2018年4月12日木曜日

女衒業者と日本軍の間に直接、関係はない

慰安婦という若い女性達は、親から高額の前払金と引き換えに民間の女衒業者へ売り飛ばされた人達だ。
 女衒業者は、女性達を慰安所へ連れていくために、様々のウソを言ったようだ。
 まぁ、致し方のない方法だったのだろうな。

 それでも、民間の女衒業者がこう言ったから—ということが、日本軍と何の関係があるのだ?
 女衒業者がああいった、こう言ったなんて、日本軍の知ったことではない。

 以下、韓国の新聞から抜粋。

 2018410日、韓国・聯合ニュースは、韓国の世宗大学独島総合研究所所長の保坂裕二教授が、日本で作成された慰安婦関連の文書80件を翻訳し、公開したと報じた。
 同メディアによると、保坂教授は「日本の慰安婦問題証拠資料集1」を出版。
 その記念記者懇談会の場で「侵略戦争の中の慰安婦問題を論理化することがこの本の目的」とし、「これまで出た元慰安婦の証言と過去の日本政府の公式文書が一致していることが分かった」と述べた。

 また保坂教授は、本に登場する事例のうち、19401011日に高森部隊が警備区域で活動する地方商人の営業に関する規定を盛り込んだという「特殊慰安業務規定文書」を紹介。
 同文書には「慰安所の慰安婦は日本軍100人に1人の割合」と書かれていることから、「慰安婦は兵士らの性的道具、性奴隷だった」と指摘したという。
 この他にも「日本軍以外の人を客として迎えてはいけない」との規定とともに「慰安婦らが散歩できる区域を指定して身体の自由を奪った」という内容も盛り込まれており、「日本軍が事業者を雇い『野戦病院の看護師として働く』『軍の食堂の従業員になる』などとして朝鮮人女性をだまし、中国に渡る際には身分確認の手続きを簡素化させた」とも主張したそうだ。

 さらに「強制売春自体が軍の公務という到底信じがたいことが行われていた」「日本軍や日本政府は慰安婦問題に対する法的責任から逃れることができない」と強調したという。
 なお記事では、保坂教授が本の出版を準備していた昨年9月、世宗大学で中間発表会の記者会見を開いた直後に「ユン」と名乗る人物から「必ず罪を償ってもらう。テロがどんなものかを見せてやる」という脅迫メールを受けとっていたとも伝えている。
 これを受け、韓国のネットユーザーからは「教授ファイト」「正しい良心を備えた日本人。素晴らしい」「尊敬します」など保坂教授に対し尊敬の眼差しが送られている。

 また「こんな人もいるのに、韓国の朴槿恵前大統領はほぼ強制的に慰安婦合意を結んだ。今考えても意味が分からない」と、15年末の日韓合意に否定的な意見も依然として強く、中には「保坂教授は韓国に帰化した(日系韓国人)にもかかわらず、韓国名に改名しなかった。
 それは日本の名前のまま帰化した方がより説得力があるから。人生を日本が行った真実を明らかにすることと、独島のために捧げている人。韓国の教授は足元にも及ばない」とのコメントも。
 さらに日本に対しても「日本語を初めて習う時に出てくる『すみません!』。日本はその一言がそんなにも難しいのだろうか」との声が上がった。

補足、感想など

 慰安婦騒動を含め、1945年までの日本と朝鮮半島との間での一切合切が、1965年の日韓基本条約、及び2015年の日韓合意で完全に解決している。
 日本・日本人は、いまさら、なにをする必要もない。
 謝罪? 賠償? なんとか慰安婦、 なんとか歴史認識、 日帝なんとか年 なにそれ美味しいのか?

 日韓基本条約及び日韓合意に不満ならば、ハーグの国際司法裁判所へ不満だから—と言って、訴えろ。
 日本政府・日本人は、韓国政府が、国際司法裁判所へ訴えることを妨害などしない。
 また、国際司法裁判所で、日本側にどうたらしろ—という判決が出るならば、日本政府は、しぶしぶでもそれに従って行動するだろう。

 どうぞ、お気の召すままに、どうぞ、どうぞ。

 記事に書かれてあることだが、冒頭でふれたように、日本軍と民間の女衒業者とに直接の関係はない。
 ただ、日本軍としても、日本軍の兵士が、現地の婦女子に対して強姦などという事件を起こさないように、また、性病などに罹患しないように、慰安所というものを当てにしていたことは確かであろう。
 その意味で、日本軍と民間の女衒業者との間での暗黙の了解のような部分があったのだろうな。
 それは、端的に言えば、需要と供給という関係であり、当然、女衒業者も日本軍に基地近くに慰安所を設営していただろうから、お客として日本軍兵士を当てにしたものだろう。

 看護婦だの、従業員がどうたらというのは、女衒業者が慰安婦達を慰安所へ連れていくための方便だったのだろうが、それは、民間の女衒業者の商売上のテクニックであって、日本軍とは関係がない。

 総体に、軍近くでの慰安所の設営を許すというのは、日本人の本能を肯定的にとらえるという親鸞以来の伝統であり、世界的には珍しいのかもしれないな。
 でも。
 日本軍が強制的に慰安婦達をどうした—ということではない。
 飽くまで、日本軍として、上でふれたように、地元の婦女子への強姦などの事件の予防、性病の罹患予防が目的であり、日本軍からは慰安所の設営はやむを得ぬものと捉えられていたものだ。

 記事の日系韓国人の言い方は、日本人を卑しめ、おとしめるために事実を意図的に曲解したものだ。