2017年12月8日金曜日

北朝鮮への先制核攻撃も辞さずと米国務省

核心はなんだろうなぁ。
 北朝鮮の金委員長へ向かって、「早く、ロシアかスイスへ亡命しろよ」と催促しているとみればいいのかな。
 期限は、来年2月末日までに。
 (このあたりの9.11事件の後始末との対応の違いは、実際にアメリカ人が死傷したということではないからだろうな)

 アメリカとしては、タイミリミットがあるから、早く亡命してもらいたい。
 どうしても、亡命の意志を示さないなら、「頭に銃をつきつけて決断させる」と言っているのだろう。
 要するに、アメリカは不退転の決意を示しているということだ。
 中途半端な終結はないということだ。

 こう考えると、中国の習近平国家主席の「北朝鮮核容認の意志表示」の意味が見えてくるだろう。
 中国は、北朝鮮を既に見捨てているのだ。
 「オレしらないぞ。オレを恨んで核攻撃するなよ」と言っているのだ。
 中国人らしい対応だと思わないか。

 以下、新聞から抜粋。

 米国務省が「北朝鮮への核攻撃も辞さない」と言い切った。
 「対話の時ではない」と北朝鮮の平和攻勢を拒否する姿勢も打ち出した。
 国務省のアダムス報道官(東アジア太平洋担当)が125日、以下のように語りました。
 トランプ(Donald Trump)大統領が優先順位の最上位に置くのは米国の本土と準州、そして同盟国を北朝鮮の攻撃から守ることだ。
 米国は通常兵器と核兵器のありとあらゆる能力を動員し、同盟国である韓国と日本を防衛するとの約束を完全に履行する。

 米政府が運営するVOAの質問に答えました。
 報道官の発言(英語)は次の通りです。

 The President’s top priority remains protecting the homeland, U.S. territories, and our allies againstNorth Korean aggression. We remain fully committed to the defense of our allies, the Republic of Korea and Japan,
 using the full range of our conventional and nuclear capabilities.

 VOAの「北朝鮮による米本土を攻撃する能力を阻止するために、最終的な手段として先制攻撃する可能性はあるか」との質問に「通常兵器も核もすべて動員する」と答えたのです。
 米政府が「核も使って先制攻撃する」と言明したのは初めてです。
 919日の国連演説でトランプ大統領が「totally destroy」(完全に破壊する)と核の使用を示唆したことはありましたが、「核」という言葉を使って北朝鮮を脅したことは、私の知る限りありません。

補足、感想など

 北朝鮮への核攻撃か。
 この用語をみていて、2009年頃・民主党政権時代、岡田さんが外相をやっていた時の岡田さんからアメリカへの要望を思い出した。

 --ここから--

2009/10/20()

 岡田外相:「核の先制不使用」 米に求める方針

 岡田克也外相は、核保有国が核攻撃を受けた場合の報復以外には核兵器を使わないと宣言する先制不使用について「大きな方向性としての先制不使用は否定できない。日米間で議論したい」と述べ、米国に先制不使用を求めていく考えを示した。
 外相は「核の廃絶を強く言いながら核の先制不使用は言わないのは矛盾がないか議論になる」とも指摘。

 先制不使用は核兵器の果たす役割を限定、核軍縮につながるが、日本政府はこれまで、米国の日本に対する核の傘に影響するとして消極的だった。
 米国が先制不使用を宣言した場合、北朝鮮が弾道ミサイルに搭載した生物化学兵器で日本を攻撃しても、米国は核兵器では反撃しないという保証を与えることになる。
 今回の外相発言は日米両政府内で波紋を呼びそうだ。

 --ここまで--

 岡田さんという日本にいるevenki族工作員議員として、最大限のメリットを北朝鮮へ与えようとしたのだ。

 以後、8年の時間が経過して、アメリカは、北朝鮮への「核先制攻撃も辞さず」とコメントしている。
 岡田さんも、この局面に当たって、なにか言ったらどうなんだ?
 岡田さんは、朝鮮半島・日本を含んだ範囲の中でも最優秀の頭脳をもつevenki族であろう。
 evenki族として最優秀の頭脳ならば、言うべき時に言えよ。