで--
 冒頭でふれた。
 解決方法が見えない案件は、考えつく方法をいろいろ試してみるしかない。