▲相撲をみていて面白かったので、覚書として残したい。
なにかというと。
遠藤と大砂嵐の勝負で両人とも倒れた---。
でも。
遠藤の身体に土がつくのが、コンマ数秒という単位で遅かった。
それでも「勝ち」は「勝ち」だということに面白いと感じた。
いや、それはもう数十年と相撲は見ている。
それでも、この相撲をみていて、あぁ、「こういう勝ち方があるのだなぁ」と改めて印象深かった。
そんなことにも気が付かなかったのか—とか言われるかもしれないな。
そりゃまぁ---。
一番、興味深かったのは、その僅かな僅かな倒れ方の「差」「遅さ」というものを意図的に作り出したものらしい—ということだ。
なるほど、相撲は「奥深い」
以下、新聞から抜粋。
見どころは左四つjの膠着から決着までの流れ。
形の上では右上手を引いた大砂嵐が優勢で、半身の遠藤を左の振って寄りたてた。
が、この展開も遠藤の計算の内。
「タイミングを待っていた。相手が攻めてきて、それに合わせた」
俵に足をかけ、ねじるように身体を入れ替える。
左の下手を引き、右手で脇を押して、相手の勢いを回転ドアのように受け流す。
倒れ際に両足でぴょんとジャンプするあたりは抜かりがない。
▲補足、感想など
新聞には、上の記事で書いているそのタイミングの写真ものっていた。
冒頭でもふれた。
ほんのちょっとでも、遅く倒れればそれで勝ちなのだ。
その「倒れ方の遅さ」を意図してつくりだし、勝ちを得たということか。
芸事にせよ、相撲にせよ、奥深いものだなぁ。