▲貴乃花親方がなにか言っているようだ。
でも。
表題のごとく、最終的には「相撲協会」で判断しなければならないのだ。
第二相撲協会というようなものを作っても、機能はしない。
そうだな。
その昔、落語協会の会長が、「アイツ、二つ目を☓☓年やっているから、真打ちにしてやろう」と口ばしったために、立川談志なる師匠が落語協会を飛び出し、立川流なる独立会派を立ち上げた。
曰く、二つ目から真打ちになるというのは、実力を問われてなるものだ。☓☓年二つ目をやっているからなんて、なんの関係があるか?--と。
まぁ、落語だから、別に施設が必要という訳でもないし、立川流なる会派を造るのも容易だったのだろうな。
対して、相撲ならどうだ。第二相撲協会なんてものを立ち上げることが可能か?
表題でふれた。
相撲協会なるものを、自分の手で改革するしかないのだ。
相撲協会が最終的な判断者であり、実行者なのだ。
そして、判断基準はただ一つ。
「相撲というものを日本人が支持しつづけ、愛し続けてくれるためにはどうするのか」ということだ。
以下、新聞から抜粋。
こんな相撲協会なら、なくなってもかまわない。潰して新しく作るべきだと思っています」
元横綱・日馬富士による貴ノ岩暴行事件から、1ヵ月半が過ぎた’17年12月下旬。
都内のホテルに姿を現した貴乃花親方(45)は、心境を吐露した。
日本相撲協会との対立が続いているなか、渦中の貴乃花親方はいま何を考え、今後、どのような方法で彼らの「闇」を暴いていくつもりなのか。
本誌は、12月28日に開かれた相撲協会臨時理事会の直前に親方と会ったという支援者に接触。5時間にわたった「秘密会合」のすべてを明かしてもらった。
「親方がいま一番心配しているのは、貴ノ岩の将来です。『ちゃんと相撲界に戻れるのか』『絶対に守ってあげないといけない』と言っていました。
また、『マスコミに追われ、病院にも思うように行けない』とも嘆いていました」
17年10月25日に起きた暴行事件について、貴乃花親方は貴ノ岩本人から事情聴取している。 その詳細は、日馬富士が開いた会見や相撲協会が発表した内容とは、かなりの食い違いがあるという。
「事件当日、貴ノ岩を呼び出したのは母校の恩師である鳥取城北高校の校長とのことです。
石浦の父親ですね。
白鵬と日馬富士は、最初からヤキを入れるつもりだったようです。
呼び出しの理由は、白鵬に持ちかけられた八百長を貴ノ岩が拒否したからだと、親方は見ています」
もはや自身の処分や相撲協会の理事長選挙には興味がないという貴乃花親方。
ただ、白鵬にモノが言えず、ひたすら問題を隠蔽する相撲協会の体質が変わらないのであれば、自身が知る協会の「悪行」を告発する準備もあるようだ。
1月5日発売のFRIDAY最新号では、貴乃花親方による「爆弾発言」を詳しく報じている。
▲補足、感想など
冒頭でふれた。
判断基準は、「日本人が相撲というものを支持しつづけ、愛し続けてくれるためにはどうするのか」ということだ。
それはなんやかやとはあろう。
でも。
貴乃花親方は、上の判断基準に従ったように、行動し、発言すべきであろう。
独りよがりで、行動・発言しても、他者を巻き込むことはできない。
なんどでもいうように、日本人が相撲というものを見捨ててしまえば、そこでお終いなのだ。
相撲協会として、日本人から支持されつづけるように、貴乃花親方をも巻き込み、判断・行動するしかない。