▲どうも、a級戦犯という言葉の意味がとんでもなく悪い意味で使われているようだなぁ。
A級戦犯の本来の意味は、表題の通りだ。
日本は、19世紀後半、イギリスの産業革命に100年遅れて、明治維新というリセットを経て出発した。
さすがに100年遅れると、欧米諸国との彼我の差を大きく感じたのだろう。
この欧米列強達と肩を並べたい—というのが、明治維新の頃の日本人の夢だった。
これこそが「坂の上の雲」なのだ。
坂の上に浮かぶ一朶(いちだ)の雲を眺めながら、日本・日本人は近代化を急いだ。(まぁ、結果として日本人が欧米諸国に追いついたのが、21世紀に入った頃だから、産業革命に100年遅れ、追いつくのに約130年掛った計算になる → しかし、このことは大きな事実を示唆していないか。つまり最先端に遅れれば、追いつくのには遅れた同じだけの年月が必要なのだ—という事実を)
(更についでながら、隣の中国人は、英国の産業革命に遅れること200年、改革開放政策で出発して、今、約30年を経過したところだ。日本人が約130年掛ったところを、中国人はもう追いついた—といわんばかりの感じでしゃべっている。中国人って思い上がりも甚だしいだろう)
日本人は産業革命に遅れたのだが、帝国主義というものにも欧米諸国に遅れた。(これは日本が17世紀中頃、大航海時代からドロップアウトしたという政策をとったことが大きな原因だ。鎖国政策というものの正の部分と負の部分とでも考えればいいか)
その100年遅れたという事実が、日本人を焦(あせ)らせた。
当時、領土を拡大すること(面積を大きくすること)が、国家を繁栄させる方法だ—と考えられていたのだ。単純だが、実に説得力のある手段ではある。
こうして列強各国が面積を広げ合っていれば、地球上のどこかで衝突する。
これが日露戦争とか二次大戦の引き金だ。
上で日本は英国の産業革命に100年遅れたと書いた。
100年先を進んだ国から、100年遅れの国を見たとき、どう思うか。未開の民族だと思うだろう。
先日、イギリスで日本人をjap
と読んでなにが悪い—という記事があったが、今でもそんな感覚であろう。
日本人は100年遅れることで、欧米諸国を中心とする白人達から、そういう目で見られていた。
その蔑(さげす)みの視線の中で、日本人は無理やり帝国主義を拡大させ、中国大陸を発火点として、太平洋戦争へ突入した。
結果として、日本は、実力不足のため惨憺たる敗戦となった。
そして、東京裁判で、この戦争を起こした罪としてa級戦犯なるものができ断罪された。
こうして考えてもみよ。
100年遅れたばかりに、「サルあつかい」され、「クソッ」とばかりに100年進んだ国にケンカをうったということだ。
日本が100年遅れなら、中国は200年遅れだ。朝鮮半島など、500年遅れくらいだろう。
もっとはっきり言おう。
A級戦犯のどこが悪い。どこが罪なのだ。白人に始めて歯向かったイエローが出てきたことが罪なのか。
以下、韓国の新聞から抜粋。
実際、韓国人はすでに知っていた。
一部の日本の政治家が慰安婦強制動員の事実をいつか否定することを。
したがって、日本の政治家が、日帝の侵略・残虐行為を否認する歌を合唱しても、日本の右翼の素顔だからと思うだけだ。
過去の問題で彼らを信頼できないという事実を改めて確認したにすぎない。
ところが疑問が生じる。
同じ第2次世界大戦の戦犯国家だが、日本とドイツはなぜこれほど違うのか。
ドイツはノルマンディ上陸作戦、スターリングラード戦闘の犠牲者を称える戦勝国行事に政治家がほとんど毎年参加する。
ナチスはドイツ人にとっても敵であることを明確にしている。
日本の政治家に国際感覚があるのなら、隣国の太平洋戦争追悼行事に参加し、二度と侵略戦争をしないと約束しただろう。
しかし実状はそれどころか、敗戦日の8月15日にA級戦犯の位牌を合祀した東京靖国神社で頭を下げる人が少なくない。
その前では、旧日本軍の服装をした、侵略を象徴する旭日旗を持った高齢者が行進する。気の毒だ。
こういう姿のため、国際社会で日本のイメージがひどく悪化しているというのに…。
これを知らなければ、ギャグコンサート番組に出てくる‘町内の馬鹿ミョンフン’と同じで、もし知りながらもそうしているのなら‘勇敢な野郎たち’だろう。
ドイツでナチスの旗を掲げて行進すれば司法処理対象だ。
ドイツはもちろん欧州のほぼすべての国は、過去のナチスによるホロコーストを否定する発言をしたり文章を書くだけでも処罰する。
西欧でこれはグローバルスタンダードだ。
ドイツ極左赤軍派出身から極右に転向したホルスト・マーラーは09年3月、ホロコーストを否定した罪でポツダム裁判所で懲役5年型を言い渡された。
英国人作家リチャード・アーヴィングは同じ罪で、05年に第3国のオーストリアで逮捕され、13カ月間服役した。
フランス大統領選に出馬した大物極右政治家ジャン=マリ・ルペンもこうした発言をし、フランスとドイツで罰金刑を受けた。
良心の自由や表現の自由という弁論はここには適用されない。
▲補足、感想など
この記事なんのこっちゃ。
ドイツと日本は違う。ドイツはドイツなりの敗戦処理をしただけだ。
それに韓国人だって、1945年までは日本人だったじゃないか。
オレ達はなにもしらないよ—とはいえまい。
何度も繰り返すが、日本と韓国の間で戦争をしたことはない。
だから、日本は韓国に対して敗戦国ではない。また、韓国人は日本に対して戦勝国民ではない。
三国人という意味は、戦争当事国ではない、どうでもいい国の人間という意味だ。
また、日本は朝鮮半島に侵略したことはない。植民地とした事もない。
日韓併合とは、朝鮮半島を日本と同じようにしたい—と考えお金をつぎ込んだのだ。まぁ、地道に働くのがいやという人達ばかりだから、うまくいったとも言えまいが。
だから、べつに朝鮮半島・朝鮮人に謝罪することもない。
対中国の場合は話がややこしいが、一応、戦後処理は済んでいる。
この韓国の新聞でふれているa級戦犯とは、表題のように、産業革命に100年遅れたイエローが「はじめて白人に歯向かい罪人となった」ということだ。
しかし、この戦争なくして、現在の東アジア、東南アジアの繁栄の礎(いしづえ)は築けなかったであろう。
現在の韓国人だって同じさ。
産業革命に500年も遅れた民族を白人達がどう思うと思っているのか。
それこそ、未開の原始人扱いであろう。
まぁ、日本人をなんとでも言えばいいさ。
しかし、日本人が立ち上がらなかったら、それこそ、韓国人など「サルあつかい」されっぱなしであろうに。