▲いや、仰々しい表題となった。
どうも、アメリカのオバマさんも韓国の朴大統領が気に入らないのだろう。
韓国のコウモリ外交に辟易しているということもあろうが、もう、半ば見捨てて、なにをしてもいいが、中国側にはいくなよ---てな感じなのかな。
なにか、韓国自身は、中国とアメリカの双方に太いパイプがあるとか思っているようだが。
以下、新聞から抜粋。
「米国は『韓国発のドミノ』にクサビを打つ」――。
木村幹教授は言う。
・宙に浮く「慰安婦合意」
木村:韓国政府は外交的に動きが取れなくなった。日本との「慰安婦合意」も、どこかで宙に浮く可能性が高く。
--4月13日の総選挙で、与党が過半数割れしたから?
木村:合意は元慰安婦の人々を支援する財団を韓国政府が作り、日本政府も10億円出資する。
しかし不人気な合意案に基づく財団を設立するのは難しい。野党の共に民主党も、国民党も
「慰安婦問題は日本と再交渉すべきだ」と要求。
財団の理事を引き受ける人を見つけることも容易ではありません。進水するやいなや沈没しそうな船の船長をやろうという人はいないから。
仮に財団が設立されるにしても、影響力を持つ人々は、次の大統領が決まって組織が確かなものになったのを見てから理事に就任した方がいい、と考えるでしょう。
・安倍の土下座が見たい
--総選挙での与党敗北がなければ、韓国政府は「慰安婦合意」を履行できたのでしょうか。
鈴置:そこがポイント。韓国の世論調査で「合意反対」が「賛成」を上回っています。履行は難しかった。
朴政権がこの合意をのんだことが不思議。
元慰安婦の前で安倍首相が土下座する光景を見たい、というのが韓国の空気。朴大統領も
「国民と当事者が納得する方法」を日本に要求していた。
だから、2015年12月28日に「首相の謝罪の言葉」を岸田外相が代読した後「たった、これだけ?」と不満の声が国民から上がった。
日韓は合意で「問題の最終的かつ不可逆的解決」も約束した。「慰安婦カード」を韓国は
放棄させられた。指導層の多くは、これを致命的な外交失策と見なした。
韓国は焦って日本と「慰安婦合意」を取り交わす必要があったのか?
朴政権には「日本側に誠意がないので解決できない」
と言い続ける手があったはず――と。
・THAADも似た構図
--日本との関係改善がなぜ「誠意」になるのか。
木村:中国の脅威が深刻化する中、米国は日米韓の3国軍事協力体制への参加を韓国に迫っていた。対し韓国は「慰安婦問題が未解決である間は、日本との軍事協力はできない。これは韓国の対日外交の大原則である」と言い続け拒否してきた。
ことに朴大統領が「慰安婦問題の解決なしに日本との関係は改善できない」と宣言してしまっていた。だから、米国の怒りを解き日韓関係を改善するには、前提条件としていた「慰安婦問題」の解決に積極的に動かざるを得なくなった。
THAAD(サード)の在韓米軍配備も似た構図。韓国は中国の顔色を見て配備を拒否してきた。
この問題についても、受け入れるしかないと判断した。
--米国の怒りを和らげるために「慰安婦」や「THAAD」でその意向に沿ったということですね。
木村:その通りです。
●急展開する朝鮮半島情勢
2015年
9月3日
朴槿恵大統領、米国の制止を振り切り天安門で軍事パレードを参観
9月19日
日本で安全関連保障法が成立
10月5日
TPP創設に合意
10月16日
米韓首脳会談後の会見でオバマ大統領が韓国の中国傾斜を批判
10月27日
米イージス艦「ラッセン」、南シナ海の中国の人口島に接近
12月28日
日韓が「慰安婦合意」
2016年
1月6日
北朝鮮、4回目の核実験
1月7日
韓国の最大手紙の朝鮮日報と与党幹部、核武装を主張
2月7日
