▲なんというかなぁ。
小池さんは、振り上げた拳の落とし所が分からない。
だから。
今、必死で、「豊洲市場移転へ着陸させるための大義名分」を探している。
筆者に言わせてもらえば、なにを時間を掛けてアレコレする必要があるのだ?
そもそも、豊洲市場移転しか選択はないではないか。
「自分を守るためだけの大義名分探し等」という意味もない引き伸ばしをすることで、無駄な時間・無駄な経費を使うなよ。
以下、新聞から抜粋。
自民党の武部勤元幹事長から「励ます会をやるから来ないか」と誘われ、出向いたところ、
小泉純一郎元首相、山崎拓元幹事長、二階俊博現幹事長ら「超重量級」が勢ぞろいで、ビックリ。
さらに、その店の別室に安倍晋三首相も来られると聞いて、ビックリ。
東京都議選(7月2日投開票)を控え、自民党東京都連が「反小池」キャンペーンを展開する中、私と自民党のナンバーワン、ツーが同じ空間にいたことで、
メディアの注目は否が応でも高まった。
安倍首相からは、都議選では「どうぞお手柔らかに」との言葉をいただいた。
小泉元首相はいつものハイテンションで、「豊洲新市場の問題は小池知事だから、いろいろなことがあぶり出された。
徹底して頑張れ!」と励まされた。
先輩方から、今後の都政運営への協力など心温まる貴重なアドバイスを頂戴できたことは大変心強い。
▲補足、感想など
記事を読んで、小泉さんが単に小池さんを支持というか褒めたのかなぁと感じた。
そりゃ、べつに皮肉を言ったということではない。
まぁ、大事(おおごと)にして—という一種呆れ顔でしゃべったということだろう。
安倍さんは老獪な政治家だから、東京都民がどう考えていたって—とは思いつつも、「お手柔らかに」という小池さんを立てた形で「おだてた」ということだろうなぁ。
要するに、人の心の不安定さというか、どう風向きが変わるか分かりはしない—てなことを頭に置きつつ、小池さんをとりあえず、立てておこうとしているだけだ。
こういう老練・老獪な政治家達の「口から出た言葉」を真に受けるな。
小泉さんは、小池さんを褒めたのでも支持したものでもない。
「まぁ、おおごとにして大変だねぇ」と呆れるというか、憐憫の気持ちでしゃべっているだけだ。
元にもどって。
豊洲市場移転の騒動は、もう、議論としては煮詰まっている。
これ以上、アレコレしてももう、なにも出てこない。
だから。
豊洲市場移転へ、「総合的に考慮して決断」したとすればいいこと。