2012年8月9日木曜日

近いうち—って、どういう意味?


▲衆議院の解散時期が、少しづつ明瞭になってくるようだ。
その時期をさし示す言葉が「近いうち」。
さて、さて、いつなのだろう。
まぁ、来年ということではない、年内だというぐらいの意味を野田さんは示したつもりなのだろうなぁ。
このブログでもなんどもふれているが、民主党の衆議院議員の過半は落選する。25090ぐらい。
特に新人議員の殆どは、落選する。
その覚悟をこの数月の間にしておけよと野田さんは、民主党の新人議員達へ伝え、引導をわたしたのだ。
えっと、自民党の総裁選はいつだっけ。(ウイキペディアを見ると、20129月末らしい)
上の感じでは、少なくとも自民党の総裁選の後ということになるのだろうなぁ。
この形では、谷垣さん続投には疑問符がつこう。
感覚的には、安倍さんあたりが総裁となって、今秋の衆議院選を戦うことになりそうだな。
次期衆議院選は、ほぼ、自民党の一人勝ちだろう。
ならば、谷垣さんとしては、総裁を続投して、首相になりたいという気持ちは人一倍ありそうだ。
上で安倍さんがと書いたが、こりゃ谷垣さんも譲りそうにもないな。
以下、新聞から抜粋。

衆院の解散時期について「寝言でも言うつもりはない」としてきた野田首相が自民党の谷垣総裁との会談で、 「近いうちに国民に信を問う」と発言をしたのは、「政治生命を懸ける」としてきた消費税増税を柱とする 社会保障・税一体改革関連法案の成立を図るためだった。
解散時期は特定されなかったものの、 2人だけで話し合ったことで「密約」があるとの臆測を呼んでいる。
谷垣氏は首相と2人だけだったと明かした。
解散時期について2人で突っ込んだやりとりがあったことを示唆し、早期解散で首相から言質を引き出したことを印象付けようとした。
両院議員総会で解散時期について「先例はない」と強調し、密約の可能性も否定した首相だが、 9月に総裁選を控え、瀬戸際に追い込まれている谷垣氏の理解を得られないことはわかっていた。
自民党が、内閣不信任決議案、首相問責決議案を提出する方針を固めた6日、 首相は藤村官房長官に指示し、自民党の大島理森副総裁と調整にあたらせた。
「解散」の言葉を使わず早期解散をどうにじませるか検討した結果が「近い将来」の表現だった。
首相と谷垣氏は、電話で会談し党首会談に向けた調整を行った。
首相は谷垣氏の要求を受け入れる形で、より時期が早まる印象を持つ「近いうち」に改めた。
首相と谷垣氏は妥協にこぎつけたが、首相周辺は「近いうち」を秋の臨時国会での解散ととらえ、 自民党は「今国会中」と受け止める。
解釈の違いが与野党対立の芽となる可能性がある。



▲補足、感想など
少なくとも、来年ではない。年内に解散するくらいの密約があったと捉えればいいのかな。
ちょいと谷垣さんの詰めは甘い気がするがなぁ。
引き伸ばされて引き伸ばされて、秋も秋、晩秋くらいの解散かな。
その位の期間・時間的な間隔があれば、いかな民主党の新人議員達も、諦めがつくだろう。
すると。
これは、一気に自民党の総裁選が加熱しそうだな。
だって、総裁=首相となるのだ。
安倍さんは捲土重来を目指そう。町村さんも年齢として最後のチャンスだ。乾坤一擲という感じで臨むだろうし。
谷垣さんも、この3年間総裁だったのだ。首相とならない総裁で終わりたくはないという気持ちが強かろう。
麻生さん。ぜひ、安倍さんを推してあげてくださいよ。