▲さて、尖閣諸島をめぐって、日中関係のこれからはさっぱり分からない。
ただ、中国も日本がどう動くか「瀬踏み」をしているのだろうな。
でも—と筆者は思う。
このブログでなんどもなんども書いた。
日本人の表面にみえる「大人しさ」を甘くみてはなるまい。
日本人は元々ヒステリックな民族なのだ。
先の大戦後、そのヒステリックさをなんとか、自分でなだめながら、ここまできているのだ。
日本人のもつ「民族的ヒステリックさ」をムリヤリ目覚めさせるな。
1960年代から70年代始めにかけて、アメリカがベトナム戦争で泥沼の状態にあった時でも、アメリカは日本の自衛隊を参加して欲しいなどと日本へ一言も言わなかった。
それは上の理由からだ。
また、中国も毛沢東とか抗日戦争で実際に日本軍と戦った経験のある軍人などが健在な頃は、絶対に日本へあぶないことを言わなかった。
それも上の理由からだ。
つまり、米軍も中国軍も日本人の中にある「ヒステリックな民族性」が寝ている状態にほっとしていたのだ。
日本人の中の「寝た子を起こすな」というのが米・中の共通認識だった。
ところが、抗日戦争の記憶が薄らいてくると、実際に日本軍と戦った経験のある先輩達の抑制が効かなくなったのだろう。
それが、この尖閣諸島騒動だ。
いや、いいさ。
日本人にとっても、そろそろ「寝た子が起きる時」が来たのだろう。
戦後もう70年近いのか。
寝た子が起きる--いい切っ掛けとなる騒動かもしれないな。
以下、新聞から抜粋。
9月14日、中国外務省は会見で、海洋監視船の領海侵入について、尖閣諸島の周辺海域は中国の 管轄海域で、監視船の活動は合法だと、日本政府の抗議に反発した。
騒動の絶えない尖閣諸島だが、 辛坊治郎氏は自民党総裁選挙に立候補した安倍晋三氏から「総理になったら 尖閣諸島に人員配置する」という言葉を聞いたという。
先日、民主党「大物」国会議員がオフレコを条件にこう語った。
「日本は中国に強い態度に出るべきだってみんな言いますけどね、例えば尖閣に自衛隊を駐留させるようなことをしたら、戦争になりますよ。それだけの覚悟が、今の日本にあるんですか?」
その翌週、元総理大臣の安倍晋三氏にこの発言をぶつけると、彼はこう答えた。
「今の日中間の経済関係を考えると、尖閣に人を置いただけで、中国が軍事力を使うとは思えません。
私がもう一度総理大臣になったら、尖閣には人員を配備します」
尖閣に人を置いたら、中国は攻めて来るのか来ないのか?
安倍氏は同時に、「中国は尖閣諸島を国家の核心的利益と位置づけています。
それはすなわち、この島を 取りに来ることを意味します」と述べている。
一方で中国は尖閣を取りに来ると言いながら、その一方で日本が 人員を配置しても攻めて来ないというのは、どこか論理矛盾ではないかと思わぬでもないが、要員配備が 今すぐの軍事力行使につながらないだろうという点では、安倍氏の見解に賛同したいと思う。
しかし、これを するだけでも日本には覚悟が必要だ。
▲補足、感想など
この記事を書いた記者ってなにものだろう。
朝日新聞? 韓国系の記者か。日和った(団塊の世代にしか通用しない言葉かな)ような書き方が特徴的だなぁ。
覚悟? そんなもの最初からあるに決まっているじゃないか。
戦争になるならない—は、ある状況の結果だ。
余計な憶測をすべきではない。
国と国の関係は、まず、原則論、正攻法を採用すべきだ。
日本は日本の領土を守れ。
尖閣諸島に自衛隊を駐留させよ。
まず、日本は毅然とした態度を中国に対して示せ。
衝突があるかもしれない。
これはもう止むをえざると解すべきだ。
対中国で、フラフラしたような態度をとってはなるまい。