▲レームダック症状だなんて、失礼な言い方ではある。
でも。
今のオバマ政権のやり方とか、特に日本への対応の仕方をみていると、後2年もあるのに、もうレームダックか—と感じる。
貧すれば鈍する—という言葉がある。
その伝では、オバマ政権は、「窮すれば鈍する」ではあるまいか。
なにか、余裕がなくて、追い詰められ追い詰められして、そして、後先考えず「手を打っている」という感じがする。
見ていて危なくて仕方がない。
そして、オバマさんの周囲には録な人材がいないなぁと思う。
今度の駐日大使のケネディさんって、どうしてあの人を選んだのだ?
あんなに頭のキレが鈍くて、口の軽い---。
前の駐日大使は、慎重な物言いで、日本人を刺激することは殆どなかった。
彼我の格差が大きい。
つまり、日本のかっての民主党のようなものだろうな。
政党内に、人材がいないのだ。コレッという---。
で。
選んでも選んでも、禄な人間しか指名できないのだ。
それが鳩山さんであり、菅さんであり、海江田さんなのだ。
いや、話がどこかにいった。
レームダックの話だった。
以下、新聞から抜粋。
河野談話の見直しを否定した安倍首相。その真意は…
安倍晋三首相は14日の参院予算委員会で慰安婦の強制性を認めた1993年の「河野洋平官房長官談話」について「安倍内閣で見直すことはない」と明言した。
ただ、首相はこれまで談話の問題点を繰り返し指摘しており、談話の正当性を突き崩すための一手はすでに打ってある。
今回の発言は日韓関係の改善を促す米政府に配慮した高等戦術と言えそうだ。
「きょうの首相答弁をどう聞いたか感想を聞きたい」
外務省幹部は、こう切り出し、核安全保障サミットでの日韓首脳会談実現について「自然な形で接点が持てる機会があれば、それは大事だ」と自信を見せた。
安倍首相は斎木次官を韓国に派遣。
斎木氏の帰国後は答弁内容を入念に打ち合わせ、韓国側に「国会審議を見てほしい」と事前通告した。
背景には、日米韓連携を強化したい米政府が、日韓関係改善を求めている事情がある。
安倍首相の答弁で「歩み寄り」の姿勢を印象づけ、仮に首脳会談が実現しなければ「韓国側が努力しなかった」というイメージを与えるというわけだ。
だが、首相は談話見直しを否定したが、歴史認識については「有識者や専門家の手に委ねるべきだ」と指摘。新たな談話や政府見解を示すことまでは否定していない。
「歴史問題の解決は簡単ではない。匍匐前進で行かないといけない」
首相は周囲にこう話している。
日韓両政府のすり合わせがあった談話の作成過程を検証するチームを政府内に設置することもすでに表明しており、検証結果が談話の問題点を浮き彫りにすることは確実。
見直し否定発言は、「すでに談話を有名無実化するための環境整備を行っているがゆえの発言」
(政府関係者)との見方もある。
▲補足、感想など
安倍さん、曰く。
安倍内閣では、河野談話を見なおさない—だと。
安倍内閣では、安倍談話のようなものは出さない—という意味なのだろうな。
安倍さんが、記事のような微妙な言い方をした理由は、冒頭でふれたオバマ政権の「頭のキレの鈍い」なんとか長官が「理不尽な言い方」で日本に要求したものだ。
これは、と思う。
これから、日本人がアメリカ人に対してどういう感情をもつか—ということを想定しているのかな。
なにか、蔑視とはいわないまでも、日本人を「軽く見ている」ということがまるわかりの「対応であり、要求ではなかったか」
あぁ、ケネディさんのコメントを聞いたときも同じ印象を受けた。
つまり。
これが、アメリカ・オバマ政権の「レームダック症状」なのだ。
自分たちの口調、言っている内容が、いかにも「日本人を軽くみた、悪く言えば舐めた」口調でものを言っていることに気がついていないのだ。
ふ~ん。
アメリカがそういう態度なら、こっちにも考えがある—と日本人が思うのも無理はあるまい。
日本は別にアメリカに従属している訳ではない。
このオバマ政権の「レームダック症状」というものが、「日本という『虎』を荒野へ追いやり、翼を与える」方向へ行かせているのだろうな。