▲人には運・不運というものがつきものだ。
どれだけ才能・能力があっても、ここぞ—というタイミングで、力を発輝できない人がいる。
その好例が、表題の町村さんだ。
年齢から言えば、自民党の総裁選への出馬は最後であろう。
その最後のチャンスの時に、おそらく軽い脳梗塞にかかっていると思える。
候補者が並んだ共同会見のtvをみていると、明らかに口が回っていない。
明瞭に発音できていない。
-------なんというか、文字通り、最後の最後の最大のチャンスの時、「脳梗塞」に襲われるのか------
人間ってやつは、幸運の女神に魅入られなければダメなんだなぁ。
以下、新聞から抜粋。
自民党総裁選に立候補した町村信孝元官房長官が急病のため、都内の病院に緊急入院したことが19日、分かった。
町村氏は18日夕、体調を崩し、病院で検査を受けており、19日の総裁選関連行事は全て欠席する。
町村陣営の細田博之元幹事長が党本部で記者会見し、明らかにした。
今後の総裁選対応に関し、細田氏は「分からない。医者と相談の上、判断する」としている。
▲補足、感想など
日頃の行いがどうこう—など関係はあるまい。
ただ、町村さんも総裁選に出るつもりなら、もっと自身の「健康管理」に気を配るべきだろうなぁ。
脳梗塞も初期ならば、血管の詰まりを治す方法もあろう。
しかし、この総裁選へ出ることはもはや不可能だろう。
冒頭でふれた最後の最大のチャンスを逃した—ということになろう。
結果として、総裁になれたかどうかは分からない。でも、自身で振り返った時、人生の最大かつ最後のチャンスを指を加えたまま、見過ごさざるを得なかったというのはいかにも口惜しい。
翻って、幸運に恵まれた人といえばやはり麻生さんだろうなぁ。
在任期間は1年くらいだったか。
在任期間の最中は、「麻生おろし」の合唱で、周りからやめろ・やめろ—の声ばかりだった。
でも、首相となって、すぐにリーマンショックがあって、世界中の経済が混乱した。
その混乱の最中、麻生さんは、日本の「失われた○○年の経験」を生かして、混乱した世界経済の解決への方向性を示した。
西欧諸国の知識人から、「有史以来、一度も世界の発展に貢献もしたことのない国」と言われている日本が、麻生さんという人を得て、始めて世界経済の混乱の中、方向性を示す—世界の発展へ貢献したことになるのだろうなぁ—ことができた。
う~ん、これを「幸運」といわずしてなんだろうか。
いや、いや。
冒頭へ戻って、人間には運・不運がつきものだ。
運命とは、残酷で無情で、かつ面白いものだな。