▲谷垣さんって、真面目でお人好しなのだろうなぁ、と思う。
そうでなければ、これだけ他人を信用するか。
やれ、約束したの、確約だのと—政治家としては致命的なほど、「お人好し」だなぁ。
野田さんは近いうちに解散する—といっただけであろう。
近いうち—がいつなのか、野田さんの胸先三寸ではないか。
それをウカウカ信ずる方がよほどおかしかろう。
どうやら、谷垣さんは、総理大臣にならない・なることができなかった「自民党総裁」で終わりそうだなぁ。
以下、新聞から抜粋。
自民党の谷垣総裁は、野田佳彦首相に対する問責決議が参院本会議で可決されたことについて「やらないといっていた消費税をやったマニフェスト違反の責任は当然問われなければいけない。
一日も早く衆院を解散して、しっかりとした政治運営の態勢をつくっていく責任を野田首相はきちんと受け止めなければいけない」と述べ、早期の衆院解散・総選挙を求めた。
党本部で質問に答えた。
野田首相との党首会談で「近いうちに解散する」と合意したことに関し、与党内から問責可決に 伴って「無効」になったとの声が相次いでいることには「小細工的な批判はちゃんちゃらおかしい」と語気を強め、解散先送り論を強く牽制した。
その上で「3党合意を大事にしていく観点からいっても、ただちに解散しなければ、それを 成し遂げていく態勢はできない」と語った。
▲補足・感想など
解散権は、総理大臣の特権だ。
また、現役の総理大臣を辞めさせるということはいかにも難しい。
記憶に新しいのは、麻生さんとか菅さんだろうが、麻生さんなんか、麻生降ろしがどのくらい続いたのかなぁ。
10ヶ月くらいかな。
武部さんが麻生さんに向かって、やれ「人徳がない」とか面罵していたが、それでも麻生さんはニコニコ笑ってやりすごし、一向に辞任する気配はなかった。
翻って野田さんでも同じだ。
解散する決断は、追い詰められて追い詰められて、どうにもならなくなる状況しかありえない。
だから、三党合意など破棄して刺し違えるという覚悟でなければ、野田さんを追い詰めることができないのだ。
う~ん、刺し違えるか。
ここらだな。
谷垣さんは刺し違えることができないのだな。刺し違える覚悟というものを持っていないのだろう。
どこか保身というかメンツのようなものが根底の根底の部分にある。
だから、いつも詰めが甘い。
これはもう谷垣さんの「本質」の部分だ。
政治家として・一国のリーダーとしては、その「資質」に欠けるとしかいいようがないか。