▲世界で最初に産業革命をなしえた英国が輝きを失ってから、もうどれだけの時間が経ったのだろうか。
一時期、金融立国を標榜していたのだが、あぁ、いまでも金融のみでの立国なのか。
どこか精彩を失ってしまったこの国と日本との同盟する背景になにがあるのだろうか。
まず、記事から抜粋。
日英両政府は14日、英ロンドンで外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を開催。
日英2プラス2は3回目で、両国は急速に安全保障協力を拡大している。
核・ミサイル開発を進める北朝鮮や中国の軍拡をにらみ、米国を共通の同盟国とする日英間で利害が一致している。
大正12(1923)年の失効から約100年を経て、日英同盟が「復活」の兆しをみせる。
小野寺五典防衛相は13日に出発、河野太郎外相も英国入りする。英側からはジョンソン外相、ウィリアムソン国防相が出席。
2プラス2では安全保障協力の行動計画を策定し、装備品の共同開発や共同訓練などの強化で合意する。両政府は空対空ミサイルの共同開発を進め、来年度からは試作品を製造する。
日英の安全保障協力は急速に進んでいる。昨年10、11月に英軍の戦闘機が自衛隊と共同訓練を実施。今年1月には物品役務相互提供協定(ACSA)を締結。
8月にメイ首相が来日した際は、日本にとって欧州諸国とは初の安全保障共同宣言を発表。
来年には新造の英空母がアジア太平洋地域に展開する予定で、自衛隊との共同訓練も計画されている。
英政府は2015年に発表した国家安全保障戦略で、戦後初めて日本を「同盟」と明記した。
河野氏も「今までのパートナー国から同盟国へという形で関係を強化していく」と意気込む。
防衛省幹部は「欧州連合(EU)から離脱した英国は孤立したくない事情がある。中国よりも日本のほうが付き合いやすいという判断もある」と分析。
日英両国がお互いを「同盟」と呼ぶのは象徴的な意味合いが強い。
ただ、英国は朝鮮戦争時の国連軍派遣国で、北朝鮮有事の際は参戦する可能性があるほか、中国による一方的な海洋進出も共通の懸念だ。
政府は英国を「自由で開かれたインド太平洋戦略」を進める上で重要なパートナーと位置づける。 外務省幹部は「特に保守党政権はインドとの関係が強く、海洋国家だ」と述べる。
▲補足、感想など
渡邊さんは、ユーチューブで、英国と日本の同盟は、米国とを含めた軍事同盟だろうとコメント。
英国は香港の奪還を視野にいれて、また、日本からの経済協力の期待を絡めての同盟だとされた。
当たっているだろうなぁ、と筆者も感じた。
中国とは離れると決断した訳だが、そのきっかけは、習近平さんの英国訪問にあるようだ。
--ここから--
中国一行は「とても非礼」
英女王が本音ポロリ
中国の代表団は非礼極まりない──。
英国のエリザベス女王(Queen
Elizabeth II)が、同国を昨年国賓待遇で訪れた中国の習近平国家主席の一行をめぐり、こんな発言をした様子が捉えられた。
女王はロンドンのバッキンガム宮殿で催された園遊会で、習氏夫妻が昨年10月に公式訪問した際に警備を監督した警察幹部を紹介されると、「まあ、お気の毒だったわね」と感想を漏らした。
ドルシ氏が「あのときはかなりの試練でした」と述べると、女王は中国の代表団が「大使に対してとても非礼だった」と発言。ドルシ氏も「とても非礼で配慮に全く欠けていたと思います」と同意。
ただ、2人が具体的に一行の誰のことを指して言っていたかは不明。
訪問当時、中国の政府や国営メディアは、習氏の訪英は両国関係の黄金期などと持ち上げていた。
--ここまで--
アヘン戦争の勝者として、また、世界中に植民地を所有していた太陽の沈まぬ帝国としての「誇り」を傷つけられたような思いがあったのだろうな。
敢えて、人種差別とは言わないが、成り上がり国の共産党指導者と会って「不快に感ずるような行動をされた」ということなのだろう。
また、冒頭で精彩を欠くと言ったが、それは産業革命以後、成立した階級社会というものが牢固として崩れないからだろう。
--ここから--
2009/10/13(火)
英国人の半数は心臓がどこにあるのか答えられないことが、「Journal
BMC Family Practice」で発表された調査研究により明らかに。
ロンドンのキングス・カレッジで722人の成人を対象にしたこの研究は、高校卒業者、および大学卒業者らが生物学についてどの程度の知識を持っているかに
ついて調査した。
調査参加者に人体図を見せ、各器官の名称を答えるよう求めたところ、心臓の
位置を答えることができたのは47%のみだった。
心臓疾患で治療を受けている患者でさえも、人体図を見せられた際に心臓がどこに
あるか答えるのに苦労していたとされる。
また、肺の位置を知っていたのは31%、
膀胱がわかったのは81%、腸は87%だった。
この調査は、40年前に行われた研究をそのまま再現。
ワインマン教授は「特にショックだったのは、我々の知識が40年前から進歩していないという
ことだ。教育のレベルが改善されたり、医療ドラマ『ER』や『Nip/Tuck』のようなテレビ番組が人気を集めたりしているのにかかわらず、まったく進歩が見られない」と嘆いている。
--ここまで--
高校卒業生、大学卒業生を含めて、心臓の位置が分かるのはほぼ半数なのか。
一体、イギリスの教育って、どうなっているのだ?
