2018年8月22日水曜日

外国人って、なぜ、これほど武道についての理解がないのだろう


戦闘なんて、世界中でどこでもあったろう。
 カタナで斬りつけるとか、なぐりあうとか、組み合って刺し合う・殴り合うとか--

 そういう戦闘というものを経験して、そこから「戦う技術」というようなものを抽出するという方向へ考えがいかないのものかなぁ。
 いや、なにかというと「空手の型」というものへの外国人の「理解のなさ」に呆れてしまったからだ。
 そういえば、薩摩・示現流の立木打ちについても、その意味を推定できる外国人ってほとんどいなかったなぁ。

 同じ歴史を経験しても、日本人のもつ、「経験の中から、ある戦闘技術を抽出する」てことが殆どできないのだな。
 民族的な特徴か。

 以下、新聞から抜粋。

投稿者
(空手の型の絵をみて)日本人はどうしてこんなパンチで倒せると思ってるんだろう?

極真空手経験者 こういうパンチは型といって、体の使い方を身に着けるためのもの こういうパンチをしろということではない 実践練習ではもっと力を入れろと言われているよ

↑自分は松濤館だけど、同じことを言われているね。いろいろな型を身に着けることで、いろいろな状況に対応できる

↑きちんと空手を学んだ人のコメントだけを信用すべき。ちょっとかじったくらいではわからないことがある。自分は10年以上やってるけど、まさにこういうことだよ

↑これは極真だけではなく、すべての空手の流派に通じることだと思う

↑かじっただけの人間の言うことがすべて間違っているわけではないのでは?

↑ちゃんと昇段していった人の言うことの方が正しいよ

↑型はテクニックのトレーニング つまり実践で使うためのテクニックを向上させるもの。自分も週に何度か型の講習を受けるけど、それだけで相手を倒せるとは思ってない。本当の戦いは型通りにはいかないからね

自分は空手はやってないけど、友人から教わって子どもたちと一緒に試験を受けたことはあるよ!

空手を習ってたことがある もしかしたら伝統的な流派じゃないかもしれないけど、こういうパンチは実戦では使わない。腕を伸ばすエクササイズと言うか、こぶしを利かせる方法を教えるものだ

こぶしの握り方を表したものだろう。ただのパンチとは違う

ボクシングとオランダ式キックボクシングを学んでいる。欧米式のパンチはムエタイを含めほかのすべての格闘技を制すると思ってる。だから空手やテコンドーではこういうパンチが効果的だと言われている意味が分からない。

↑じゃ、自分が学んできた「先生」たちはみな間違ってたって言うのか? どこの空手道場でもこれを教えていたぞ。型は戦っているようには見えないだろうけど、それがトレーニングにならないとでもいうの?

↑むかついたならごめん。でも自分が空手をやめたのも、トレーニングが面白くなかったから。フィジカルトレーニングの意味も分からなかったし、型はきちんと学ばないと、効果が出ないということもわかってる。型は主に覚えることに意味があって、戦術的なものだろう。でも空中にパンチを出すなんて無意味に思えるよ。

↑ボクサーだってシャドウボクシングをやるだろ 

↑シャドウボクシングは空手で言う「キホン」とか「カタ」とは意味が違う

↑ボクシングのパンチと空手のパンチは全然別物だからな。ボクシングは純粋なスポーツだけど、空手はスポーツでもあり実戦練習でもある。空手では引手というのもテクニックのひとつだからね

この絵で示されているパンチは、現代の戦いではやってはいけないという例になりそうだな

補足、感想など

 外国人の感想の中でいくつか重要な説明があるようだ。
型は主に覚えることに意味があって、戦術的なものだろう。でも空中にパンチを出すなんて無意味に思えるよ。
・欧米式のパンチはムエタイを含めほかのすべての格闘技を制すると思ってる。

 反復練習の価値が理解できないということか。
 咄嗟に体が動くのは、反復練習の賜物だぞ。頭で考えてから、体が動くのではない。

 こう考えると、結局のところ、「文化の厚み」というところに行き着いてしまうのだろうな。
 日本の2000年近い歴史では、異民族に攻め込まれたこともないので、価値観の逆転なんてことが起こったことがない。
 で。
 日本人のやってきた「試行錯誤」がそのまま、歴史として残っているということだろう。対して、大陸国家では異民族との絶え間ない戦争によって、文化なんぞ、簡単に雲散霧消してしまうということだろう。文化を厚くしようたって、環境が許さないということか。

 その文化の一つが、武道であり、その価値を日本人は認めているということだろうな。

 上の記事についての日本人の感想を拾ってみよう。

 --ここから--

>欧米式のパンチはムエタイを含めほかのすべての格闘技を制すると思ってる。また西洋人の自惚れか全ての格闘技も欧米なら優れていると思い込み乙。

・ベアナックルのジャブなんて全く役に立たないぞ

・ガチの琉球空手見てから文句言え

・ボクシングのテクニックはグローブつけてるの前提が多い

・ちゃんと指紋までとって凶器認定されるんだが?

