2015年10月5日月曜日

インドネシア高速鉄道、中国案を採用。

日本と中国で争っていたのだが、結局、中国案をインドネシアは採用した。

 いや、それはインドネシアの大統領が判断したことだ。
 日本はもう、なにもいうことはない。

 しかし、この不愉快さは、一体なんだろうなぁ。
 信義の通らぬ国というものが、本当に発展するのだろうか。
 恐らく、裏側では、ワイロなんてものがやりとりされたのだろうが、そんな個人の懐が温まる—てなことで判断するようなことなのか。

 なるほど、オランダに400年も支配された国だけのことはある。
 大統領の「質」というものは、結局、彼を選んだ国民のレベルに応じたものだということだな。

 以下、新聞から抜粋。

 インドネシア・ジャワ島の高速鉄道計画で、日本の新幹線を押しのけて中国高速鉄道方式が導入される見通しとなった。
 破格の融資条件、国ぐるみの猛烈な売り込みで、中国は日本を逆転した。
 だが、中国の海外プロジェクトには問題も多く、計画の実現性に疑問符が付きそうだ。

 中国案が採用される方針が決まったのは、インドネシアの首都ジャカルタと東に約140キロ離れたバンドンを結ぶ高速鉄道計画。
 ユドヨノ前政権時代には日本案が先行していたが、昨年にジョコ政権が発足してから情勢は一転、中国が巻き返していた。

 日中の受注レースが白熱化するなか、中国は「事業費の全額融資」「政府の債務保証は求めない」などと大盤振る舞いを連発した。
 日本は新幹線の安全性や好条件の融資を武器にしたが、中国の採算を度外視した売り込みに敗れた。

 中国事情に詳しい評論家の宮崎正弘氏は「前途多難で、悲惨な結果が予想される。内心、インドネシアの人々がかわいそうだ」といい、続けた。

  「ジャカルタ-バンドン間は高い山や崖、川が多く、難工事は避けられない。
 加えて、中国の破格の融資も疑問だ。

 一方的に利息を上げたり、全額返済を求めたり、政治的に利用しかねない。
 ミャンマーやカンボジアでもモメている。インドネシアに莫大な借金だけが残るのではないか」

補足、感想など

 まぁ、なにが起こるかは分からない。
 ちょいと、書き込みをひろってみよう。

-ここから--

◇本当の貧乏人って、それの方が高く付く未来を想像出来ないんだよね
 安いものは故障し易いからメンテの人件費が高いとか、事故ったら怪我人どうするの?とか、損害賠償金は幾らになるか?とか、事故車を直すのに幾ら掛かって、更に全部の点検と部品交換をし続けるラニングコストは?とか

◇だから貧乏人なんだろ?

>「ルートも駅の位置も全部同じで、違うのは金額の見積もりだけ。これは明らかに先行する日本案のコピーだ」
 中国が8月に提出した案を見たインドネシア運輸省の幹部は、取材にこう証言した。
 日本、インドネシア両政府は数年前から協力してジャカルタ-バンドン間(直線で約120キロ)での高速鉄道導入に向け、需要予測や地質調査など綿密な調査を実施していた。

 ところがこの幹部によると調査結果が「親中派」の関係者を通じて中国側に流出したという。
 実際、今年3月に中国が突然参入を表明してから、提案書提出までわずか5カ月。
 中国側が詳細なボーリング調査などを実施した形跡もない。  やりかたが汚いだろ

--ここまで--

 冒頭でふれた。
 信義を重んじない国家というものが、本当に発展するものなのか。

 このジョコ大統領という人が曲者(くせもの)のようだな。
 こういう人を選んだのは、インドネシア国民だ。

 最期には、インドネシア国民が尻を拭くしかあるまいなぁ。
 日本の民主党政権みたいなものか。

 ★追記。
 インドネシアなどの反応の記事があった。ご紹介したい。

--ここから--

 日本と中国が受注を争っていたインドネシア・ジャワ島の高速鉄道計画は中国の受注が決定的となった。 
 インドネシア政府は一度は計画の白紙化を決めたものの、その後一転して計画の続行を発表。 
 さらに、インドネシア政府は日本側に対して、中国案を採用する方針を伝えた。 

 中国では東南アジアの高速鉄道市場における新幹線との受注競争において、日本に「初めて勝利した」 などと喜ぶ声があがっているほか、失注した日本での反応を紹介する報道も相次いでいる。 
 中国メディアの中国新聞社によれば、インドネシアのリニ国営企業相は1日、「ジャワ島の高速鉄道計画にと って中国案が唯一の選択肢だった」と述べ、すでに専門のプロジェクトチームを立ち上げ、中国側と10月末の 契約締結を目指し、内容の詳細について協議を行っていることを明かした。 

 インドネシアにとって日本は最大の援助国であり、外務省によれば日本は 「長年にわたり、インドネシアに対する最大の政府開発援助(ODA)供与国」だ。
 2012年の実績では、 有償資金協力が154億9000万円、無償資金協力が60億9700万円に達し、 これらのほかにも多額の技術協力が日本からインドネシアに提供されている。 

 日本からのこうした多額の援助が背後にあるためか、リニ国営企業相は「日本と中国は両国とも友好的なパートナー」で あり、「インドネシアの経済発展」における重要な力であると延べ、日中両国と今後もインフラ建設において緊密な協力関係を保っていきたいと述べている。 

 一方で、中国メディアの参考消息は2日、リニ国営企業相が「中国側の計画がインドネシア政府にとっての 財政負担が生じない内容」だったと述べたことを伝え、 「ジャワ島の高速鉄道計画の入札プログラムは非常に透明性が高かった」などと述べたことを紹介した。 


--ここまで--

 ふ~ん。
 まぁ、これから日本もインドネシアとは距離を置くようになるだろう。
 データを中国側へ勝手に渡すような人間がいて、まともにとりあっておられるかい--という感じだな。