▲いや、駐韓国日本大使が急遽、韓国に復帰した。
その理由について、韓国及び日本の地方紙に巣食うevenki族による様々な見当外れの記事が 乱舞したのだが、一日置いて、やっと、本筋が見えてきたようだ。
以下、韓国の新聞から抜粋。
米国の情報に基づいて韓国内の「日本人の保護」、緊迫した状況のようだ
日本大使が急いで復帰した本当の理由
「緊迫している韓半島の状況」を
象徴的に示す事件と理解することができる。
日本領事館前の不法銅像ため一時帰国していた日本大使が復帰することになった。
韓国メディアは大使復帰の背景は「韓国の大統領選挙の備えと北朝鮮の脅威のため」だと報道した。
数日前まで安倍首相は「半年でも、一年でも構わない。少女像撤去まで行かせない」と公言。
これで安倍首相は自分の公言を自ら破ったことになった。
さらに日本政府の立場では、韓日間特有の自尊心対決で退く「体面が削られた」形となった。
しかし、日本側が安倍首相の体面と政府の自尊心の損傷まで甘受して大使を復帰させた理由として、「韓国の大統領選挙の備えと北朝鮮の脅威」を取り上げたのは、なぜか現実感(可能性)が落ちたように見える。
韓国の大統領選挙の構図(左派勢力拡大現象など)は、すでに予見されたものであり、北朝鮮の脅威も漸増しているが新しいことでは決してない。
日本大使召還時点(1月9日)の後、何が起こったのか見てみよう。
<とても明確に言う。北朝鮮の戦略的忍耐政策は終わった。> -
3月17日、ティラーソン米国務長官
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<中国が北朝鮮問題を解決しなければ、私たちがすることだ。これが言いたいすべてだ。> -
4月2日、トランプ米大統領
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このような米国首脳部の発言は事実上、「適切な機会に、北朝鮮を軍事的に攻撃する。」ということにほかならない。
今日、米国と最も緊密な軍事同盟関係、日本の最高指導者(安倍首相)くらいになると、米国の核心的最高級の情報は事実上、瞬時に共有していると見ても無理がない。
▲補足、感想など
自尊心がどうたら—なんて、なにか奇妙な理屈の好きな民族だ。
安倍さんの動きは、アメリカ・トランプ大統領周辺からの情報に反応したものだ。
今日からかな。
トランプ大統領と中国・習近平国家主席との会談が行われる。
この会談で、中国側の協力が「得られる場合」「得られない場合」と、場合分けして、ある程度のスケジュールが決まっているのだろう。
ある日突然に北朝鮮にアメリカの特殊部隊が突撃する訳ではない。
影響を及ぼす隣国及び英国、フランス、カナダ、ロシアあたりには、それとなく根回しが済んでいると考える方が妥当だろう。
その根回しの一国に日本が含まれているということだ。
北朝鮮でなにか起これば、北朝鮮の国民も動揺する。
中国へ、韓国へ逃げ出す国民もいるかもしれない。
その際、韓国に在住する日本人の安全ということを考えなくてはならない。
その意味で、駐韓国日本大使の現場復帰が急がされたものだろう。
自尊心がどうたら—と訳の分からないことばかりを言って、結局、日本大使の韓国復帰の「核心部分」が理解できるまで一日もかかるってどういうことだ?
なにか、頭の回転が鈍くないか?