▲平和堂の社長の言葉を聞いていて、熱海のなんとかいうスーパーの社長だった和田さんという人を思い出した。
確か、ここは、成長の家とかいう宗教を信じていたのだっけ。
いや、日本で経営するというならこれでも大丈夫さ。
でもなぁ、中国人って、日本人とはまったく異なる感覚・常識をもつ民族だぞ。
日本人に通用するなら、中国人にも通用するとか思っていないか。
人類は皆兄弟---とかまさか思っているのじゃあるまいな。
以下、新聞から抜粋。
中国湖南省で起きた反日デモで、暴徒化したデモの参加者に現地のデパートの店舗を壊された滋賀県彦根市の「平和堂」は、今回の建物や商品の被害が5億円に上ることを明らかにした。
「平和堂」は、今月15日に中国で起きた反日デモで、湖南省にある3つのデパートの店舗が暴徒化したデモの参加者から建物を壊されたり商品を奪われたりする被害を受け、店舗は今も休業しています。
中間決算の発表の場で、平和堂の夏原平和社長は、反日デモによる今回の建物や商品の被害は、およそ5億円に上るとし、3店舗ともことし12月1日まで休業した場合の損失はおよそ13億円になる見込みだと明らかにした。
夏原社長は、3つの店舗のうち1つは11月1日の営業再開を目指し、残る2店舗についても年内の営業再開を目指すことを明らかにした。
夏原社長は「現地を訪れ被害状況の確認を行った。湖南省のトップから今後、財産や利益は守るということばをもらったので、安心して営業再開を目指したい」と述べました。
また、来年の夏に現地にオープンするとしている新しい店舗も、予定どおり準備を進めるとしています。
▲補足、感想など
この人も「成長の家」に類する新興宗教を信じているのか。
地元のトップがなんとか言ったから、「安心してなんとか」なんて、気が狂っているのか。
いや、平和堂という一企業の経営判断だから、他から言うことはない。
でも、もう、この平和堂という会社が「大きな損失」を出すことは確実だな。
これは「善悪」の問題ではない。
中国人を「悪人」だと言っているのではない。
そうではなくて、民族としての「常識」の違いなのだ。
それが理解できないような企業のトップとはなんであろうか。
平和堂の中国進出のとっかかりの裏話のようなものが掲示板にあった。ご紹介したい。
--ここから--
当時は中国進出は危険だ、ダマされた、という話がいっぱいありましたから。
私は中国出店反対を会長に進言しました(笑)。
もちろん、銀行マンや商社マンなど、中国とのビジネス経験のある方々にも話を聞きました。
すると、一番頼りにしていた銀行マンも反対するのです。
理由を聞くと、中国で尽力してビジネスが軌道に乗った途端、中国側から『もうお前たちに用はないから、帰れ! 』と追い出されたという。
そんな話を聞いても、会長は『やる』といって引かない。
最終的に『もし失敗したら、自分が持っている自社株を処分して弁済する』といい出しまして。
そこまでいわれたら、もう反対のしようがありません。
--ここまで—
どうやら、会長の独断専行のようだ。
自社株で—とかいっても、会社自体が傾いてしまえば、株価もなくなる。
これはもう、と思う。
う~ん。
う~ん。
あれこれ思ったが、冒頭でふれたように一企業の経営判断だったなぁ。
中国というカントリーリスクと将来への見込みとの天秤か。
経営者の判断は、将来的にプラスにせよ、マイナスにせよ、みずから刈り取るしかないか。
中国というカントリーリスクと将来への見込みとの天秤か。
経営者の判断は、将来的にプラスにせよ、マイナスにせよ、みずから刈り取るしかないか。