▲なにか奇妙なニュースだな。
先日、このブログで習近平という人は、破滅型・冒険型の政治家だなぁと書いた。
筆者が思うだけでなく、中国国内のある勢力がそう思ったのかもしれない。
もしかして、胡錦濤国家主席がそう思ったのかもなぁ。
破滅型—と書いたのは、日米中―及びヨーロッパ諸国という全体を大きく俯瞰する目に欠けているのではないか—と感じたからだ。
また、中国という国のもつポテンシャルを冷静に判断する目にも欠けていないか。
いや、もっとつっこんで言うと、自己肥大化した「中華思想」の持ち主ではないか—という印象を国外の要人達に与えたのではないだろうか。
そのあたりを危惧した中国国内の勢力が流した「反習近平」デマではあるまいか。
以下、新聞から抜粋。
香港の中国人権民主化運動情報センターは、11月の中国共産党大会で李源潮党中央組織部長が党トップの総書記に就任するという観測を伝えた。
総書記就任が確実視される習近平国家副主席は国家主席に昇格するものの、最高指導者の党最高ポストに就かないという。
胡錦濤氏は総書記と国家主席から退く後も軍トップの中央軍事委主席の座を保つとしている。
同センターは、習氏の動静が一時途絶えた理由について、健康診断で肝臓に「極めて小さながん」が見つかり手術で摘出したとする関係者の話を伝えていた。
新人事に関しては、党最高指導部にあたる政治局常務委員を現在の9人から7人に減らし、李氏と習氏のほか、李克強副首相、劉雲山党中央宣伝部長、劉延東国務委員、王岐山副首相、汪洋広東省党委員会書記が選ばれる見通しという。
党副総書記のポストを新設し、汪氏が就くとしている。
▲補足、感想など
いや、習近平さんは国家主席になるだろうな。
核心は、先日来の「反日運動のやりかた」の不始末の責任を問われたということであろう。
筆者は、彼を「破滅型」「冒険型」の政治家だと書いた。
習近平という人は、反日運動を指導して、結果として日本・日本人はどう出ると考えたのだろうなぁ。
尖閣諸島の問題で日本を突っついていれば、日本は譲歩する筈—とか考えたのか。また、アメリカは中国を恐れて出てくる筈もない—とか考えたのか。
日本が更に硬化するとか考えもしなかったのか。
このあたりだろうなぁ。
この習近平副国家主席の頭の中を、自己肥大した中華思想とか、強・大国意識のようなものが占めていると感じないか。
また、世界全体を俯瞰するような視点に欠けていると感じないか。
これを胡錦濤現国家主席が「危惧」したと考えるのが妥当ではあるまいか。
”ちょっと能力としてどうかな”—ということだろう。
それが、上で掲げた記事の本当の意味であろう。
肝臓ガンの話は完全なウソだろうな。いかな手術であってもそう速くは復帰できない。