2017年12月31日日曜日

日本人は、中国のことを知らなさ過ぎる---と中国人

知らなさ過ぎるか。
 ふ~ん、なにをいっているやら。

 ハリウッドの映画に出てくる日本人は、1990年代まで異様な日本人ばかりだった。
 メガネをかけ出っ歯の、お辞儀ばかりしているような—異様な風体の日本人がスクリーンにでてきた。
 アメリカ映画で多少ともまともになったのは、1990年代後半くらいからだ。
 ダイハードなんて映画にでてくる日本人俳優くらいから、ホォという感じとなった。

 1980年代、フランスの技術者が、日本人に頭を下げて教えを乞うなんて死んでもできないとか言ったというのが新聞にでていた。
 フランス人としては、サルに教えを乞うという感じだったのだろう。

 こういうのを人種差別というのは簡単だ。
 こういう「差別感」を排除するためには、彼ら以上の収入を得て、彼ら以上の身繕いをして、紳士然とふるまい、尊敬を得るしかない。

 表題では、中国人が日本人が中国人のことを知らないとか不平を言っているようだ。
 上でも書いた。
 ならば、日本人以上の収入を得、日本人以上に紳士然として振る舞いをすればいい。
 それができないのならば、文句を言うなよ。英国の産業革命に遅れた民族の宿命だ。

 以下、新聞から抜粋。

 昨年11月に東京で発生した中国人留学生殺害事件の公判が行われたことで、中国国内では日本での留学生活に対する注目が高まった。
 中国メディアは、「日本人の中国に対する理解は、非常に限られている」とする、日本留学中の中国人学生の話を紹介。
 中国人学生は27歳の女性で、日本にやって来て2年。
 「日本留学で難しいのは、日本人に中国について説明することだ」と、学生は語っている。

 そして、「留学して間もなく、食事をしているのを見た日本人が『中国人も箸を使うのか』と言われた。箸は中国人が最初に使い始めたものだろうに。このようなケースが次から次へと出てきて、私は日本人が中国に対して限定的な理解に留まっていることに気がついた」とした。
 また、「彼らは中国人留学生について、みんなお金持ちだと思っていて、私のように欧米に留学するお金がないから日本留学を選ぶ人がいることを知らない。
 そして、北京と上海しか知らず、他の地方都市は全て農村だと思っている人もいるし、上海が中国の首都だと思い込んでいる人もいる。
 中国全体の空気が汚いとも思っている。さらに閉口したのは、中国人は全員卓球が上手だと思い込んでいること。
 9歳の女の子と卓球をして負けた時に、その子から『中国人じゃないの?』と言われた」と。

 学生は「日本人と何度か口ゲンカをした。居酒屋のバイト中にお客さんともやったし、道行く人ともケンカした。ケンカの原因はみんな、彼らが中国に対する理解が足りず、とても失礼な話をしてくることにある。日本にいる私は、とても孤独を感じる」とも打ち明けた。

 日本には中国に対してポジティブな見方をする人もいれば、ネガティブなイメージを持つ人がいる。しかし、両者よりも遥かに多いのが、中国に対して興味や関心を持っていない人たちだ。
 中国や中国人に対する無知や無関心は、時として日本にやって来た中国人を「悪意のない中傷」に苦しめることになる。
 これだけたくさんの中国人が日本にやってくるようになった今、日本の社会はもう少し中国について知ろうとする努力をしてもいいのではないだろうか。

補足、感想など

 「中国について知ろうとする努力」ねぇ。
 そもそも、中国発の情報そのものが胡散臭いものばかりだ。
 統計の数字はデタラメ。識字率はデタラメ。中国産の食べ物なんて、あぶなくて堪らない。

 そんなもの、知ろうとも筆者は思わない。

 今、世界で多少とも日本への理解が深まっているのは、日本のアニメ・マンガが世界的に人気があって普及していることが大きい。
 21世紀になって、日本人が多少とも世界で信用が高まったのは、アニメのお陰といっていいかもれない。

 その轍(てつ)でいえば、中国も世界で人気を得るようなアニメを世界へ出したらどうだ。
 そうすれば、中国人への世界からの理解は深まる。
 日本にいる中国人学生の不満も減少するかもしれないぞ。

 そういえば、日本のマンガ・アニメのフランスへの影響を書いた文章があった。ご紹介したい。

 --ここから--

 2010/07/03()
■ 完全にミニジャポンと化し、フランス■

★ ジャパンエキスポ 夏
CHIBI(=チビ)ジャパンエキスポ 秋
★ ジャパンエキスポSUD 冬
 1年中、ジャパンエキスポやらないと気がすまなくなってる。 完全に日本中毒になってるフランス人。
 昔は日本人は、紙と木でできた家で、靴を脱ぐ暮らしをしている遅れた人達と バカにしていたのに、現在では、フランス人の80%が家で靴を脱ぎ、 ふとんに寝る生活をしている始末。byアンテヌドゥ局・フランスTV番組。
 しかも、このフランスは、欧州、北米、南米、アフリカ、オーストラリア などの、文化の中心地で、昔からフランスで流行した物は世界中に拡散していったから、フランスが日本に熱中してる今は、恐ろしい勢いで 世界に日本文化が広まっている。

 フランスが他国の文化をフランス文化より上に見たのは歴史上過去2回だけ。前回のジャポニズムのときと、今の日本文化ブームの2回。
 フランス人は他国の文化、特にアメリカの文化を完全に見下してきた。
 それでもハリウッド映画は支持されたが、日本文化に対するような熱狂は生まれなかったし、ユーロディズニーランドには誰も行かなかった。

 日本ブームの凄いのは、全世代、全国レベル、全ジャンルに及んでいることで、 日本文化に詳しい人ほど、上に見られ、尊敬されるという現象になっていること。
 その為に全国民レベルで、日本文化の導入競争をしているような感じになっているし、対外的には、ドイツやイギリスと日本ブームで競い会っているような様相を呈している。(ドイツのJapan-Dayは欧州中から1日で150万人がやってくる世界最大のフェスティバル)
 また、北欧諸国のような人種差別のきつい国までもミニシャパン化 している点でも最近の日本ブームの凄さが度外れていることがわかる。
 なお、フランス人に言わせれば日本ブームと呼ぶのは間違いだそうである。
 なぜなら、完全に定着して日常化しているのでブーム(一過性のもの)とは言えないからとのこと。 しかし、一方で、トルコ人のような欧州諸国から差別されている人達が、「なぜ自分達より格上の欧州人が アジアの日本を崇拝しているか?理解できない」と嫉妬し、日本人差別を激化させているのは残念でならない。

 --ここまで--

 アニメ、マンガなどを導入部として、日本文化への理解が進むということだろうな。
 中国人だって、世界で人気となるようなアニメ、マンガを出すことができれば、記事のような不満はすぐにふっとぶさ。