北朝鮮、長距離弾道ミサイル実験
韓国、在韓米軍基地へのTHAAD配備を容認
2月17日
王毅外相、非核化と平和協定を同時に進める交渉を提案
2月23日
米中外相、非核化と平和協定を話し合う6カ国協議をともに提唱
3月2日
安保理、対北制裁案を採択
3月7日
米韓合同軍事演習開始(4月30日まで)
4月13日
韓国総選挙で与党が過半数割れ、「慰安婦合意」の履行に疑問符
・「米中等距離」に変化なし
--では韓国は「離米従中」をやめ、米国側に戻るのか。
木村:これは「否」です。日本人は現在の米中関係を一種のゼロサムゲームと見がち。一方、韓国人はそうは考えません。
もちろん朴政権も同じです。
彼らが追求しているのは、韓国の生存に重要な2つの国、「米国と中国の双方」から支持を取り付けることであり、それは可能と考えている。
北朝鮮の一連の出来事を通じ、韓国では「米国が大事」ということが再確認された。
が、それにより「中国も大事」という前提条件がひっくり返ったわけではない。
韓国外交の基本路線に変化はありません。朴政権は今も、米中関係を対立構造として捉え両者を天秤にかけるような発言を慎んでいます。
・大統領にブーメラン
もし、韓国が本当に戻るつもりなら米国が求めていた、GSOMIA(軍事情報包括保護協定)やACSA(物品役務相互提供協定)など、日本との軍事協力強化を進めるはず。
なぜなら、これらの軍事協定こそが、中国に対抗するための日米韓3カ国軍事協力を具体的に進めるのに必要だから。
でも韓国政府は依然として、これら協定を積極的に進める姿勢を見せていません。
加えて、与党が負けてしまったので、日本との軍事協力はさらに難しくなった。
それをやれば「朴=親日」を訴える野党の攻撃対象になってしまう。
反対は与党の中からも挙がるでしょう。次期大統領選挙をうかがう与党の有力者たちからすれば、現政権が不人気な軍事協定を無理押しすれば、
自分たちの選挙に直ちに影響する。
李政権下で日韓GSOMIAが締結寸前まで進んだ時、当時与党の最有力大統領候補であった朴大統領が、この締結を阻止したことがありました。
・米国の怒りでパニック
木村:韓国を動かしたのは米国の怒りでした。火を付けたのは2015年の「天安門事件」です。
米国の反対を押し切って、朴大統領は2015年9月3日の抗日戦勝70周年記念式典に参加した。目玉行事は中国の軍事力増強を誇示する軍事パレード。
朴大統領は、習近平主席やプーチン大統領と一緒に天安門の楼上に昇り参観した。
私はその後、10月14日にワシントンで開かれたシンポジウムに参加した。
韓国から来た外交関係者に、米国の専門家が「大統領が天安門に昇るとは、何を考えているのか」と問い詰める光景を目撃した。
鈴置:ワシントンでは「韓国はレッドチーム(敵方)に回った」との表現も使われていると、韓国紙は報じた。
木村:2日後米韓首脳会談でも、オバマ大統領は韓国を「裏切り者扱い」した。
朴大統領との共同会見の席上、「韓国が中国側ではなく米国側に立つよう」求めた。
韓国政府はパニックに陥りった。「天安門に昇ったぐらいで叱られるなんて」と驚いた韓国人もいた。
今までも中国に接近してきた。なのに「中国の主催する式典に参加しただけ」で米国から叱られるのは理不尽――と、考えた。
しかし、米国の怒りに直面する外交当局としては放っておくわけにもいかない。米国に「誠意」を見せることで怒りをなだめようと、日本との関係改善を急ぐことにした。「慰安婦」はそのカードの1つ。
大統領は、自身が過去に行った行動が、今度は自分に対しなされるのを見守ることになる。
・薄れた韓国への関心
--米国はそんな韓国をちゃんと引き戻そうとしないのですか?
