2016年4月6日水曜日

王桜を実から育ててみせてみよ。

自生地というなら、実をつけるということであろう。
 ぜひ、その実から苗木を育ててみせて頂きたい。

 ソメイヨシノは、園芸種として発見されたもので、植物としては一種のカタワだ。
 確かに実のようなものが花が咲いた後、周辺に落ちている。
 しかし、その実からはソメイヨシノは育ってこないのだ。

 だから、挿し木で増やしてきた。
 王桜とやらをアチコチに植えるそうだが、上でふれたように、実から苗木を育ててみせてほしい。
 そういう苗木で増えるのならば、筆者も信じる。

 以下、韓国の新聞から抜粋。

 養苗施設3年間大幅に拡大...優秀個体選抜して、大量生産の基盤構築。広く普及、 原産地論争終止符

 王桜祭りが開かれた済州市で観光客が王桜を楽しんでいる。
 桜の季節だ。 済州、昌原市鎮海など各地で桜が満開に咲いた。
 風が吹いたりではらはらと落ち「花雨」が作られる。

 日本人が好きだという理由で桜の花が排斥されることもあったが、白い花が一品である 「王桜」は済州地域が自生地だ。
 王桜を資源化、世界化する動きが起こり始めた。

 カトリック大学で「タケの王桜統合生態論」に関する会議が開かれた。
 宣教師であるエミール・タケ神父は1908年漢拏山の北側地域で王桜標本を採集した。
 同日、国立山林科学院暖帯亜熱帯山林研究所はカトリック大邱大教区庁に王桜二本を植えた。

 天安市は科学院から王桜の分譲を受け、成均館大学は王桜研究の成果を称えるために6日、王桜を植える。

○原産地論争終止符を打つべき
 済州地域が王桜の自生地として確認されたが、日本側からは不便な視線で眺め ている。
 調査で日本国内の王桜の自生地が発見されなかったし、タケ神父が採集 した標本が日本のソメイヨシノのようなものだとして確認されたりも したが、日本学者は済州から伝来された可能性を認めることに吝嗇だ。

 1962年、パク博士が済州地域で王桜の自生地を発見した。
 1964年済州市一帯の王桜が天然記念物に指定とされる。
 2001年に山林庁ギョンジン博士は遺伝子分析を通じて、王桜の原産地が漢拏山であることを明らかにし、2014年成均館大 学チームは王桜の起源を明らかにした内容を国際学術誌である
「米国植物学会誌」に掲載。

 この研究チームは王桜が済州島自生、エドヒガンと山桜※複合体の交雑で 発生した種という事実を明らかにした。
○王桜の世界化推進

 済州道、山林科学院などはタケ神父が王桜を初めて採集した漢拏山周辺で「母樹」命名式を行った。王桜の資源化を本格的に推進するためだ。

 暖帯亜熱帯山林研究所は母樹を利用して国内はもちろん世界に済州産王桜を普及する ための養苗施設の拡大造成事業を推進する。
 現在、5000m2に過ぎなかった養苗施設を三万m2規模に拡大し、個体を選抜するなど、大量生産基盤を構築する。
 試験林一帯25m2面積に大規模な王桜団地を造成する事業も着手。

 キム所長は「研究と調査を通じて済州が王桜の自生地という事実に は異見がないのに、起源をめぐる論争と政治的解釈をするのは実益がない」とし、「済州産王桜を最大限広く普及してこそ論議を終わらせることができる」と話した。

 王桜の専門家らは、済州テクノパークで「王桜世界化、どのようにすべきか」という テーマでシンポジウムを開き、自生地保存・管理および普及の基盤構築などを議論する。

補足、感想など

 なんだろう、これって。
 園芸種で、挿し木でしか数を増やせないものを、王桜という名称で、どっちゃり苗木をつくって、世界へ拡大しよう—という話なのか。

 冒頭でふれた。
 仮に、ソメイヨシノに似た王桜という種類があるならば、実から苗木を育ててみよ。
 それなら、誰も文句も言いやしない。

 それを、実際にはソメイヨシノであるにも係わらず、それを王桜といい、挿し木で増やしているにも係わらず、実から育てている(あぁ、その部分をボンヤリさせているのか)—とやら言い始めるからおかしくなるのだ。

 韓国は詐欺事件を多いところだ。その記事でもご紹介しよう。

--ここから--

 検察庁ホームページに公開されている「2015犯罪分析」統計を見ると、2014年に発生した色々な事件のうち、詐欺事件が全部で244008件(日本の10倍)と出る。
 一日平均668件の詐欺事件が発生し、29秒に一回ずつ事件が起きているという意味だ。
 ここ数年(2010205913件)で詐欺事件は着実に増加した。

 具体的には、詐欺犯罪被害者は男性が65.3%、女性が34.7%である。
 被害者の年齢をみると、4150歳が24.3%と最も高く、その次は31405160歳がそれぞれ21.9%を占めていることが分かった。

 詐欺も多様で、その他の詐欺(48.9%)を除くと、嘘のごまかし(19.2%)が最も多くて、その次は売買詐欺(16.3%)、借用詐欺(10.5%)などの順だった。

 詐欺犯罪による財産被害額を見ると、1000万ウォン以下が23.9%と最も多く、その次が100万ウォン以下で27.2%を占めた。
 一方で1億ウォン以下の割合も23.6%と、非常に高い割合を占めた。
 詐欺事件の検挙率は年平均70%のレベルにとどまっている。

 殺人・強盗などの凶悪犯罪検挙率が90%以上なのと比較すると、はるかに低い水準である。
 犯罪収益回収率も1%にも満たなかった。
 被害額を一銭も回収できなかった事件も156334件(64%)にのぼった。

 参考までに、2013年に世界保健機関(WHO)が発表した「犯罪類型別の国のランキング」で、韓国は詐欺犯罪で世界1位の国だった。
 2位はメキシコ、3位は南アフリカ共和国、4位はインド、5位はアルゼンチンの順だった。

--ここまで--

 なにか、民族として、箍(たが)が外れているのだろうな。
 自分で自分の生きる世界を狭くして面白いのか—と思う。

 エベンキ族というシベリアの奥地で生きていた—その感覚がずーと残っているのかもしれないな。