2014年3月17日月曜日

ちょっと土がつくのが遅いだけで勝ち。遠藤 VS 大砂嵐。

相撲をみていて面白かったので、覚書として残したい。
 なにかというと。
 遠藤と大砂嵐の勝負で両人とも倒れた---

 でも。
 遠藤の身体に土がつくのが、コンマ数秒という単位で遅かった。
 それでも「勝ち」は「勝ち」だということに面白いと感じた。

 いや、それはもう数十年と相撲は見ている。
 それでも、この相撲をみていて、あぁ、「こういう勝ち方があるのだなぁ」と改めて印象深かった。

 そんなことにも気が付かなかったのか—とか言われるかもしれないな。
 そりゃまぁ---

 一番、興味深かったのは、その僅かな僅かな倒れ方の「差」「遅さ」というものを意図的に作り出したものらしい—ということだ。
 なるほど、相撲は「奥深い」

 以下、新聞から抜粋。

 見どころは左四つjの膠着から決着までの流れ。
 形の上では右上手を引いた大砂嵐が優勢で、半身の遠藤を左の振って寄りたてた。
 が、この展開も遠藤の計算の内。

 「タイミングを待っていた。相手が攻めてきて、それに合わせた」
 俵に足をかけ、ねじるように身体を入れ替える。

 左の下手を引き、右手で脇を押して、相手の勢いを回転ドアのように受け流す。
 倒れ際に両足でぴょんとジャンプするあたりは抜かりがない。


▲補足、感想など

 新聞には、上の記事で書いているそのタイミングの写真ものっていた。

 冒頭でもふれた。
 ほんのちょっとでも、遅く倒れればそれで勝ちなのだ。

 その「倒れ方の遅さ」を意図してつくりだし、勝ちを得たということか。
 芸事にせよ、相撲にせよ、奥深いものだなぁ。