▲なにか、妙な表題となった。
いや、なにかというと中国のなんたらという老舗の自動車メーカーがあって、ホンダと大差のない創業なのだが、中国のメーカーはホンダと較べ、未だにまともな自動車も造れないと中国人が嘆いているのだ。
日本人の感覚で言えば、「そりゃ、当たり前だろう。技術は、ハッタリ・コケオドシではない。事実の積み重ねでしかない」--と。
それが、中国人の感覚でいえば、メーカーの名前が知られていないからだ—となるようだ。
要するに、ハッタリ・コケオドシが不足しているのでは---とメーカーの不振の理由を想像している。
本当の原因はそこじゃない。
以下、新聞から抜粋。
日々拡大する中国の自動車市場において、中国国産メーカーも力をつけつつある。
中国初の国産自動車を製造したのは第一汽車で、同社はすでに60年以上の歴史をもつ老舗企業だ。
ホンダとほぼ同じ時代に誕生したことになるが、両社の発展の道は大きく異なる。
中国メディア・今日頭条は、「ホンダは飛行機やロボットまで作るのに、どうして一汽は自動車さえちゃんと作れないのか」とする記事を掲載。
ホンダが1948年に株式会社として設立されたのに対して、一汽も56年に正式に設立された歴史を持つことを紹介し「両社には8年の差しかないのに、現在の成果は大きくかけ離れたものになっている」とした。
そして、ホンダが20年ほど前から自動車やバイク分野の枠を飛び出し、ジェット機開発にも参入していたと紹介。
また、ホンダが開発した人型ロボット「ASIMO」の初代機が誕生したのも00年であり、すでに17年の歳月が流れるなかで更なる進化を遂げていることを伝えた。
記事は「ホンダに関する話は尽きないのだが、一汽については、最も主力である『紅旗』は公用車以外ではほとんど話題にならず、その販売量も極めて悲惨な状態だ」と説明。
さらに一汽はフォルクスワーゲンやトヨタの代理工場に甘んじているとして「悲哀だ」と評している。
一汽が更なる発展を遂げるためにはやはり、「フォルクスワーゲンやトヨタの代理工場」という立ち位置やイメージを払拭すべく、自前のブランド開発に力を入れる必要がありそうだ。
▲補足、感想など
表題でふれた。
技術は、ハッタリ・コケオドシではない。
特に自動車なんて、使ってみればその良し悪しなんてすぐに分かる。
技術の根底にあるのは、合理性・科学性への畏怖・畏敬であり、知的正直の大切さを充分に知っているということ。そして、繰り返しに耐える・地道さに耐えるという精神であろう。
中国人には、適性があるまい。
合理性・知的正直をバカにし、地道さ・数万回の繰り返しに耐えることができまい。
だから。
まともな、自動車を造ることができないのだ。
あれっ、すべてを言ってしまった。
もっとハッキリ言ってやろうか。
中国人は、ものづくりに向かない、適性がない。
だから。
ものづくりは諦めろ。
ものづくりの世界に、ハッタリ・コケオドシなんてなんの効果もない。