木村:米国は韓国を神経質に管理するつもりはない。2016年3月にワシントンでの会合に参加しましたが、
半年前とはうって変わって、米国の安全保障専門家の韓国への関心は薄れていた。
米国の専門家は、中国側に傾いていた韓国の進路に歯止めをかけたことで、満足している。
彼らは、もし再び中国側に傾くなら、また怒って見せればいい――。
・「見せしめ」に叱る
言い替えるなら、こうなります。中国に対し、米国は日本を含む周辺国を糾合し、対抗する態勢を取り始めている。
そんな時、韓国が中国側にどんどんなびいていくのは、他国に示しがつかない。
米中双方から利を得る韓国を放置すれば、韓国と同じように動けばいいと考え、米国を離れ中国に傾く国が出かねない。
「米国も中国も」が可能なら、彼らにとって得られるものも大きいし、楽なのです。
アジア諸国の間で「韓国発のドミノ」が起きかねなかった。
だからこそオバマ大統領も、朴大統領に直接釘を刺して見せたわけ。その意味では、他のアジア諸国への「見せしめ」として韓国は叱られた。
ただ、それは韓国が米国にとって特段の重要性を持っているということではありません。
南シナ海から遠く当事者意識に乏しいうえ、海軍力の脆弱な韓国には期待できないからです。
日本や豪州、ベトナム、フィリピンと韓国の立ち位置は基本的に異なる。
そこで米国は韓国に「中国包囲網」に入れとは言わず、ただ「中国側には行くなよ」と申し渡したのです。
▲補足、感想など
記事が当たっていないとは思わない。
でも。
同時に、「日本の戦後レジームが完全崩壊」した。
日米韓の3カ国の間で、上のことが完全崩壊したことを認識しあったのだ。
米国のオバマさんが我慢ができなくなったのだ。
そして、もう日本人を日本在住のエベンキ族工作員達によって洗脳工作、世論誘導工作をすることを諦め、手を引いたのだ。
韓国はオバマさんによって、「日本人の洗脳工作」に直接携わることを諦めさせられたのだ。
さて、その韓国からの「先にカネクレ」発言を見てみよう。
--ここから--
韓国政府「少女像撤去、約束全くない」繰り返し明らかに
中央日報4月28日
韓国政府は昨年12月28日に成立した慰安婦問題に対する韓日合意において在韓
日本大使館前の少女像撤去についての約束はないと明らかにした。
趙報道官は会見で、少女像撤去が両国
の暗黙的な了解事項という一部の日本側の人々の合意解釈についての質問を受けて、「合意
内容に撤去についての約束は全くない」として「これと財団設立
は完全に別個の事項であり、合意文面にもそれに関する連携性は全くない」と。
また趙報道官は「韓国政府の立場は一貫して明らかだ」として「日本側のそうした恣意的な
解釈や合意内容に合わない発言については私どもの立場を明確にし、抗議が必要な事項については抗議を続けてきた」と。
--ここまで--
こんな話、同時履行しか、日本人は認めない。
それが気に食わないというなら、日本にいるエベンキ族工作員国会議員達に工作資金をたっぷり渡して、「先に金を払う」ようにしてもらったらどうだ。
自民党にいる二階さん、額賀さん、河村さん、河野さん、野田さん、岩間さん、中谷元さん、金子恵美さん、武田良太さん、三原朝彦さん、竹本直さん、公明党の山口さん、井上義久さん、遠山清彦さん、高木美智代さん、石井啓一さん、中野洋昌さん、國重徹さん、興水恵一さん、樋口尚也さんなど。
いずれも韓日二重国籍の韓国人国会議員達だ。
工作資金をたっぷり渡して頼めば、「オレに任せろ」と、きっと先に金だけ韓国へ渡すように段取りしてやるよ—と胸をたたいて言うさ。
よかったなぁ。よかった。よかった。