2014年3月8日土曜日

菅正日と呼ばれる男。

褒め言葉なのかなぁ。表題は。
 日本人の記者達がこう呼んでいるとか。

 独裁者という意味なのか?
 安倍政権の。

 まぁ、それだけ菅さんが今の安倍政権で「重要な位置」に座っているということだろうなぁ。

 以下、韓国の新聞から抜粋。

★【グローバルアイ】安倍首相のブレーキ「菅正日」が揺れる
 中央日報日本語版 38()

 菅義偉官房長官とはどういう人物か。
 安倍首相とともに日本政府を率いる事実上のナンバー2だ。

 安倍首相と側近が犯した事故の処理をする危機管理担当でもある。
 担う役割は「政権の母」だが、 日本記者の間で「菅正日」だ。

 菅義偉と金正日を合成 した言葉で、金正日のように菅官房長官も首相官邸と閣僚を完全に 握っているという意味だ。
 安倍首相と菅官房長官の関係は政治的な運命を一緒にする二人三脚だ。

 坊ちゃんの安倍首相とは違い、貧農の息子として生まれた菅官房長官は自力ではい上がってきた。
 このような違いが2人の関係をさらに強めた。

 2012年夏、「敗れてもいいから安倍という政治家をもう一度だけ見せよう」と、 ためらう安倍元首相を自民党総裁選挙に送り出した人物が菅官房長官だ。
 安倍首相が就任した その年の12月26日夜、「今回の内閣が途中で崩れるなら、それは歴史認識のためだろう」 と菅官房長官。

 内閣で妄言が出てこないよう注意させるのも 菅官房長官の役割だった。
 その菅官房長官も安倍首相を落ち着かせるのに力不足を 感じ始めたということだ。
 実際、安倍首相は菅官房長官の引き止めにもかかわらず 靖国参拝を強行した。
 また、菅官房長官が 「河野談話を検証するチームを作る」という立場を発表した。

 安倍首相は今年の夏、内閣改造を準備中だ。
 安倍首相の周辺では「ブレーキの役割を してきた菅義偉官房長官を自民党の要職に回し、『安倍カラー』が強い政策を推進する仕事を 任せるべきだ」という声が出ているという。
 菅官房長官がいてもこの程度なのに、もし彼が 離れれば安倍政権が乱暴になるか心配だ。


▲補足、感想など

 菅さんのいい点は、「失言」が殆どないことだ。
 言葉は短く、言い回しに十分抑制と配慮がきいている。

 安倍さんの第一次政権の時との違いは、こういう身近な取り巻きの違いだな。
 そして、重要なポイントは記事にあるように、この菅さんの存在であろう。

 第一次安倍内閣の時には、自分の頭のいいのが自慢の塩崎さんなんて人がいて、この人の助言が大きかったのだろうな。
 そういえば、そのウワサの塩崎さんがなにか言っていたっけ。それをご紹介。

 --ここから--

 2014/03/08()

 自民党の塩崎政調会長代理は、来年が日本と韓国が国交を正常化してから50年にあたることを指摘し、それまでに対立を解消する必要があると強調しました。
 「来年は日韓条約50周年、同時に終戦70年ですから、両国ともそこまでに必ず問題を解決しないといけない。

 やりきらないと日韓関係良くないし、地域の安全のために良くないと思う」(自民党 塩崎恭久政調会長代理)
 また、コロンビア大学教授のジェラルド・カーティス氏は、アメリカでの中国の反日キャンペーンがある程度の影響を与えていると指摘し、歴史認識問題でのインパクトを日本はもっと考えるべきだと強調しました。

--ここまで--

 どうだ。
 こんなピントハズレが、今、安倍さんの近くにいたら---
 安倍さんは、塩崎さんを遠ざけたことで成功したのだろうな。

 なんどでも言おう。
 菅官房長官は、殆ど失言がない。

 それが安倍政権がいまのところ、うまくいっている理由の一つだろう。