2017年4月8日土曜日

小池東京都知事は落とし所がわからない。その4

なにが分かれば、どうするというのだろうか。
 これって、豊津市場の移転を停止してまでするようなことなのか?

 どこを落とし所とするのか、さっぱり理解不能だ。
 小池さんのひっかかっていることも理解できないが、まるで雲をつかむような話だと思わないか。

 以下、新聞から抜粋。

 東京・豊洲市場移転問題を調査する東京都議会の百条委員会について、 小池百合子知事は定例会見で 「記憶がないとか、肝心なところが分からない部分も多かった」と振り返った。
 小池知事、豊洲百条委は「肝心なところが分からなかった」

 百条委は、石原慎太郎元知事や浜渦武生元副知事ら計24人の証人喚問を行い、 4日に予定された日程が終了した。
 小池知事は「なぜ(豊洲市場の整備費が)6000億円以上にふくらんだのか、 土壌汚染対策が800億円を超えたのか。
 雪だるま式にころがっていった印象がある」と述べるとともに、 「それぞれの答弁からは、決定時には空気のように決まっていった印象を受けた」とした。

 3日には「市場のあり方戦略本部」の初会合が開かれたが、 専門家会議や市場問題プロジェクトチームが公開されているのに対し、 冒頭の小池知事あいさつのみの公開で、その後の議論は非公開とされた。
 これについて小池知事は「オープンにするかどうか検討する」と述べた。

補足、感想など

 役所での仕事だもの、誰か一人が最後まで責任をもってやる—という形式ではないではないか。
 前任者から引き継ぎ、後任のものに伝えていって、仕事というものが進行していくのだ。
 それを「空気のように」とか言ってしまえば、どうしようもあるまい。

 小池さんは、こういう公務員のような経験がないのだな。
 色んな職業において、それぞれに「仕事の流儀」が異なるのだ。
 その違いは理解してあげるしかあるまい。

 冒頭でふれたように、小池さんは、なにをどうしたいのだ?なにがどう分かれば、どう行動するのだ?
 見ていて、小池さんの意図がまったく不明だ。
 都庁にいる職員だってそうだろう。

 要するに、と思う。
 小池さんは、この大騒動の「落とし所」がまったく見えないのだろう。
 面倒臭い人ではある。