階級社会というものは、ほんの一握りのエリートさえいればいい—という発想なのだろうな。
エリートが指揮官となって、上流社会というものを構成し、「考えること、指揮すること」を担当する。
下流社会の労働者階層は、そもそも自ら考えることを社会から要求されていない—ということだろう。
指揮官の指揮に黙って従え—とそれのみ言われる社会---それが階層社会というものだろうな。
なるほど。
英国人の記事から。
--ここから--
■耐え忍ぶ英国
英国が2012年にどんな気分でいたのかを表す言葉を探していた新聞各紙は、「耐乏の英国」という表現。これは
1本のマーズバーを丸ごと買うこともままならず、オレンジジュースが薬局でしか買えなかった戦後の景気後退期に鑑みての
言葉だ。
だが、英国は1940年代に戻ったわけではない。
確かに、政府支出は削減されており、その痛みは国の給付金を受け取る人たちの上に過度にのしかかっている。
公的部門では、
多くの雇用が失われている。
だが、耐乏は、送電用鉄塔や高層駐車場のように頑丈で簡素で目的のあるものも暗に意味している。
そのような描写は
停滞の時代には当てはまらない。
大半の人にとっては、今の時代は沈滞や漂流といった特徴の方が大きい。
これまでのところ英国人は、この新たな何もない時代に対する最善の対応が、じっとして家や
仕事にしがみつき、より良い時を待つことだと判断している。
住宅販売件数は2006年の水準の半分だ。
労働市場の離職率を図る1つの指標である、仕事に就いてから1年未満の人の数は、
政府が1985年に統計を取り始めてからどの時点よりも少ない。
人材派遣会社は、人材に対する健全な需要があると報告しているが、誰もが後入れ先出しになることを恐れているため、人を動かすのは難しいと話している。
このような行動は、個人にとって全く合理的なものだ。
厳しい環境下では、下手にもがくより動かないでいる方がいいと思える
からだ。
問題は、日本やイタリアのように静止状態とともに生きることを学んだ国では、概して何も起こらない世界に適応することが退化を招く傾向があることだ。
英国が小さな日本になっている兆候は見られる。
それは単に、ゴールデンタイムのテレビ番組でビキニを着た
女性が生きたゴキブリを食べるのを見るのが今人気を集めているからだけではない。
例えば、子供が親と一緒に実家で暮らす傾向は加速している。日本では、20~34歳の若者の半分が親元で暮らしている。
英国では、その割合が男性で3人に1人、女性で6人に1人に達している。
生活費より安い給料で働ける人々は、倹約に走る企業に派遣労働者の便利なプールを与えている。
■何もないところからは何も生まれない
このような待機状態がもたらす結果は恐らく、政治家に対する不満の高まりだろう。
それなのに政治家は、確立された勝者によって大胆な改革を実行できない状態に置かれている。
歴代の日本政府は、利権などを失う立場にある組織化された団体と向かい合った時に改革をやり遂げるのが非常に難しい
ことに気付き、努力するのをすっかり諦めている。
もっと立派なイタリア人の言葉を借りれば、英国が現状維持を望むなら、状況は変化しなければならない。
行き詰まった社会は時間とともに変異し、自発的に衰退していくため、不変であることは今日が永遠に続くことを意味しないからだ。
これは暴動や抗議行動ほど厄介な前途には見えないかもしれない。
だが、それがあと5年も続けば、やはり望ましくない形で
この国のあり方を変える。
--ここまで--
なにか、分からない文章だ。でも、英国のもつ階級社会というものがどんな不活性な社会的停滞を生み出すかぼんやり分かる。
結局、英国のガンは、教育制度にあるのだな。
日本はその他おおぜい主義の最たる国だ。
階級社会の最たる国との「同盟」というのは、難しいだろうなぁとは思う。
✦追記。
日英同盟の意味というか、価値を表現した書込みがあった。筆者もそうだなと納得した。
--ここから--
3. イギリスはお金さえ儲かれば、どこにでも付くお国柄なので、余り信用するべきじゃ無い。
同盟しても、お金が儲かるとなればふっかけてくるし、情報も(アメリカには確実だし場合によっては中国にも)確実に漏らす。
東北震災後に日本が発電のために天然ガス輸入を増やしたら、料金七割増しで請求してきた。
