2017年12月5日火曜日

次の自民党総裁選に小泉進次郎氏が出馬するのだとか

前哨戦のつもりかな。
 進次郎さんなら、石破さんよりはるかにマシかもしれない。

 でも、年齢がなぁ。
 日本は、西欧諸国のようなエリート主義ではないからなぁ。
 上流階級なんてものが、明確に存在している訳ではないし---

 日本のその他大勢主義にのっかって、小泉進次郎氏が数年後に首相となる可能性があるのだろうか。

 以下、新聞から抜粋。

 自民党の小泉進次郎(36)筆頭副幹事長が動き始めた。
 進次郎氏は来年9月の総裁選に向け、年内にも派閥形成を睨んだ勉強会開催に向け準備を始めると、永田町を駆け巡っている。
 「これまで“雑巾がけ”に徹してきた進次郎氏は、閣僚経験もゼロで、常識的には、いきなりの総裁選出馬はあり得ない。 しかし今は、世界を見てもフランスではマクロン氏が39歳で大統領になるなど、若さや経験の浅さは問題ではない風潮にある。
 むしろ、どの分野でもスピード性とダイナミックさがなければ各国首脳と対等に渡り歩くことはできない。そうした中、最近の進次郎氏自身にも大きな心境の変化が芽生え始めたよう」(自民党議員)

 加えて、進次郎氏の父・小泉純一郎元首相が、三度の総裁選チャレンジでようやく首相になったことを身近に見てきたことも大きいという。
 「いくら勢いに乗った時期であっても、それほど甘い世界ではないことは彼も肌で感じている。挑戦して駄目なら、閣僚や幹事長などの党の重要ポストを経験し、再度機会を狙うということだ」()
 確かに、その“心境の変化”は、特に先の衆院選後から進次郎氏の言動の随所に見られる。
 安倍首相が衆院選後に打ち出した教育無償化への財源批判は、激しいものだった。

 安倍首相が、無償化する2兆円の財源のうち3000億円程度の拠出を経済界に求め、経団連も了承したことに対し、111日、 「頼まれれば出す。まるで経済界は、政治の下請けと言われてもおかしくない」 「自民党は何も聞いていない。このままなら、自民党は必要ない」 と噛みついた。
 安倍批判はそれだけに留まらない。
 衆院選の結果について「自民の議席数が国民の信頼を物語っているとは思わない。国民の思いと議席には大きなギャップがある」と指摘し、 国会での与党の質問時間を増やす動きについても「野党が質問時間を確保するのは当然。野党の言葉に耳を傾けるべきだ」とブチ撒けている。

  「同じようなことを石破茂元幹事長や岸田文雄政調会長が言ったとしたら、安倍首相の意趣返しはハンパなものではないでしょう。しかし、進次郎氏の場合、党の集票スターでもあるだけに何も文句は言えない。進次郎氏も衆院選で全国を回り、自ら株を上げたことを利用しての発言。
 加えて、派閥立ち上げと総裁選出馬へ向け、その発言の影響力を見定めているのではないか」(政治部記者)

 さらに進次郎氏周辺関係者はこう言う。
 「“小泉元首相の七光り”は選挙の看板としては必要だが、あとは役に立たない。
 政治家は器の大きさや時代を世界的に俯瞰できる力、さらに豪胆さや度胸などが必要になってくる。
 そこで進次郎は、霞が関の超エリート官僚たちから、それらを学ぼうと考えた。
 1年ほど前から、将来の事務次官、局長を担う財務省エリートたちを集めた勉強会を作り、高齢化社会をテーマに政策作りを始めている。これはまさに、進次郎政権になった際の柱となるものだ」

 関係者によれば、この勉強会によって進次郎氏の、早々にトップに立ち日本を変えたいという意識は相当強くなったという。しかも霞が関の進次郎勉強会は、財務省関係者を相手にしたものだけではないという。
 「ここへ来て、経産省の若手らを中心に集めた勉強会も立ち上げ、産業界の知識を得ている。
 財務省も経産省も、近い将来、日本のトップリーダーに120%なることを見据えてのもの」(自民党議員)
 二階俊博幹事長の後押しも、進次郎氏をその気にさせている。
 
 「進次郎氏を筆頭副幹事長に抜擢したのは二階氏。しかも、二階氏の会見に立ち合いフォローさせるという、“党の顔役”も担わせている。 次の総裁選こそ二階氏は安倍支持を打ち出しているが、進次郎氏には出馬するなとは言ってない。二階氏は、進次郎氏にアドバルーンを上げさせた上で党内外に存在感を示させ、 総裁選で敗れた場合は幹事長抜擢で動く腹づもりなのではないか。
 二階派は衆院選で自民党が大勝する中、落選者が続出する目に遭っている。先を見据え、そうしたことも進次郎推しをする理由だろう」(テラン議員)
 幹事長となれば、安倍首相と同じルートに乗ることになり、いよいよ首相の座が現実味を帯びてくる。
 「そのためにも、総裁選出馬に必要な推薦人20人を確保する国会議員の勉強会を立ち上げ、つまりは進次郎派閥の準備に取りかからなければならない。
 そこで年内をメドに今、若手議員らへの声掛けが進んでいるというのです」(記者)
 現時点で総裁選は、3選を目指す安倍首相ほか、石破氏、岸田氏、そして来春の政治塾設立を表明した野田聖子総務相らが出馬すると見られる。

 「今のところ安倍優位の状況は動かない。しかし、若手は進次郎氏になびき、野田氏は女性の声を集める。 そこでもし、進次郎氏と野田氏の間で合従連衡が成立するようなことがあれば、事態が引っ繰り返る可能性も出てくる」(ベテラン議員)
 反安倍勢力を“シンジロー”。

補足、感想など

 次期総裁選でどうこうという話ではない。
 しかし、次々、次々々総裁選となればもう分からない。
 可能性がないとは言えなくなる。

 筆者は、ただ、年齢が気になる。
 麻生さんが、小泉元首相を評した言葉が記憶に残る。
 曰く、「ドス黒いまでの孤独」「あの人に友達なんていませんよ」とか。
 また、別の首相経験者について、「スプラッター映画を見続けて」とか「エロ話を延々と続けて」とか。

 首相という地位の「重圧」ぶりが分かる話ではないか。
 ドス黒いまでの孤独に、この進次郎さんって耐えることができるのだろうか。
 そこに年齢というものの意味・価値を感ずる。

 もう、いいか。
 後は、この小泉進次郎という人の「資質」いかんということだろうな。