▲自民党の総裁選が混迷している。
なんせ、総裁=首相だから、本気度が違う。
なにか、とりあえず、手だけでも挙げておこうか—てな人もいるようだし。
どのあたりが核心なのかなぁ。
やはり、安倍さん、町村さん、石破さんの3人から選出という形だろうな。
表題は、森さんが、安倍さんと町村さんに「話をつけろ」と言ったとかからだ。
話をつけろ—たって、町村さんは年齢から言ってもう最期のチャンスだ。次はないのだ。だから、引き下がらない。
安倍さんも年齢ではないが、韓国の大統領からの日本の天皇陛下への侮辱発言を受けて、日本全体が保守化傾向にあり、その波に乗りたいを思っているから、また、引き下がれない。
だから。
話をつけろ—といわれても、話はつかない。
以下、新聞から抜粋。
今回の自民党総裁選は、党の代表者の座をかけた戦いにとどまらない。
次期衆院選で自民党が 比較第1党になれば、新総裁が「内閣総理大臣」に指名される可能性が高まる。
それだけに、各立候補予定者とその支持者たちに安易な妥協は許されない。
領土や安全保障に関する勉強会には安倍晋三元首相と石破茂前政調会長が出席した。
スタンスが近い2人の連携の可能性を探る会合だったが、 両氏への質疑応答が始まると、会場は一瞬のうちに凍りついた。
「石破先生はその時その時で発言を変えていないか。大局観があってのことか極めて疑問だ!」
安倍氏の側近、衛藤晟一参院議員が、集団的自衛権行使をめぐる石破氏の発言を聞くやいなや、 激しくかみついた。
石破氏が靖国神社への参拝について「非常に微妙な問題だ。天皇陛下がご心配なさっていること がある」とA級戦犯分祀論を匂わせた際も、安倍陣営の出席者の間に不穏な空気が流れた。
連携への布石どころか、両陣営の同床異夢の実態が浮き彫りとなる結果に。
勉強会の実現に奔走した石破陣営の幹部は「会合の出来は50点だ」と肩を落とした。
もう一つ、連携の可能性を模索しているのが、現執行部の谷垣禎一総裁と石原伸晃幹事長だ。
石原陣営は5日夜の両陣営幹部の協議で「安倍氏や石破氏を当選させるわけにいかない。
総裁が 出るなら必勝態勢が必要だ」と、暗に谷垣氏の出馬辞退を要請した。
しかし、谷垣陣営は「出馬に 必要な推薦人20人は集めた」と反発。協議は平行線をたどった。
最大派閥も揺れている。
町村派の実質的なオーナーでもある森喜朗元首相は、安倍晋三元首相を呼び止め、低い声でこう忠告した。
「首相までやったあなたが、2位や3位になったら格好がつかないぞ」
そこに通りかかったのが、町村信孝元官房長官。
森氏は2人に「明日にはきちんと話をつけろ!」と命じた。
2人は「わかりました」と応じるほかなかった。
古賀派の総会では、中谷元政調会長代理や小里泰弘衆院議員が「総裁を降ろす理由がない」と、 谷垣氏への援護射撃を試みた。
小里氏は、同派に所属する林芳正政調会長代理が出馬に意欲を見せていることを念頭に「林先生も尊敬しているが本筋を見極めてほしい」とも訴えたが、 古賀誠元幹事長は「はい、終わります」と不快感を露わにした。
いずれの連携話も成就の見通しは立っていないが、混戦のままでは勝機は見通せない。
ある幹部は 「勝つことより参加することに意義がある」という近代オリンピックのスローガンを引き合いに こうぼやいた。
「オリンピックになっちゃいけないしな」
▲補足、感想など
林さん、石原さん、谷垣さんの勝ち目はほぼない。
泡沫候補といっても差し支えあるまい。
冒頭でふれたように、安倍さん、石破さん、町村さんの争いだろう。
森さんがどうこういったところで、安倍さんも町村さんも引き下がらない。
だから。三者択一の総裁選ということだ。
石破さんの意見を聞いていると、安倍さんともとてもではないが折り合える人ではないな。
町村さんは年齢がいっているが、筆者には殆ど顔が見えない。
つまり、まともに意見もしゃべっていない—ということか。
これは、やはり、安倍さん本命だろう。
投票は、自民党の国会議員と党友かな。
もう、森さんがどうこういっても流れは変わりそうもないな。