そして、値上げは当然だとその会社(英国系マレー企業)のトップ(白人)がインタビューで言い切ってた。
こういうのを絶対忘れてはいけない。恐らくだけど、アヘン戦争で勝った辺りの中国知識しかないのでは?だから、中国をコントロールできると思ってるイギリス人が多数はなんじゃないかな。
10. どう見ても今は日本が有利な立場だから是非奴らとは仲良くしてやって外交や情報戦のスキルを学ぶべきあいつらのしたたかさは未だに世界有数だよここ数年の支那の傲慢な姿勢を見せつけられて頭に来てる英国人は女王をはじめとしてすごく多いからね。
14. 相手が二枚舌だろうが三枚舌だろうが、要は日本も同等に腹黒ければ良いだけ。りアリズムに徹するべき。日米豪印英は素晴らしい海洋連合では無いか。
17. 英国はとりあえず味方にしといて損はないだが絶対に頼るな、背中は預けるな連中の歴史は数百年、裏切りと二枚舌の歴史だ。それで常に勝者側に付き、悪の歴史を書かせることなく今に至るちなみにBBCの異名は「36の舌を持つ獣」だ。
18. 日米同盟、日英同盟、米英同盟。これが成立すると大陸勢力は完全に劣勢になる。生き残るために日米英の大陸への窓口役になるしかない。今回、最初に手を挙げたのがフランスでありロシア。日米英+仏露の対決相手は中国。
20. 日米英が同盟関係になるのは中朝韓にとって悪夢。イギリスを必死に叩いている類のお里が知れるね。
21. 「お金さえ儲かれば」ってお前、相手の行動原理が分かってるなら御しやすい。実利で動くなら特亜のように幻影に憎悪して感情をこじらせるタイプよりよっぽど付き合いやすいわ。ビジネスライクで良いじゃない。特亜と組むより断然マシ。
22. 香港も、約束を無視した侵略支配状態になってますから、金の切れ目が縁の切れ目ですね。まあ、払う約束も守ってないんでしょうけど。
23. 香港の事情に詳しい英から見たら中国経済がどれだけ酷いのかもはっきり掴めてるんだろうな。要はもう中華に旨味は無いと。
24. いいんじゃないかイギリスは2枚舌ではあるけど同盟中に後ろから撃たない程度の常識はあるからな。
26. メイさんが信頼しているブレーンが昔から中国危険論を唱えている人なんだよね。その人の影響が大きいっていうから、しばらくは安泰じゃないの問題はその後。
27. 英国というと、すぐ二枚舌とかいうけど、まだ英国は条約とかは履行するほうだよ。少なくとも合意や条約を守る気すらないシナやチョンや露助よりマシ。
29. 二枚舌っつか、自国の利益再優先で時には悪どい駆け引きをする国なんで、信頼ならない面もあるけど、利害関係が一致してる限りは、まあ良いんでないかと。カードゲームで言うと、一人をカモに徹底的に毟り取るイメージ。代わりに日本もシリア難民を受け入れてくれとか、主目的がズレだしたら警戒が必要と思うが。
30. イギリスは組んでる間は組んでる相手を刺すような真似はしないし、中朝韓露に無駄金使うより余程有益だろ。
31. 反日が下敷きになってる特亜よりも、英国の方がマシなのは同意損得勘定で動くから読み易いしな裏切りも結局損得勘定なんだよ。欧州人にとって韓国みたいにえんえんとゴールポストを動かす事もないしなドライな付き合いが出来る分、こっちも精神的に楽だろう。
32. 少なくとも売春婦像を設置したり南京事件を実しやかに流布したりしないからな。
33. 外交なんてものは各国それぞれ国益かけてんだから二枚舌だろうが三枚舌だろうが益があれば仲良くするべき。
34. 普通は歓迎する敗戦国日本を差別し貶め全てを日本のせいにして歴史を歪曲しようとしてる国が目前にあるんだから。日本一国ではとても太刀打ち出来ないくらいにプロパガンダの網を引き待ち構えてる国と対抗する為に必要なんだ。敵を作るより仲間を増やそうよ。
36. >英はダメだよ。>絶対に裏切る。
それは英国じゃなくてロシアと特亜3国の事だな。英国は同盟組んでる相手は裏切らない。
同盟関係にない国相手には舌何枚も駆使して騙まし討ちとか裏切りを平気でやるし義理立てもしないけど要は身内(アングロ国家と同盟国)と、それ以外で大きな差を付ける
38. イギリスの二枚舌っていうけど、外交ってそんなもんよね。
バカ正直に守ってる日本が世界からみたら稀なのであって、不必要に日本を持ち上げて褒めるのはそうのせいだと思うよ。むしろ日本はしたたかさをイギリスに学ぶべきだわ。日本は約束事に潔癖すぎるよ。
--ここまで--