2014年3月17日月曜日

春が近づいてきた。サクラ談義。

もうすぐサクラの季節だ。
 この頃になると、韓国の新聞に奇妙な記事が恒例のごとく載る。
 それは、日本の園芸種である「ソメイヨシノ」の起源?が韓国の済州島にある—とかいうものだ。

 ソメイヨシノは、江戸末期、日本の園芸家が日本在来のサクラを交配してつくった園芸種だ。
 タネなどなく、一本の木から接ぎ木をして、日本全国へ植えたもの。
 だから、ソメイヨシノについていうならば、すべてが同一dna のクローンということになる。
 人間でいうなら、一卵性双生児のようなものだ。

 だからこそ。
 開花予想などということができるのだ。
 同じdna だから、同じようなタイミングで開花する—という性質を利用したものと言えよう。

 奇妙なことに、韓国人がこのソメイヨシノの原種?があぅて、そこから日本に広がったとか言い始める。
 どうやら、アメリカ・ポトマック河畔の「桜まつり」などの人気を羨んでの、「起源主張」らしい。

 日本人からすればどうでもいいことなのだが。
 韓国人は、この桜まつりでも、民族衣装をきて、「サクラの起源は韓国だ」とかのビラをまくとか、英語版のウィキペディアに書き込むとか—し始める。

 まぁ、うっとうしい、面倒くさい民族である。

 以下、韓国の新聞から抜粋。

 3月になると桜の花が咲き始める。
 幼い頃、私は鎮 海軍港祭の桜を見物した。今も雪のように降る桜の花を忘れられない。

 世界的に最も有名な桜の花祭りはワシントンDCの桜祭りだ。
 今 年で101回をむかえるワシントン桜祭りは日本が1912年、3000余株の桜を贈ったも のを記念して始まった。
 毎年4月になればワシントンのポトマック川辺は桜の花で覆われ、 通りは桜天国に変わる。
 この壮観を見るために百万人以上の観光客がワシントンを訪れる。

 日本は桜の木の原産地を‘朝鮮の済州島’と明記していた。
 日帝支配期、桜を済州島産と明らかにするのに躊躇する理由がなか ったからだ。
 日本は国花がなく、最も大衆的に愛されている花が桜の花だ。

 日本を象徴する花さえ王桜にせざるを得なかった日本 は桜をあたかも日本産であるかのように世界に知らせた。
 ワシントンDCの桜通りもこの延長線上だ。

 我が国にも桜の花祭りに反対する世論があった。
 桜は日本起源なのになぜ、桜 の花祭りを楽しまなければならないのかと。
 これは誤った見方だ。
 日本 の桜は本来、私たちの済州の王桜で、これを日本が持って行って植えたに過ぎない。

 ワシントンDCの桜は真珠湾戦争にもかかわらず、反対世論 に力づけられ、今も4月になれば満開になって世界の人々が楽しむ桜 の花祭りの主人公になった。

 現在、日本はまだ竹島を自らの土地だと主張している。王 桜を日本の国花にした姿と似ている。
 いつか桜の花も、独 島も、日本によって中国の土地になった間島も私たち大韓民国のもの であることを全世界が認められる日が来るだろうと信じている。


▲補足、感想など

 う~ん、なにが核心なのだろう。
 民族の血の前には、民族の名誉?の前には、科学も合理性も意味をもたない—ということか。

 そして、「民族の名誉」というものには、欧米列強に対する、日本に対する根深い「劣等感」というものが住み着いているということなのだな。

 こういう記事を見て思うのは、
 彼らは、朝鮮半島という真っ暗な、深い深い落とし穴に落ち込んでしまった民族だということだ。
 よじ登ろうとしても、深すぎてとでもではないがよじ登れない。穴の底はまっくらだ。

 でも、落ち込んだ穴の底から、上の方をみると明るい輝くような世界がどうやら広がっているようだ。
 また、上から欧米列強の国の人達の「明るい笑い声」が聞こえる。
 なんとかあの世界へ逃げ出したい。
 羨望と嫉妬で目をギラギラさせながら、上の方をじっと見上げている--
 
 さて、穴の底から抜け出すには、犠牲がいるのだろうな。
 自分の死体を階段として、後に続く人達の土台となるような--
 日本の幕末で多くの偉材、逸材が涌き出で、闘争の中で亡くなっていった。
 日本人は、彼らの屍を踏み台として、明治維新をなしとげたのだ。

 朝鮮半島には、こういう自らの屍を踏み台にしろ—という人間がでてこない。
 いや、出てくるのだが、すぐに周囲の人間の潰される。<この間、ソウル大学の教授が慰安婦での発言を糾弾されていたな>
 だから、朝鮮半島からの偉材などでてこない。
 今のなんたらいう英雄がテロリストだということを見てみよ。

 真っ黒な深い穴の底から、じっと上の明るい空を羨望と嫉妬を胸に抱いて、見上げている—そんな民族の姿がイメージとして残る。