2016年9月12日月曜日

レアアースの価格決定権が日米にあるのはなぜなのか—と中国人

なにを言っているやら—というお笑い話ではある。
 中国人がいかに情報を制御されているか—が明白に分かる文章だな。

 要するに、金盾という情報制御システムに取り囲まれ、まともな情報をもっていないのだ。
 金盾アホということだ。中国人は。
 自分で作った落とし穴に自分でおっこちてしまう--そんなアホということ。

 まず、新聞から抜粋。

 レアアース(希土類)は、ハイテク製品にとって必要不可欠な物質だ。
 世界で生産されるレアアースの大半は中国産であり、中国もレアアースを戦略資源として位置づけた。
 だが、中国国内ではレアアース生産による環境汚染という社会的費用を負担しているにもかかわらず、レアアースの価格決定権を持てず、価格が安く抑えられているという不満が根強く存在する。

 中国メディアは、レアアースは石油と同じように重要な資源であり、中国は生産量、輸出量ともに世界一であるにもかかわらず、なぜレアアース価格はずっと安いままなのかと不満を呈した。
 まず、1990年から2007年にかけて、中国のレアアース輸出量は10倍に伸びた一方、価格は36%も下落したと指摘。

 レアアースの価格決定権は日本や米国が握っているのが現実で、中国は企業同士の争いなどを背景に価格決定権を持っておらず、中国企業は薄利でレアアースを国外に販売しているのが現実。
 米国にもレアアース鉱山は存在するが、自国では生産を行っていないと指摘し、それはレアアース生産が環境にもたらす影響を考慮しているため。

 特に日本は中国産のレアアースから脱却できないほど大量に輸入していると指摘する一方で、中国の戦略資源が叩き売りされている現状に不満を吐露した。
 中国にレアアースの価格決定権がないと不満を示しているが、価格決定権のない要因の1つに違法採掘と密輸が挙げられる。

 中国政府はレアアースの採掘量を管理しているが、その管理を無視して違法に採掘し、違法に輸出する動きが後を立たない。
 違法採掘されたレアアースは安く売られることが一般的で、レアアース価格が低迷する要因となっている。

補足、感想など

 いや、ご不満なら、どうぞ、その戦略物質とやらのレアアースを輸出禁止にしたらどうだ?
 2009年頃だっけ、温家宝さんがやったではないか。

 確かに一時的にレアアースの価格は高騰したが、そのことが、日本人の「魔改造癖」に火をつけて、たちまち、レアアースの不要な製品を作り上げてしまったのだ。

 で。
 急速に、レアアースの需要自体が激減して、価格も下落してしまったのだ。

 これで価格が下落した頃、中国人業者が日本へきて土下座して「どうか、レアアースを買って欲しい」といったとかいう噂が流れた。

 このあたりだな。
 中国人が、通常通り、レアアースを輸出し続けておれば、今でもそこそこの取引があり、価格もそうは下がりもしなかったろう。

 ところが、中国人は、姑息な手段として輸出禁止などという手を使い、相手を揺すぶろうとする。
 結局、そのことで輸出先の信用を失い、中国人が土下座して「買って欲しい」とか言うから、まぁ、あるにこしたことはないなぁ—てな感覚で、日本側が安く引き取っているということだろう。

 つまり、日本側は、中国がいつ「輸出禁止」と言いだしても構わない—という体勢で商売しているということだ。
 商売で信用を失う—というのは、こういうことだ。

 記事では、レアアースの業者が価格について、随分ご不満のようだ。
 ならば。
 どうぞ、温家宝さんと同じようにレアアースを輸出禁止にすればいい。ご勝手に---