・型をトコトン反復練習するといざという時身体が勝手に動くんだよね。そもそも多対一を想定してる空手と一対一のボクシングでは目指すところが違う。

・ボクシングは足技がない限定だからあれでいいが足技ありだとあのフットワークも無駄が多い

・ボクシングは相手がボクシングを使ってくるという前提でのテクニックだから上半身の前面しか守る必要がないし、背後から木刀を持った悪漢が襲ってくるなんて想定もしない。空手はそういうことを想定してるので型を身体に染み込ませるのよ。

×倒せる
〇当てる  の間違いじゃない?しっかり腰入ってるから重いぞ。

・もともとのベアナックルボクシングも頭部じゃなくてボディ狙いにだったみたいだね。当たり前のことだけど。最強だと錯覚するのはグローブありでリングの上だからだろ

・拳の打ち方からして、打撃のボクシングと突きの空手では違うわな。ボクシングでいうならば、ストレートの打ち方のようなもの。ジャブやフックなんかも含めてのボクシングと、カラテの突きだけをもって如何こうっていうのも一面的な話だ。空手においては蹴りもあるし、古く武術としての頃なら多少の組技もあったしな。

・日本人みたいなチビはどうやろうと恵体の欧米人には勝てないんだから格闘技もへったくれもないぞ

・体格差をひっくり返すために格闘技や武道が生まれたのよ

・型の意味を理解している者とそうでない者では、同じ練習をしていても成果が天と地ほどもちがう。
この型は、極めて単純だが、実践的なものだ。
最初の突きは、相手が繰り出す突きを「突き止め」するもの。剣道の刷り上げのように正面からぶつけるのではなく、サシミのように刺すように突いて起動をそらせる。
間合いはすでに相手によって詰められているので、二発目はそのまま決めることができる。
しかし、一発目は相手の攻撃をサバクためのものだと知らないでやっていたら、ただの素振りにしかならない。

・梶原一騎原作、虹を呼ぶ拳では、へとへとになって無意識に、相打ち狙いで四股立ちになりこんな感じで運よく最後の一発が決まるシーンがあってなかなか良い

どんな格闘技にも型はあるんだけど?どうせアメリカ人だろ?この知ったか外人どもは

・パンチの目的が違うんだよボクシングのパンチは主に脳震盪を狙うものだがフルコンタクト空手の突きは相手に骨折を強いることを目的とする

MMAでも空手がバックボーンの選手は多い堀口の打撃なんて完全に空手だしてか型をそのままの形で放つと思ってるのか?そんなバカいないだろうし釣りだろ

・外国人って、3日ぐらいで飽きてしまう根性なし。人の話はロクに聞かずに、適当にやってプロとか言い始めるからね。ほんと、アホだと思ってる。ちなみに、これを馬鹿にしている奴は下手に真似すると手首を折るからやめた方がいいぞ。ついでに、外人は足が弱く、スクワットが出来ない。型をやらせると間抜けそのものだから、文句を言っているだけだわ。

・大学生時代、アメリカの大学を卒業してから日本の大学に通ってた友人いわく、アメリカ人は熱しやすく冷めやすい。集中力が極端にないらしい。人によるのは当然優秀な人物もいるが、平均をとったらレベルがとても低くなるって言ってたのはこういうサイトのコメントみてもよくわかるね。

空手学んでたから分かるけど空手は相手に対して正対するから相手の攻撃に被弾しやすいぶっちゃけ格闘技としては弱いと思う。まぁ、足技のないボクシングよりは強いけどね

・正拳突きは極めれば一突きか二突きで息できなくよw知らないんだな外人はww

・ボクシングもキックもグローブありきの動きだからそもそも空手と同じ動作の練習するわけない。色んな状況に対応できるかどうかは何やってるかより、日ごろどれだけ色んな動きを考えているかになるけど。

・空手相手に喧嘩した事あるならわかると思うが、空手の嫌な部分は動きじゃない。
手足が体が異常に硬い事。ガードされた方が痛い。空手から転向してきたやつも硬くて痛い。オンオフ切り換えられるべきだろ。

 --ここまで--

 書き込みを読んでいると、反復練習の価値がよく分かる。
 理解てきないというなら、もう、放置で。