▲なにか、一番危ない年齢なのだなぁ。
一応、口で受け答えができて、「じっとしていてね」とか言うと、「分かった」と答えるのだ。
でも、退屈すれば自分で動き出す。
車のドアの開き閉めなんて、簡単にできてしまう。
外にでてしまうと、やはり、常識がないから、危ないもなにも分からない。
で。
川に落っこちてしまう。
もう、親として悔やんでも悔やみきれない。
別の例として、子どもを車から降ろして、「じっとしていてね」と言うが、子どもが勝手に動いてしまい、自分の子どもを轢き殺してしまう例とか---。
この年令の子どもは、とにもかくにも自分の目の届く範囲に居らせるしか手がない。
そのことを、いやというほど知らしめた事件ではある。
以下、新聞から抜粋。
福井県警坂井西署は、坂井市三国町新保の九頭竜川の左岸河川敷で見つかった男児の遺体が、昨年12月9日から行方が分からなくなっていた越前市の会社員tさん(30)の長男蓮ちゃん(3)と判明した。
tさんは県警越前署で蓮ちゃんと42日ぶりに対面。「蓮、ごめん」と語り掛けたという。
坂井西署によると、DNA鑑定で型が一致した。
死後1カ月~1カ月半がたっており、死因は低体温症か溺死とみられる。
身に着けていたトレーナーは灰色で、長ズボンはカーキ色。履いていたスニーカーは16・5センチでオレンジ色と紺色のラインがあった。
同署は「いずれも蓮ちゃんが行方不明になった時の服装と矛盾はない」とした。
遺体に目立った外傷がないことから、事件性は低く、誤って川に転落し流されたとみている。
tさんと祖父(54)は、越前署で蓮ちゃんと対面。
tさんは取材に対し「蓮にはごめんと言いました。3歳の小さい子が短い人生で…。死なせてしまったということが…」と声を振り絞った。
一方、河口で見つかったことには「会えたという事は蓮の、蓮のつくってくれた奇跡だと思う。最後の最後でぎりぎりで見つかって。来てくれたとしか思えない」と。
母(28)は、tさんらと3人で同署を訪れた。蓮ちゃんが着ていた衣服などを引き渡した後、霊安室で対面。里奈さんは泣き崩れたという。
蓮ちゃんは昨年12月9日、越前市にあるtさんの勤務先の駐車場に止めた車から行方不明となった。
tさんが勤務先で用事を済ませて約10分後に戻ると、助手席に残していた蓮ちゃんがいなくなっていた。駐車場近くには柵のない川があり、当時増水していた。
遺体は、釣りに来ていた男性が見つけた。蓮ちゃんが行方不明となった駐車場の脇を流れる吉野瀬川から男児の遺体が発見された九頭竜川河口までは約42キロ。
▲補足、感想など
冒頭でふれた。
この2~3才くらいの子どものリスクの高さを再確認した。
父親もリスクの高さは充分に知っていたのだろう。
駐車場ということで油断をしたのかもしれないな。
父親を責めるのは、簡単だが---。
やはり、もう、なんとも言えないな。
蓮ちゃんのご冥福をお祈りしたい。