2015年10月16日金曜日

ハンガリーで国境封鎖。

どうやら、欧州の難民騒動も山を越そうとしているようだ。
 ハンガリーが国境封鎖も辞さない構えだ。

 シリア難民にかこつけて、ちょっとでもいい場所へ逃げ出したい—という、それだけの人間のなんと沢山いることか。
 愛国心がどうたら—なんぞ、欠片もないのだな。
 自分の生まれた場所の環境を少しでもよくしたい—とは思いもしないのか。

 明治維新後、ヨーロッパへ勉強しにいった日本人達が、自分の勉強が遅れることは、すなわち日本の国がそれだけ遅れることだと懸命に勉強した—という話を聞いたことがある。
 こういう明治の人達の気概なんて、こういう難民にはなんの関係もないのだな。

 日本人の上で述べた気概なんてものは、島嶼国家であるがゆえのことなのか。
 ユーラシア大陸のどまんなかで生きるということは、ちょいとでもいい場所があればそこへ移動するということで、自分の運をつかめるということなのか。

 そういえば、アメリカ人も自分の仕事を求めてあちこちへ実に身軽に動く。
 大陸国家で育つということは、そういうことなのかもしれないな。

 まぁ、動く方はそれでいいさ。
 でも、そんな異民族の人々を受け入れるって、そんなに簡単ではない。
 手間もお金も(そして厄災ももたらす)かかる話なのだ。

 以下、新聞から抜粋。

 中東などから大量の難民が欧州に押し寄せている問題で、ハンガリーの首相は、有刺鉄線付きのフェンスによる封鎖作業を続けてきたクロアチアとの国境のうち、最後の通り道となっていた南西部の鉄路を「管理下に置く」と述べ、事実上封鎖する意向を明らかにした。

 気温が急速に低下する中で難民の通り道だった鉄路が封鎖されれば、現場は大混乱に陥り、人道問題に発展する可能性がある。
 首相が欧州連合(EU)首脳会議後に記者団に表明した。
 クロアチアの首相に封鎖計画を直接伝えたが、「合意できなかった」という。

 ハンガリーの外相は、「封鎖計画」をドイツ、オーストリア、スロベニアに伝えたと述べた。
 ハンガリー政府高官は、クロアチアとの国境(約330キロ)に有刺鉄線付きの「越境防止フェンス」を設置する工事が「完成した」と表明。
 クロアチアとつながる鉄路だけが開いている状態で「指示があれば、すぐに軍や警察が国境封鎖できる」と話した。
 ハンガリーは先月、セルビアとの国境(約175キロ)をフェンスなどで封鎖。

 迂回してきた難民に対応しきれなくなったクロアチアは、ハンガリーにバスや鉄道などで送り込んだ。ハンガリーは難民を鉄道でオーストリア国境に送っている。
 このルートが閉鎖されれば、難民は寒気の中で立ち往生することになり、クロアチアに北接するスロベニアなどに向かう可能性がある。
 ハンガリーに今年になって越境してきた難民は37万8000人以上で、年末には60万〜70万人に達する。

補足、感想など

 中国大陸には客家(はっか)と称するこういう「逃亡する人達」がいたなぁ。
 Dna の検査では、「漢」という民族の血を色濃くもった人達だとかいわれていたのではなかったかな。

 そうか、客家の客という字は、その流されてきた地元民からはお客だと見られたという意味か。
 彼らは円筒形の砦のような家を築き、集団で他民族からの攻撃を防御しつつ暮らした。
 ヨーロッパでいえば、ゲットーと呼ばれるようなものだったのだろうな。

 してみると、このヨーロッパでの難民騒動は、どこともしれぬところから逃げ出してきた「現在版客家」ということか。
 そういえば、もっと難民の発生地に近いトルコとブルガリア国境でもトラブルが発生していた。

--ここから--

 トルコから押し寄せたアフガニスタン難民に治安部隊が発砲し、撃たれた難民の男性1人が病院に搬送される途中で死亡。

 内務省高官が語ったところでは、巡回していた国境警備隊員2人と警官1人が、トルコから国境を越えて不法入国した約50人の難民を発見。
 治安要員側は「逮捕の際に抵抗された。
 警告のため発砲したところ、跳ね返った弾が難民に当たった」と説明している。

 難民が武装していたという情報もあったが、この高官によれば、確認されていない。
 ブルガリアで難民をめぐって、この種の問題が起きたのは初めてで、検察が調査に乗り出したという。

--ここまで--

 もう、ヨーロッパは寒くなる。
 ここらで、見切りをつけるべきだろうな。