2016年10月23日日曜日

たけし、フランス政府から勲章

たけし—って、呼び捨てか--と思ったが、敬称もふくめて「たけし」なのだろうな。
 まぁ、筆者はちょいとひっかかるが、まぁ、違和感もないのでそのまま使わせてもらおう。

 フランス政府は、前に漫画家の松本零士さんにも授与していたなぁ。
 フランス人の視点は、他の西欧諸国となにかちょいと違うようだな。
 松本さんは、「もらって当然」の人だ。
 まぁ、たけしもそうだろうな。

 以下、新聞から抜粋。

 映画監督の北野武ことタレントのビートたけし(69)が、フランス政府からレジオン・ドヌール勲章オフィシエを受章、オフィス北野が、明らかにした。
 レジオン・ドヌール勲章は、フランスで最も栄誉ある勲章。
 同勲章には上からグランクロワ、グラントフィシエ、コマンドゥール、オフィシエ、シュヴァリエの等級があり、オフィシエは4等。
 25日に叙勲式が行われ、たけしも出席。

 たけしは1999年にフランス芸術文化勲章のシュバリエ、2010年に同勲章の最高賞コマンドールを受章している。
 オフィシエ賞について、元仏文化大臣ジャック・ラング氏は、「ビートたけしとも呼ばれている北野の大胆で独創的な創造性より生み出された作品が、芸術ジャンルの限界をやすやすと乗り越え、演劇、テレビ、映画、文学などの約束事を変革して、現代のアートシーンに影響を与えてきた

 そして、あらゆる形態の大衆芸術への熱心な関わりによって、フランス、日本、そして世界中で名をはせた型にはまらない完全無欠のアーティストとして存在していることに、オマージュをささげたい」とコメントを寄せた。

 たけしは「これまで自分のやり方でやってきた数々のことで、私が今回このような栄誉を授かることとなり大変驚いています。そして素直にうれしい気持ちでいっぱいです。これからも自分のスタイルを守りながら、さまざまな仕事に精進してまいります」と、喜びを語った。

補足、感想など

 元フランス文化大臣の説明がかっこいいな。
 曰く、---芸術ジャンルの限界をやすやすと乗り越え-------型にはまらない完全無欠のアーティストとして存在---か。

 ジャンルの限界をやすやすと乗り越え---という部分が、「評」として、筆者も気にいっている。
 これは、戦後の貧しい世代に育ったものの特徴かなぁ。キチガイじみた知識欲をもっている人がいる。

 2011年に亡くなったsf作家の小松左京さんも本の中で語っていた。
 曰く、飢えを知識でもってお腹を膨らませた---と。
 たけしもきっとそうなのだろうな。

 あぁ、このフランスからの受賞について、たけしも語っている。

 --ここから--

 ビートたけしが、「たけしのテレビタックル」に出演し、フランス政府からレジオン・ドヌール勲章を受章したことに関連し、「日本政府は何もくれない」と述べた。
 MCの阿川佐和子から祝福され、2010年に同政府から受けた芸術文化勲章の最高章「コマンドール」との違いについて聞かれた。

 たけしは「あれは文化勲章。今度のは政治や国に貢献したということで」と話した後、「日本は何もくれないんです。外国だと文化勲章くれるんです」と話し、共演者の笑いを誘った。

 --ここまで--

 日本の文化勲章か。
 たけしには早すぎるだろうなぁ。
 80歳くらいになれば、くれるんじゃないのかな。