2018年8月1日水曜日

ロシアからみたサハリン-北海道橋プロジェクト


なんというかなぁ。
 ロシア人って、頭が悪いなぁ—とつくづく思う。
 えっと、ロシア人って、一人あたりの収入/年が100万円くらいか。
 この頭の悪さでは、そのくらいしか稼げまいなぁ—と納得する。

 頭が悪い割には、ヤクザまがいのことをする。
 あぁ、反対か。
 ゴロツキ・ヤクザだから、頭が悪いのか。

 以下、新聞から抜粋。

2018/07/30()
 ロシア本土とサハリンをつなぐ鉄道橋を建設し、その後北海道へ延長する案は数十年に渡り審議されている。
 まだ実現計画は一切の進展を見せていないが、日本のビジネスは投資に関して急がない。
 だが今週、プーチン大統領が評価したところのこの「惑星規模プロジェクト」のニュースに新たな波が生まれた。
 報道が何らかの具体的な実現プランに基づくものなのかを明らかにしようと、スプートニクはロシア鉄道公開株式会社の広報担当とロシア国立研究大学経済高等学院輸送経済・輸送政治研究所のパーベル・ジュジン氏に話を伺った。ちなみに、ロシア鉄道は世界の鉄道会社で3指に入る。
 ロシア鉄道は「最終決定まで」コメントを控えると回答した。
 一方でジュジン氏は、現在ロシアには技術的にはこのプロジェクトを実現するための最も適した条件がそろっていると説明した。
 「ケルチ海峡にかかるクリミア大橋建設完了後、ロシアでは新たな橋の建設に不可欠なパワーが空く。製造業者との物流チェーンも構築され、今度は極東の作業につながる可能性もある。
 さらに、プロジェクト第一部の実現は、日本の投資家のサハリン-北海道橋建設への将来的な関心のための不可欠な条件であり、土台だ。」

— このプロジェクトに関してすでに行われたことはあるか?調査や費用算出は?
 「サハリンから本土に橋を建設する候補地はコムソモリスク・ナ・アムーレの北東約500キロにある。 20世紀半ば、本土とサハリン間のもっとも狭い場所である地峡ですでにトンネル工事、そしてコムソモリスク・ナ・アムーレから地峡に向けて地下鉄線の工事が進められていた。つまり、こうした工事のさいに調査はすでに行われており、ゼロからの工事であってもその調査は有益だ。」

—プロジェクトの費用は?
 「プロジェクトの初期費用は仮の数字として5000億ルーブル(約8843億円)と見積もられた。
 この金額では120キロ以上の地下鉄線を敷設できる。おそらく、ロシアは現段階で極東の輸送複合体とインフラに投資する用意があるのだろう。この地方は輸出上の真剣な潜在能力を秘めているからだ。地下鉄道線を備えた橋は同様の役割を果たすだろう。
 つまり、1年中サハリン港とバイカル・アムール鉄道(バム鉄道、東シベリアと極東にある鉄道で、太平洋に出るロシア第2のシベリア鉄道。総距離は4300キロ。)を結ぶ。バム鉄道は太平洋への出口を手に入れる。」

— ロシアにとって経済的妥当性は明らかだが、日本の投資家がサハリン-北海道橋プロジェクト第二部の実現によって得られるだろうメリットは何か。

 サハリン-北海道プロジェクト第二部実現により、日本にはロシアとつながる唯一の陸上国際輸送路ができる。日本は鉄道による全ユーラシア諸国への直結進出口を得る。
 このルートによる欧州への貨物配達は距離が半分になる見込みだ。日本は今、ハバロフスク地方や沿海地方南部にある既存港湾を通してロシアから石炭を輸入している。
 サハリンと北海道を結ぶ直接陸上交通はロシアから日本、そして反対の流れの全輸出ロジスティクスを簡略化するだろう。
 そして同時に石炭輸送の際の環境状況を両国で改善するだろう。現在は多段階の石炭積み直し(まずは沿海地方で陸上から海へ、その後は日本で船から陸上へ)が行われているが、石炭は非常に埃をたてやすいため、良い環境を促進するものではない。
 ラ・ペルーズ海峡(宗谷海峡)を通るサハリン-北海道橋は50キロ程度の長さになる可能性がある。 これは、すでに日本が60〜80年代にかけて実現した北海道と本州を結ぶ交通路より短い。日本の投資をこの自動車道・鉄道橋に結びつけることは、サハリン州の発展のみならず、北海道の新たな経済発展を促進するだろうとジュジン氏は期待を寄せる。

補足、感想など

 宗谷海峡に橋をかけるって、記事では50キロを越すという。
 橋脚を立てるとして、冬季は流氷が橋脚にぶっつかってくる。
 そのメンテナンスをどうするのだ?

