▲ちょいと古いニュースなのだが、数年前から話題となっている日本のお金持ちの海外移住の顛末のような記事があったので、ご紹介したい。
元々は、海外の方が税金が安いとか、生活費が安いとか—で例えば、マレーシアあたりへ移住したとかどうとかのニュースが流れていたが、あれから、どうなったのだろう。
まず、昨年秋の記事から抜粋。
高過ぎる税金に加え、忍び寄る日本国債のデフォルト危機。
数年前からマレーシアに「資産フライト」、つまり海外移住する人たちが話題になった。
ところが、最近、続々と逃げ帰ってきているという。
なぜ?
最近、都内の会計士事務所には「日本に帰りたい」という相談が寄せられる。
海外移住したが、思惑とは違ったようだ。
「私どもの顧客に多いパターンは、相続税逃れのための移住者でした。
財産を渡す親と、受け取る子が共に5年以上海外に住むか、子だけでも日本以外の国籍を取得すれば、日本では最高50%取られる相続税を支払わなくて済むのです。ところが……」(会計士)
なぜ耐え難かったのか?
日本の所得税の最高税率50%に対して、シンガポールは20%(地方税はゼロ)。ここだけ見れば海外移住が正解のようだが、それは世界の金融実態を知らないから。
シンガポールから帰国したAさんが言う。
「何より日本の国税の監視の目が厳しくなっているのに耐えられない。
日本から海外に100万円以上送金すると、金融機関から税務当局に報告が入る。
グレーなやり方で海外に資産を流すと、国税に刺される可能性も高い。
オフショアに口座を開いても、日本の税法で課税され、資産フライトのメリットを感じられない」
その上、シンガポール、一年中25~35度の熱帯。
四季があり、旬の食材に事欠かない日本の暮らしが恋しくなる。
「さらに追い打ちをかけるように、日本での五輪開催が決まりました。
これをキッカケに、愛国心に火がついてしまった人も多い」(Aさん)
現地での生活費の高騰もネックだ。
Bさん(50代)が言う。
「シンガポール、香港などのマンション賃料は、毎年10~20%上がっています。
しかも、シンガポールの分譲マンションは日本の約2倍と高額。
さらに、シンガポール政府は、住宅価格を抑制するため外国人が不動産取引の際に支払う印紙税率を10%から15%に引き上げた。
子どもを通わせるインターナショナルスクールの年間学費は200万円。
これも毎年5~15%上がり続けている」
医療費も自由診療のために高額で、大病の際のリスクが大きすぎる。
「子どもが17歳になれば、シンガポールでは外国人永住者にも兵役の義務が課せられます」(Bさん)
一度は日本を捨てて自分だけ得しようとしたのだから、何を今さら……でもある。
▲補足、感想など
なにを今更—か。
その通りだろうなぁ。
インフラのいい、安全なところで暮らそうと思えば、負担も大きくなる—ということだろうな。
記事にふれて、掲示板の書き込みがあった。それもご紹介したい。
--ここから--
※金持ちで移住した親戚も帰りたいって言ってる
言うほど節約じゃないと、人種差別と食べ物が問題みたい
※治安はいいよ、ヨーロッパだから
しかし、そこには漫画もないし落語もないし夏の縁日もないしスイカもないし鮎も紅葉もミカンも蕎麦も好みのエロもないし日本語の歌もない
日本人会でふるさと歌って涙が出た時、もう無理って思ったって
※うちの会社の海外転勤組もそう
行かなきゃ分からない事がたくさをんある 3割は適応出来ずに戻って来る
※年金生活者の豪華海外移住がメディアに取り上げられた。
乗ってしまった年金生活者が社会福祉の不備のために
年金では賄えない出費が多く、財産殆ど失って無残な姿で
日本に舞い戻ってる。
戻れるだけ幸せともいわれてて、
現地でゴミクズ同然に死んでいってる
※生粋の日本人は日本でしか生きられないよ。
日本から金持ちが国外に脱出!なんて煽っても結局コノザマ。
金持ちにはバンバン課税しまくってOK。
どうせ日本以外では生きられない。
※アホじゃなければ旅行でもして「日本最強」とすぐ気がつくだろ
四季に恵まれた気候、豊かな海と山の自然、民度、食事、治安、利便性、交通…
まさに神の国だよ
まさに神の国だよ
ただし、神様も平等ではある
世界のみんなから不平が出ないよう、隣人に中国人と朝鮮人を配置することを忘れなかった
※海外に出ないと日本の良さはわからない奴も居るんだろうな
平和、居酒屋、温泉、正確な交通網、誰でも受けられる高度な医療、
こんな良い国なかなか無いぞ
※早っw
日本は平和で超暮らしやすい国なのに・・・
後先考えず行動する馬鹿な層がやらかしそうなこと。
20カ国以上旅行に行ったが、住むには日本が一番いい。
--ここまで--
まぁ、日本最強—かどうかは分からないが、生粋の日本人は日本以外には住めないだろうなぁ-とは思う。
記事の冒頭に国債がどうとか書いてあるが、こういうデマに踊らされないことだ。
言葉が理解できるとか人種差別に耐えることができるか—とうかなどを含めての海外移住なのだ。
余程、慎重であるべきであろう。