▲来年春、wbcがある。--アメリカのmlbにいいようにされてさ---
野村さんは、この監督がやりたくて堪らないのだ。
ところが。
野村さんという人は、野球人としては賢すぎるために、一言余計というか、いわなくてもいいことまでしゃべってしまう。
野村さんとしては、アドバイスのつもりでしゃべっても、受け取る側はいいようにはとらない。
そのあたり、受けが良くないというか選手たちにとって人気がない。
それがいつも足をひっぱるのだ。
いや—と筆者は思う。
野村さんもひねくれたような態度を取らずに、wbcの日本—サムライジャパンか—の監督になりたい-・なりたい--と大声で世間に向かっていえばいいではないか。
野村さんより能力のある監督が日本のどこにいるのだ?
以下、新聞から抜粋。
「WBCの監督要請?だあ~れも、来ないよ。俺がこれまでやったのは、最下位のチームばっかり4つ 。
俺はそういう星のもとに生まれたんだよ。全日本の監督って柄じゃあないよ」
野球評論家・野村克也氏(77)を直撃すると、まずは、おなじみのボヤキが飛び出した。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への参加が決まって、 監督問題がクローズアップされてきた。
その有力候補の一人が野村氏だ。
最初はやる気がないようなことを言っていたが、話が核心に触れると、〝色気〟たっぷりなのだった。
取り沙汰されている監督候補は、野村氏の他、落合博満(58)、山本浩二(65)、秋山幸二(50)、原辰徳(54)各氏ら。
本誌では、落合氏のこんな発言を紹介した。
「お日さまが西から上がっても、自分がやることはありません。全日本の監督になるべき人の一番目は野村さんですよ」
野村氏に、WBC監督問題をぶつけた。
---落合氏が、野村監督が指揮をとるWBC日本代表を見たいと言っています。
「そうなの? 落合がやればいいんだよ」
---野村さん自身は、WBC監督をやりたいという気持ちはありますか。
「俺はないよ。考えたこともない」
---でも、監督になってほしい人の1位は落合さんで、3位が野村さんでしたよ。
「誰も思ってないよ。前もそうだった」
ここで野村氏が「前も」と言うのは、’09年の第2回WBCの監督選考を指す。
この時は、王貞治氏を招いて 「会議」を開き、野村氏、高田繁氏ら有力OBが集まって議論した。
---星野仙一氏(65)が辞退した第2回大会は、原辰徳監督に決まりましたね。
「俺も監督を決める会議の場にいたけど、俺がいるとどうもやりにくそうだったから席を外したんだ。
そうして戻ってみたら、原に決まっていた。
どうせ出来レース、俺の意見はどうでもいいんでしょ」
---野村さんの目から見て、今回、WBC監督をやらせたい人はいますか。
「やりたいと思っている奴はいっぱいいるけどね」
---原監督は?
「帯に短しタスキに長し!」
---どういう意味ですか?
「グフフ・・・・・・(苦笑)」
---しかし、いまだに野村さんに声がかからないというのは・・・・・・。
「今の野球界は経営者がダメ。オーナーもダメ。今は技量よりも処世術なんでしょ。俺は無礼だから、おべんちゃらもしないしダメなんだよ」
ボヤきながらも一刀両断のノムさん節。
やはり、監督がやりたいのだ!
▲補足、感想など
そう、野村さんはwbcの日本代表の監督がしたくて堪らないのだ。
3年前も、今と同じようなことをいっていた。
だから、「監督をやりたい、やりたい」と大声で言えばいいではないか。
冒頭でふれたように、野村さんを能力という意味で越える監督など、日本にはどこにもいない。
ただ、いつも「すねたように言い方」をするものだから、嫌がられるのだ。
オレに任せろ。オレがやれば大丈夫だ—とか言い続けよ。
きっと、サムライジャパンの監督の座が舞い込んでくるさ。