2012年9月8日土曜日

様々な手段で脅された—と解釈するのが自然だろう。


▲尖閣諸島を国が買い取ることになったようだ。
石原さんが、地権者に「翻弄されたかも」とかコメントしていた。
しかし、なぁ。
これは、土地所有者に失礼だろう。
表面はそう見えるかもしれないが、都と国とでは、所有者個人に関する情報の集める手段が違いすぎる。
所有者は、結婚式場等の事業もやっていたはず。
個人の出生などの個人情報から、事業のbs,pl なども集めることができるのだ。
あの親類のナントカさんは、こうですね。--とか。
過去、○○年の税金の申告で誤魔化していますねとか。
所有者を脅す材料にはこと欠くまい。
まぁ、結果として翻弄された形になったとでもいうのが正しい解釈であろう。
以下、新聞から抜粋。

「翻弄されていたのかもしれない」。
東京都の石原知事は定例記者会見で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の購入を巡る埼玉県の地権者との交渉を、自嘲交じりに振り返った。
石原知事は4月に購入計画を発表してから、一貫して「地権者は都が買うことに同意している」
と語っていた。
地権者が都を袖にして国と売買契約を結ぶことになり、石原知事はこの日の会見で、「こちらはちゃんと覚書も用意して、話をしようと(地権者に)言うんだけど、だんだんと狂っていった。お互い納得する形で決着したいと考えていたんだけど」と無念さをにじませた。


▲補足、感想など
ちょっと、石原さんも口が軽いなぁ。
土地所有者は、決して石原さんを翻弄しようと考えていた訳ではあるまい。
冒頭でふれたように、国はどのような情報でも集めることができるのだ。脅す材料には不自由はない。そのことを石原さんは認識せよ。
そのあたりを察してあげよ。
まぁ、もうすぐ、政権が交替する。
安倍さんあたりが首相になった時点で、所有権が国に移るようにすれば、まず、問題は起こるまい。