▲どうも、日本人がウソを嫌うということを知っているのかなぁ。
大砂嵐の処分への最終的な判断、決断をするのは、相撲協会である。
そして、その時、唯一の判断基準は、相撲というものが日本人に支持され愛されつづけるにはどうすればいいのか—ということだ。
大砂嵐の態度、行動が、日本人が支持しつづけ、愛し続けるものであるのかどうか—という視点で、判断すべきだ。
以下、新聞から抜粋。
大相撲の西十両8枚目の大砂嵐(25=大嶽)が、夫人と同乗した乗用車で、今月3日に長野県内で追突事故を起こしていたことが分かった。
大砂嵐は無免許運転だった疑いがあり、長野県警は道交法違反の疑いで捜査している。
一方で大砂嵐は
日本相撲協会の聴取に対して無免許運転を否定し、運転していたのは夫人と主張。
事態が発覚するまで、日本相撲協会や師匠の大嶽親方(元十両大竜)
への報告はなかった。
大砂嵐は今日9日目から休場することが発表された。
午後11時半ごろに、両国国技館で大砂嵐が会見した。
自身は一言も発することはなく、
横に並んで立った弁護士の長谷氏が終始代弁。
大砂嵐側の主張によると、今月3日に乗用車同士による交通事故を起こしたが、夫人が運転した乗用車だという。相撲協会は現役力士の車の運転を禁じている。
これに先立ち、大砂嵐と大嶽親方を呼んで事情聴取した相撲協会の春日野広報部長が会見し、事故は追突による物損事故で
相手側への弁済は済んでいると説明。
大砂嵐は警察から事情を聴かれたが、相撲協会にも大嶽親方にも報告はしていなかった。
夫人の運転する車であったこと、けが人がいなかったことなどから報告は後からするつもりだったと。
長谷弁護士は「無実を証明してから
報告するつもりだった」と説明。
無免許運転と報道されたが、春日野広報部長は「身重の奥さんをかばおうと運転席に移った。そこが報道とは違う」と補足した。
大嶽部屋の稽古は4日から行われ、3日は休みを利用し「エジプト出身の奥さんに、日本の雪山を見せたかった」と、
長野県を訪れていた。
その途中で起きた事故だった。
夫人はエジプト政府から発行された国際免許証を保持していたというが、その効力が
あったかどうかなども含めて長野県警は捜査している。
また、一部報道では本人が運転する様子が防犯カメラに写っていたとされるが、
運転は否定。
大砂嵐は日本の運転免許証も国際運転免許証も保持していないという。
相撲協会は22日以降、詳しい状況を確認する。
相撲界は元横綱日馬富士関の暴行事件、立行司式守伊之助のセクハラ行為と相次いで不祥事が起きた。
今回もテレビ報道で一報が流れると、
瞬く間に騒動となった。
そのショックから、相撲を取ることができる状況ではないと判断し、今日9日目から休場する。
大砂嵐は8日目を終えて
1勝7敗。このまま千秋楽まで休場すれば、3月の春場所は幕下に陥落する。
▲補足、感想など
まぁ、どこまで本当かどうか分からない。
でも、仮に無免許運転であれば、外国籍であるとかどうとかは関係ない。
処罰されるべきであろう。
また、実際に大砂嵐自身が運転していた—となると、責めを他者になすりついた行為となって、一層、日本人の目が厳しくなろう。
冒頭でふれた。
相撲というものは、日本人から支持され、愛され続けなければ成り立たない—そういうものなのだ。
日本人の倫理観というものを無視・軽視したような判断では、相撲協会はなりたちはしない。