2017年4月4日火曜日

花見についての外国人の感想を読んで

花見なんて、日本人のみの奇習のようなものかと思っていた。
 まぁ、サクラに対する世界の人達の理解?も進んできたものかもしれないな。

 花見に対する外国人の感想のようなものがあった。ご紹介したい。

✦日本の花見は実際、面白いの?

・多くの人が写真を撮って、混み合ってる時はあまり、面白くない

↑確かに皆が集団で飲んでるから、混んでるんだ 僕は一人でも飲めるけど

・参加してる女の子の可愛さに依るよ 楽しい時とそうでない時がある

・僕は日本に住んでるんだけど、花見は最高だよ 1年の中で僕のお気に入りの時期だよ 基本的に田舎では人が少ないから、とてもリラックス出来るし、楽しいんだ

↑僕の地元ではあまり人がいないから嬉しいよ でも、多くの人が春を楽しんでる姿を見るのもまた楽しいよね

・僕は花見でも花火大会でも野球やサッカーの試合でも人が多くても構わないよ

・僕は毎日、駅にいくのに1kmの桜並木道を自転車で走らないと行けないんだ だから毎日花見だよ

・自分の庭に桜の木を植えたんだ そこでBBQをしているんだよ

・僕には人が多すぎて楽しめないよ

・花見なら上野公園も良いけど、都心に住んでるんだったら、新宿御苑も良いね あまり人はいないけど、警察は多いよ

・僕はあの雰囲気が好きなんだ 特に夜の花見はね 他の集団と混ざって飲むんだ あの雰囲気が皆をフレンドリーにするんだ 

・私は花見が大好きよ 毎年、とても恋しいわ だから日本の桜を自分の庭に植えたの 最高よ

・楽しいとも楽しくないとも言えるわ 私は基本、春が嫌いなの 花粉症が悪化するからね でも一方でピクニックや友人・家族と飲むビールは最高よ

・飲んで楽しい気分になる時期がきたね そして、飲んだ後はまた来年の春までストレスフルな社会に戻るんだ

・花見は最高よ 好きなものを買って食べて、皆とても嬉しそうよ 花見はただただ楽しい

・昼間から仲間と飲むことが好きで、周りの集団を気にしないのなら楽しいよ

・君がどんな人かに依るんじゃないかな

・桜の木の下で混み合ってる風景を見るのが待ちきれないよ

・逆にBBQは楽しい?

・楽しいわ アルコールは最高よ

▲補足、感想など

 ちょいと、深みが足らないかなぁ。
 中国人からの感想があった。

 --ここから--

 2012/04/07()
 20104月に実施された「全国お花見調査」によると、サクラについて「とっても好き」と回答した日本人は 85%に達し、14%の日本人が「まあまあ好き」と回答するなど、日本人でサクラを嫌いだという人は少ない。
 日本人はなぜサクラが好きなのか、中国メディアの青年導報網が、日本人がサクラを好む 理由を分析。

 記事によれば、日本における花見の習慣は遣唐使にあるという。
 当時、中国では女性の則天武后が国 を治めており、毎年大規模な花見の宴会が開かれていた。
 宴会に参加した遣唐使が日本に伝えたもの が花見となり、日本の宮廷では当初、梅を観賞していたのだが、平安時代から徐々にサクラに変わっ ていった。

 一般の人びとに花見の習慣が広まったのは江戸時代からだ。
 江戸幕府第8代将軍の徳川吉宗は、幕府 政治に対する不満を和らげるために日本各地にサクラを植えたが、数ある花の中からサクラを選んだ 理由は、江戸時代に「花は桜木、人は武士、柱は檜、魚はタイ」という歌が人びとの間で親しまれていた からだとされる。

 農耕民族である日本人は温度を科学的に計測する手段がない時代に、サクラの開花時期から冬の終わりを知り、田植えを始めていた。
 記事は、「日本人が最初に関心を抱いたのはサクラの美しさではなく、人びとと密接な関係を長く保って きたこの樹木が春の到来を教えてくれることだった。

 これこそサクラが日本人の心に入っていった主要な 原因といえるだろう」と結んだ。

 --ここまで--

 ちょいと牽強付会な感じがするが、まぁ、当たっているだろうなぁ。
 日本人は、農耕民族だから、田植えの準備をするのは大切だったのだ。
 サクラは、稲作の開始を告げる「春の到来を知らせてくれる道標」だったということだろう。

 ついでに、サクラの和歌を紹介しておきたい。

 人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける  紀貫之

 久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ  紀友則

 もう、千年も前の歌なのだが、少しも古びているとは感じない。
 有り難いことだなぁ。日本には・日本人にはこれだけの財産がある。