▲海外移住についての記事を並べてみて、そのプラス、マイナスをみてみよう。
なお、筆者は海外移住等、まったく興味はない。
世界最強言語「漢字かな交り文」にどっぷり漬かって死ぬまでいようと決心している。
以下、いくつかの記事をみてみよう。
肯定的な記事から、抜粋。
エイベックス社長「富裕層は日本にいなくなっても仕方ない」…富裕層の海外移住志向高まる、所得税、日本は55%、香港は17% 2013/10/21(月)
今年、エイベックス社長のm氏が〈富裕層は日本にいなくなっても仕方ない〉と書き込み話題となった。
富裕層への課税強化に反発する内容だった。
元国税調査官で税理士法人のt氏はこう語る。
「2015年に所得税の最高税率は50%から55%になり、相続税の最高税率も55%となります。
一般的に、このような
最高税率が適用されるのは会社の経営者が多いと言えます。
彼らは会社の利益の約40%を法人税として納税した上に、自らの報酬の半分以上を所得税として納付し、最終的には財産
にまで相続税が課されるので、不満が高まるのは当然です。
香港の場合、所得税17%、法人税16.5%、相続税は0%です、富裕層の海外志向は高まっている」
昨年、光学ガラスメーカー最大手・HOYAのsCEOがシンガポールに移住、経営拠点も移したのはその典型だ。
税金の問題だけではない。デフレが続き、「安くて質のいいもの」は普及したが、その分富裕層向けのサービスは未熟だ。
経営コンサルタントのk氏はこう言う。
「富裕層向けサービスでは、オーダーメイドの考え方を徹底させること、即ち究極的な『ワン・トゥー・ワン・サービス』が必要となり、
こだわりが人一倍強い富裕層に徹底的に身を捧げられるかが問われる。
日本企業では、これまでの社内の評価体制などから、
顧客一人ひとりに尽くすサービスができるところが少ない」
▲補足、感想など
まぁ、日本を脱出する人もいるかもしれない。
税金についての記事があった。
--ここから--
2014/10/22
政府・与党は、富裕層の税逃れ対策を強化する検討に入った。
1億円を超える金融資産を持つ富裕層が海外に移住する場合は株式などの含み益に所得税を課税する。仏独などがすでに導入している仕組みで、日本では年間100人程
度が対象になる見通しだ。2015年度からの実施を目指す。
21日の政府税制調査会で財務省が方針を説明した。与党内からは「対策を急
がないといけない」(自民党税調幹部)との声が出ている。
--ここまで--
海外から日本へ帰ってきているという記事から。
--ここから--
資産フライト思惑ハズれ…海外移住した富裕層が続々と帰国中
2013.
10.30
高過ぎる税金に加え、忍び寄る日本国債のデフォルト危機。
数年前からシンガポールやマレーシアに
「資産フライト」、海外移住する人たちが話題に。
ところが、最近、
続々と逃げ帰ってきているという。なぜ?
ここ最近、会計士事務所には「日本に帰りたい」という資産家からの相談が寄せられている。
ブームに乗って海外移住したが、当初の思惑とは違ったようだ。
「私どもの顧客に多いパターンは、相続税逃れのための移住者でした。
財産を渡す親と、受け取る子が
共に5年以上海外に住むか、子だけでも日本以外の国籍を取得すれば、日本では最高50%取られる
相続税を支払わなくて済むのです。
ところが……」(事務所に所属する会計士)
✦なぜ耐え難かったのか?
