▲なにが分かれば、どうするというのだろうか。
これって、豊津市場の移転を停止してまでするようなことなのか?
どこを落とし所とするのか、さっぱり理解不能だ。
小池さんのひっかかっていることも理解できないが、まるで雲をつかむような話だと思わないか。
以下、新聞から抜粋。
東京・豊洲市場移転問題を調査する東京都議会の百条委員会について、
小池百合子知事は定例会見で
「記憶がないとか、肝心なところが分からない部分も多かった」と振り返った。
小池知事、豊洲百条委は「肝心なところが分からなかった」
百条委は、石原慎太郎元知事や浜渦武生元副知事ら計24人の証人喚問を行い、
4日に予定された日程が終了した。
小池知事は「なぜ(豊洲市場の整備費が)6000億円以上にふくらんだのか、
土壌汚染対策が800億円を超えたのか。
雪だるま式にころがっていった印象がある」と述べるとともに、
「それぞれの答弁からは、決定時には空気のように決まっていった印象を受けた」とした。
3日には「市場のあり方戦略本部」の初会合が開かれたが、
専門家会議や市場問題プロジェクトチームが公開されているのに対し、
冒頭の小池知事あいさつのみの公開で、その後の議論は非公開とされた。
これについて小池知事は「オープンにするかどうか検討する」と述べた。
▲補足、感想など
役所での仕事だもの、誰か一人が最後まで責任をもってやる—という形式ではないではないか。
前任者から引き継ぎ、後任のものに伝えていって、仕事というものが進行していくのだ。
それを「空気のように」とか言ってしまえば、どうしようもあるまい。
小池さんは、こういう公務員のような経験がないのだな。
色んな職業において、それぞれに「仕事の流儀」が異なるのだ。
その違いは理解してあげるしかあるまい。
冒頭でふれたように、小池さんは、なにをどうしたいのだ?なにがどう分かれば、どう行動するのだ?
見ていて、小池さんの意図がまったく不明だ。
都庁にいる職員だってそうだろう。
要するに、と思う。
小池さんは、この大騒動の「落とし所」がまったく見えないのだろう。
面倒臭い人ではある。