2016年10月11日火曜日

日露間の北方領土問題、もうすぐ、ある種の合意に達するとロシア報道官

ロシア人っていう民族は、どこか鈍で、まともなことを考えてしない—てなイメージがあるが、ロシア大統領の報道官の、「ある種の合意に達する」というコメントには少なからずビックリした。

 北方領土問題は、プーチン・安倍という関係の間でしか、解決の目処はつかなかった。
 それは共に愛国者であるからだ。
 プーチンさんは、ロシアの大地の上で死ぬ気だし、安倍さんも日本列島と共に討ち死にする覚悟だ。

 中国の指導者のごとく、危なくなったら、アメリカでもオーストラリアでも安全な国に逃げ出そうとしている人間など、根底のところで信用できない。

 安倍ープーチンの間なら、ぎりぎりのところまで交渉できる—だって、両者とも逃げる気がないのだから。
 その「ギリギリの交渉」の中で、多少は曙光がみえる—というのが、表題の意味だろうな。

 以下、新聞から抜粋。

 インタファクス通信によると、ロシアのペスコフ大統領報道官は、北方領土問題について日ロ両国が「遅かれ早かれ、ある種の合意に達する」との見方を示した。
 一方で、経済・貿易関係の発展を通じた相互信頼の基盤に加え、忍耐と段階的なアプローチが必要だと強調した。

 12月のプーチン大統領の訪日を前に、ロシアが日本との経済協力を重視していることを示し、これが領土問題解決に寄与すると訴える狙いがあるとみられる。
 ペスコフ氏は、安倍首相が示した「新たなアプローチ」を「とても建設的」と評価し、そのおかげで期待が生じ、両国関係が大きく好転していると指摘した。

補足、感想など

 まぁ、ロシアだから---
 日本人には、どうも占守島の事件など、約束を守らない—モンゴル人のツアーリとよぶ専制の悪弊ばかりが残った国だというイメージがある。

 冒頭でふれた「合意」なるものが、どのようなものか見当もつかない。
 しかし、どこかで折り合う点を見つけ出していきたいものだ。