▲東日本大震災からもう3年か。
もう、さすがにいいだろう。
今年の夏に向けて、原発の再稼働に踏切るべきだ。
原発の再稼働の重要性については、このブログで何度もふれた。
先の大戦で、日本が開戦早々、南進作戦を決定採用したのはなぜなのか—と。
国としてエネルギーをどこからもってくるか---ということは、国家の命運を左右するほどのことなのだ--と。
大震災から3年という歳月を経過して、ようやく、時の経産相が「原発再稼働の重要性」を訴えることができるようになるのか---。
これは一体なんなのだろう。
う~ん。
福島の事故による被害の「甚大さ」というものが、日本人の判断というものを鈍らせているのだろうな。
まぁ、確かに、そう。
でも。
福島の事故の大きさ、甚大さ、波及の大きさ—を見ながら、--でも、それを知った上で、原発の再稼働を急ぐべきだと筆者は思う。
理由はいくつかある。
並のことを言えば。
あ、通常の生活を維持するためには、ある絶対量のエネルギーが必要だということ。工場で機械が動き、電車が時刻通りにきて、家で食事の準備ができる—そういう生活を維持しなければ、原発に代替するようなエネルギー発生源を実用化するという作業もできないということ。
い、今の時点で、原発に代替するようなエネルギー源は見つかっていない。地熱か潮力か—なにが原発に代替するだけのエネルギー源になるのか分からないが、そんなものが実用化するためには、もう数十年という歳月が必要だ--ということ。
う、だから。
現在の通常の生活を維持するためのエネルギー確保は、原発の再稼働に頼る以外にないということ。
う、だから。
現在の通常の生活を維持するためのエネルギー確保は、原発の再稼働に頼る以外にないということ。
え、以上が並のことだ。
でも、もっと言わせてもらうなら。
仮に、更に安全な原発というものができるものなら、それを「造れる」のは、たぶん、日本人だけだと思うからだ。
福島の被害をみて、その甚大さを知って、その上で、更に安全な原発を製造しようと闘志を燃やすのは日本人だけだと思うからだ。
以下、新聞から抜粋。
茂木経済産業大臣は、新たな「エネルギー基本計画」の政府案に関連して、
原子力発電所が稼働しないことで化石燃料への依存が高まり、国民の負担が増えているとして、
原発の再稼働が重要だという認識を示した。
中で茂木経済産業大臣は、新しい「エネルギー基本計画」の政府案で、
原子力発電を「重要なベースロード電源」と位置づけたことについて、「比較的コストが安く、昼夜問わず安定的に使える電源ということ」と述べ、
原発のほか石炭火力や水力発電なども含まれると説明。
茂木大臣は、「大きな原発事故を3年前に起こし、
国民がすぐに原発推進ということにならないのは当然だと思うが、原発が稼働しないことで、
化石燃料を使って代替しなければならない。
その費用は3兆6000億円に上り、国民1人当たり3万円になっている。
こういう状況もバランスよく考えないといけない」と述べ、原発の再稼働が重要だという認識を示した。
また、原子力発電所の使用済み核燃料を再利用する核燃料サイクルについて、高速増殖炉「もんじゅ」のトラブルなどを受け止めて、
課題を解決する必要があるが、放射性廃棄物を相当量減らすことができることなどから、
政府として引き続き推進していくと。
▲補足、感想など
高速増殖炉—は難しいのかもしれない。
並行して、地層処分というか、埋設してしまうことを考えるべきだ。
古い鉱山の最深部に埋めてしまえばいいではないか。岐阜県の神岡鉱山など最適であろう。
もう、地層処分で使用する使用済み核燃料を封じ込めるガラス容器などを研究すべきではないのか。<ガラスの容器と書くと誤解するか。ガラスに廃棄核燃料を封じ込めるという意味、容器ではなく、非晶体の岩石のようなものをイメージしてもらえばいいのかな>
数十万年程度は漏れない—とかであれば、埋設するにも安心であろう。