日本の所得税(地方税含む)の最高税率50%に対して、シンガポールは
20%(地方税はゼロ)。
ここだけ見れば海外移住が正解だが、それは世界の金融実態を知らないからだ。
シンガポールから帰国した元株式トレーダーのAさんが言う。
「何より日本の国税の監視の目が厳しくなっているのに耐えられない。日本から海外に100万円以上送金すると、
金融機関から税務当局に報告が入る仕組み。
グレーなやり方で海外に資産を流すと、国税に刺される可能性も高い。
税金が安いオフショアに口座を開いても、日本の税法で課税されるため、意外と資産フライトのメリットを感じられないのです」
その上、シンガポールの場合は、一年中25~35度の熱帯。
四季があり、旬の食材に事欠かない日本の暮らしが恋しくなるのだと。
「さらに追い打ちをかけるように、日本での五輪開催が決まりました。
これをキッカケに、捨てたはずの愛国心に火がついてしまった人も多い」
✦現地での生活費の高騰もネックだ。
元IT系企業経営者のBさん(50代)が言う。
「シンガポール、香港などのマンション賃料は、毎年10~20%上がっています。
しかも、シンガポールの分譲マンションは
日本の約2倍と高額。
さらに、シンガポール政府は、高騰する住宅価格を抑制するため、外国人が不動産取引の際に支払う
印紙税率を10%から15%に引き上げた。
子どもを通わせるインターナショナルスクールの年間学費は200万円
。これも毎年5~15%上がり続けている」
医療費も自由診療のために高額で、大病の際のリスクが大きすぎる。
「子どもが成長して17歳になれば、シンガポールでは外国人永住者にも兵役の義務が課せられます」
これじゃ帰国したくもなるか。だが、一度は日本を捨てて自分だけ得しようとしたのだから、何を今さら……でもある。
--ここまで--
まぁ、市販の雑誌などの記事だから、まだ、表現は抑えられている。掲示板での書込みとなると、もっと辛辣だ。
南米に居住する日本人からの書込みをみてみよう。
--ここから--
■海外脱出ですか・・・・・当事者として言わせて貰うけど、今の日本人、特にある程度の歳
を過ぎた人では、おそらく8割は脱落する。
若い人の方が適応できると思う。海外で高い給料貰う、って簡単じゃない。
今現在、平均の月給与が270ドルくらいの処で、自力で、
月3000ドルくらいは平均して稼ぐけれど、欧州や米国で出来なかった事をいくつもこの国で実現して、この稼ぎだから。
まぁ、あまり自分の能力の売り込みが上手い方じゃ無いから、上手い人ならもっと稼ぐかも知れないけれど・・・・
日本で働くみたいに、「みんなと同じ」じゃ、海外ではお金は稼げません。
この国にも、日本人だけれど
現地人と同じ給料で働いてる人は何人も居ます。
進出企業にでも雇われれば、日本並み給与になる
かもしれないけれど、現地語判りません、仕事は平均レベル、じゃ、高い給料で雇う意味が無い。
稼げなければ、暮らしは現地人並みですよ。
今住んでるコンドミニアムは、管理費だけで平均給与の10%超える。
日本感覚だとたった30ドルなんで、安いと思うけれど、現地人にしたら結構な大金。
家賃は
2倍です。
これでも日本並み以下ですかね。家は広いから日本じゃ豪邸だけどねぇ・・・
どうせ出るなら、若い人に出て貰いたい。
そして、何年か後に日本へ帰って、自分の経験を生かして欲しい。
2012/08/08(水)
投票結果:「日本を脱出したい」が62%
ふーん…
どうぞ御勝手にって感じやなw
確かにこのまま貧しくなれば10年後には日本人が出稼ぎに行くのも当たり前の光景になっていることだろう。
もっとも生温い環境で足の引っ張り合いしかやらなかったような甘ちゃん共が外国でマトモな職に就けるかどうかは判らんが。
外資は日本人が思ってる以上に冷酷だし、日本でも使いものにならない奴なんて良くてトイレ掃除のバイトか靴磨きくらいしか仕事ねーだろ。
日本が楽園とは言わないがアホが人並みの生活が送れる国って日本ぐらいしか無いと思うよ。
2012/05/20(日)
布袋:
まぁ、音楽家としてなら、移住は有りかもですが、子供の安全なんて考えてるなら甘いと
言わざるを得ない。
おいらは一応仕事も決まってたし、家族も言語的、出身地的に有利だったから問題が大きくならなかったけれど、それでも色々あるんですわ。
査証一つ取っても、日本と
同じ考えなら泣きますよ。金にあかせて弁護士に任せるって手はありますが、それでも
出頭は必ず必要だし、面接もある。
何より家族が耐えられますかね?先進国だって良い人ばかりじゃない。
確実に人種差別は
有ります。
そりゃ、最初から日本人だって判ってる人なら別ですが、英国で東洋系の地位は決して高く無い。
原発の放射能が怖いから、なんて中途半端な考えなら、確実に挫折すると思います。
本人はロックの聖地ですから、良いでしょうが、妻子はそれと関係無い。
おいらなんかでも、お金がいただけるのなら、アフリカの奥地でも、ヒマラヤの山中でも行くし、実際に行っていますけれど、そこで暮らそうとは思わない。ましてや妻子をそこで
養おうなんて無理以上です。
海外に行く事と生活することは、確実に異なる事象です。
我が家みたいに、南米生まれで言語の問題も大きくない人間が、同じ南米に住む事ですら
簡単じゃないわけで、予言しますが日本の良さを知って引き上げてくるのが関の山じゃ無いでしょうかね。3年持てば良い方だと思いますね。
--ここまで--
8割は脱落する—か。
つまり、20%程度しか、海外移住の「素質」がないということだろう。
当たっているような気がする。
自分が20%に入るという自信のある人のみが、海外移住を考えるべきであろう。