2017年4月3日月曜日

北朝鮮がキナ臭い

トランプ大統領が、中国の協力がないなら、単独でも動くとか言い始めた。
 トランプさんとしても、就任以来、あまりうまくことが進んでいない、このあたりで、点数を稼ごうか—てなことを思い始めてもおかしくあるまい。

 今日かな。
 安倍さんが、駐韓国大使を韓国へ急遽帰すようにしたのは---
 どうも、北朝鮮付近で、風雲急を告げているようだ。

 以下、トランプ米国大統領の記事から。

 トランプ米大統領は、北朝鮮の核開発問題の解決に中国が協力しないなら米国が単独で対応するとの構えを示した。
 英紙フィナンシャル・タイムズに掲載されたインタビューの中で明らかに。

 トランプ氏は今週予定してい習近平中国国家主席との会談で北朝鮮情勢を取り上げ、中国に協力を要請する「インセンティブ」として貿易を使うつもりだと述べた。
 そのうえで「中国が解決しないというのなら、我々がやる」と表明。中国の協力なしで米国が問題を解決できるのかという質問にも、その通りだと答えた。

 また、中国が協力すれば「中国にとって大変良い」結果となり、協力しなければ「だれにとっても良い結果にはならないだろう」と語った。
 北朝鮮は昨年9月に核実験を実施し、今年もミサイル発射やエンジンの燃焼実験を繰り返している。

 トランプ政権はこれまで繰り返し、北朝鮮の核問題に強い懸念を示してきた。
 ティラーソン国務長官は先月の訪中で、北朝鮮に影響力を持つ中国に改めて協力を呼び掛けた。
 これに先立つ韓国での記者会見では、北朝鮮に対する軍事行動の選択肢も排除しないと警告。

補足、感想など

 トランプさんの点数稼ぎか。
 でも、可能性としては高かろう。
 今週会う予定の中国・習近平国家主席と会談して、協力を要請するが、ダメなら単独で--ということだろう。
 要するに、金総書記を排除して、だれか、金一族で、アメリカに協力してくれる人間にすげかえる—という考えかな。

 で。
 安倍さんも急遽、動きはじめた。
 もしかしたら、トランプ大統領は、北朝鮮攻撃のスケジュールを安倍さんに内々に漏らしたのかもしれないな。

 --ここから--
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 岸田外務大臣は、記者団に対し、韓国プサンの日本総領事館の前に慰安婦問題を象徴する少女像が設置されたことへの対抗措置として、一時帰国させている韓国駐在の長嶺大使らを4日、韓国に戻すと明らかに。

 岸田大臣は理由について、「パク・クネ(朴槿恵)前大統領の罷免や逮捕といった状況が生じ、5月9日に大統領選挙が行われる予定だ。
 韓国が政権移行期にある中で、情報収集に一層力を入れ、次期政権の誕生に備える必要がある。また、北朝鮮問題に対処するうえで、日韓間の高いレベルでの緊密な情報交換を行い、韓国政府と緊密な連携を図る必要がある」と述べた。

 そのうえで岸田大臣は慰安婦問題をめぐる日韓合意について、「長嶺大使から、大統領の職務を代行しているファン・ギョアン(黄教安)首相に対し、直接、合意の順守を強く働きかけ、次の政権に継承してもらう必要があると判断した。

 政府として、韓国に対し、粘り強く合意の着実な実施を求めていく方針になんら変更はない」と述べました。
 そして、「日韓合意は国と国との約束だ。日本と韓国両国が国際社会の前で明らかにした合意であり、国際社会に対する責務がある。両国が誠実に履行することが大切だということは政権が代わっても変わりはない」と強調しました。

韓国「緊密な意思疎通を期待」
 岸田外務大臣が一時帰国させている韓国駐在の長嶺大使などを4日、韓国に戻す方針を明らかにしたことについて、韓国外務省の関係者は、「日本政府が長嶺大使の帰任を決定したことは、すでに承知している。
 大使の帰任をきっかけに、日韓両国の意思疎通がより緊密に行われることを期待している」として、日本政府の決定を歓迎しました。

 --ここまで--

 中国・習近平国家主席とトランプ大統領との会談が今週中。
 安倍さんが、韓国へ大使を帰任させた。
 先日、麻生副首相も、北朝鮮は新聞報道以上にひどい状態にあるとかコメント。

 こう、安倍さんの動きが早すぎると思わないか。
 上でふれたように、トランプ大統領から、北朝鮮・金総書記排除のスケジュール表が回ってきているのではあるまいか。

 さてさて、中国の動き次第だが、中国も破綻寸前だ。トランプ大統領から、協力してくれたら、貿易で多少は優遇してやるぞ—ぐらいは言われかねまい。
 習近平さんは、北朝鮮の金総書記よりも、中国第一と考えるだろう。

 う~ん。風雲急を告げるとはこのことか。