 工事の費用とその効果のバランスの取れない—ということがすぐ分かる。
 それなら、新潟とウラジオストクを大型のフェリーで列車ごと運ぶ、そしてシベリア鉄道に直結するという方式の方がよほど、採算がとれるし、メンテも容易だ。

 ソ連が崩壊したのは、1990年ごろだ。
 以後、30年近い歳月を経過しても、市場経済というか、資本主義的な解決策にたどり着けない民族ではある。
 つまり、ロシア本土-サハリン、サハリン-北海道 を結ぶ鉄橋なんて、採算がとれるような施設ではない。

 日本政府が、どういう対応をしているか知らないが、「ただ、聞き置く」だけ—という反応ではあるあまいか。

 日本はそんなリスクの高い(ある朝、目覚めるとロシアの戦車が街中を走り回っていたとか)、採算のとれないインフラを作る気など、さらさらない。

 そんなことを考えるくらいなら、サハリン・カムチャッカに温泉施設でもつくって、「カニ食べ放題、二泊三日の温泉めぐり」てなキャチフレーズで、格安飛行機を飛ばして、日本とか台湾くらいから、お客を集めた方がよほど、儲かるさ。

 ロシア人って、頭が固いなぁ。
 もっと、柔軟に考えろよ。
 
 まぁ、筆者の意見だけではなんなので、上の記事に対する書き込みを拾ってみよう。

 --ここから--

5ヨハネスブルグより怖いと言われる樺太からたくさん人が呼べますね。ニッコリ エネルギー商戦の引き換えに使うやろ

9現在の技術で宗谷海峡に橋なんか無理だろ。 着雪、着氷に加えて寒冷低気圧の暴風雪 橋脚も流氷に耐えられると思えない。

10露助を信用するなよ。条約とか平気で破って、千島、樺太を占拠してるからな 領土を返さない限り、信用するな ろくなことはない

16こんな頭の緩い計画に乗っかるような政府なら解党すべきだな。

18中国鉄道への牽制でしかない 実際に開通したら、こんな過疎地帯は赤字必至 早晩、経営を譲れと脅してくるだろう

22朝鮮トンネルとかロシア橋とか 日本が大陸と繋がって得することはなにもないわ

2750キロの吹きっ晒しの海上でケルチ海峡と違って足場の島もない 冬の宗谷海峡の真ん中のつるっつるの橋の上で事故ったら助けなんか来ない

30サハリン1の権益で、またぞろ揉め始めたじゃん 先週、露ロスネフチが、米エクソンモービルと日本の企業団(サハリン石油ガス開発)を相手に 1200億円の損害賠償訴訟起こしたばかり それでロシアに協力するメリットとは?

34200年前から相手にするだけ無駄な相手 もうやめようよ

36日本本土にはいりません。 北方4島返還が締結されるまで無理。 サハリンの半分は日本領土として権利がある。

38サハリンで日本の商社ほとんどを敵にまわしてるからまずありえないわ。 ソ連が北方領土を占領してなかったら日本赤化してたかもしれない。 サハリンでの権力闘争で日本に貧乏くじ引かせたのもかなり大きな失敗だと思う。

44>>1 日本にメリットなんかあるわけ無かろう 北方領土返還が遠のくだけ。安倍ちゃんがアホなのは経済協力して美味しい思いさせれば機嫌が良くなって北方領土返してくれると思いこんでるところ 人の良いボンボンらしい考え。極東が経済発展して人間が住めやすくなればなるほどロシアは絶対に北方領土を返したりしなくなる だから人道的援助も含めて一切やらずに極東が住めにくくしなければ帰ってこない。

53ロシア「戦争になったときに30万人の兵士と戦車を一気に送り込める」

57その前にロシアで年金受給開始引き上げに国民が大反対して 数万人のデモが起こったがTVでこれ流れた?

61>>9
まぁ、北海道<->樺太の橋は造るだけなら、 日本の技術と資金力で作れるでしょう
でも、この間を橋脚なしで作るのは流石に無理 そして、橋脚を作ればその橋脚の寿命が橋の寿命になる 毎年来る流氷で確実に大きな劣化があり、 何年で壊れるか、賭けの対象になるだけかと? 橋を架ける位なら、下の海底トンネル掘る方が長持ちする トンネルは、採算性がクリアできれば、技術的には作れる。後は、採算と政治の問題。

75どうせ日本の金目当てだろう こんな話は放っておけ

79稚内とサハリンを結ぶカーフェリーはあるんだよなあ 行ってみたいなーと思って調べてみたら、サハリンに日本からの自家用車を置いておく場合は、武装したガードマンが必要なんだとよ。

80>>79 サハリンはヨーロッパロシアの連中からみると、 ほとんど開発途上国なみの別世界らしいな。 マフィアが牛耳っている。

81>>71 江戸時代に奪われたんだが何言ってんだか 松前藩の領地だが?

 --ここまで--