2018年2月14日水曜日

日本とインドネシアは赤い糸で結ばれている—とか


まぁ、確かに古い付き合いではある。
 国家として、日本とインドネシアとの関係は、独立戦争がらみで多くの日本人が関与していることを考えると、「赤い糸」かもしれないな。

 でも。
 ジョコたらいう大統領と、「赤い糸」は関係あるまい。
 数年前の高速鉄道建設の選択においては、中国からの「3セル」でころっと中国を選択したものだろう。ついでに、日本側のデータをそのまま横流しするという「礼儀しらず」の行為もやった。
 つまり、国が発展することを願っているのではなく、自分の懐が温まることを願っているということだろう。
 インドネシアの国民が、選択した指導者がこれか。選択した国民にも責任があろう。

 日本人は、こういう無法な行為というものを嫌う。
 国家として「赤い糸」に結ばれていることは確かだが、このジョコたらいう大統領の任期の内では、日本はインドネシアに関与することはあるまい。

 ジョコという大統領の後の大統領の任期が始まって時点で、改めて新規に考えるということだろうな。
 それが、「日本流」のやり方だ。
 ご不満なら、aiib というリスクの高い、街金に頼んでみたらどうだ。

 以下、新聞から抜粋。

 インドネシアが日本への接近に傾いている。
 高速鉄道建設で日本案を蹴って中国案を採用するなど中国寄りとされたジョコ大統領だが、建設は思惑通りに進んでいない。
 時間ばかり過ぎ、来年の大統領選挙が近づく。今年が日本との国交樹立60周年であることを受けた祝辞で「赤い糸で結ばれている」と語るジョコ氏には、目に見える実績づくりへの焦りがのぞく
補足、感想など

 ふ~ん。

 このジョコというインドネシアの大統領の「噂」を集めてみよう。

 --ここから--

2015/12/10(
 ジャカルタの南北線は、日本企業が作っているが、ジョコ大統領になってからいやがらせの連続
 それでも、日本の三井と神戸製鋼の企業体は健気に作っている。
 この南北線の二期工事と、東西線の調査も日本になったということだけど、 問題は、ジョコなんだよ。あいつは油断ならない。

20160204
 その後の情報を見ていると キンペイのおみやげは大統領と一部の閣僚までで 役人までは届いていないようだ。役人は ジョコの前の政権下で育った有能者が多いから 今後もこういう形で揉めることは十分ありうる。おみやげ戦術は 中国は おそらく キンペイ⇒ジョコ というようにトップレベルでストレートに話をつけたのだろう。
 普通は トップを睨んで下の方までのラインを読み 有力役人⇒有力役人上司⇒・・⇒有力閣僚・・トップへと 下から攻めることが多い。今回 日本担当の閣僚が途中で解任されたのを見ると 明らかにジョコは 中国と日本の○○条件を天秤にかけた結果 中国に決めたのだろう。
 今後 中国は役人レベルへのおみやげ攻勢を展開し それでプロジェクトは動き出す。国民だけが割り切れない思いで取り残される。

2016/10/10
 あまり言われない話だが、インドネシアのジョコ大統領と中国の繋がりは、政策やカネではない。
 日本人には入り込めない絆だ。
 東南アジアはムスリムの背景がよく指摘されるが、実際には、客家の系統が中国筋と影で結託している。
 宋美齢も客家だったが、大陸では鄧小平をはじめ、葉剣英、李鵬ほか諸々、アセアンでは、シンガポールのリー・クァンユー、ゴー・チョク・トン、フィリピンのアキノ一族、すべてが客家だ。
 そして、インドネシアのジョコも客家だとされている。
 彼らは中国華僑と非常に緊密に結びつき権謀や商才には極めて長けている。
 昨年11月下旬、安倍首相は、ジョコ大統領とクアラルンプールで会談し、高鉄受注で日本が中国に敗れたことに強い失望感を表明した。それもあって、今回、慰めのつもりか日本を先番待遇にしたのだろう。中国風に言えばメンツを立てたわけだ。しかし、客家の絆は有利な条件提示などでは断ち切ることは困難と思われる。

2016-10-10
 インドネシアの新幹線なんて、大統領のリップサービスで決まったゴミプロジェクトは中国がアホみたいなプランを提示してトンビが油揚げをさらったような感じになったが、元々日本はあんなの乗り気じゃなかったんだよ。
 腹の底じゃシメシメってくらいに思ってただろう。中国はインドネシアで石炭火力発電所の建設を放棄とかさんざん不履行を繰り返してきたから、日本は待ってりゃ中国が新幹線を放棄してインドネシア大統領がは泣きついてくるだろうって算段なんだよ。実際工事は止まってるしな。
 ただ、インドネシアの政府官僚は大統領ほど馬鹿じゃないので、基幹交通は中国に任さなかったみたいだね、中国にやらせたら本気で困るもん。結局インドネシアは最後には日本に頼るしかないって話。
>しかし昨年、高速鉄道建設を中国が受注したことによって両国関係にひびが入った。
 別に中国が横からかっさらったからヒビが入ったんじゃなく、日本が提示した資料をそっくりそのまま中国に渡したという事実がヒビを入れたんだよ!
 そしてそれがインドネシアの国民に知られたから、高速鉄道を最低限の区間にとどめて、在来線を日本に任せる事で国民の批判をかわそうとしてるだけでしょ!!
 怖いのが、準高速鉄道で要請してきているから、これのために日本は高速鉄道に使う早期地震検知警報システムとかは使わないにしても在来線用の地震検知システムは導入の必要があるでしょうから、その技術が中国に流されるのが非常に怖いよね!
 正直、情報の漏洩などという絶対にやってはいけない事をやらかした以上、インドネシア政府は信用出来ないというレッテルを貼って関わらないのが日本の為なんだけどね。

 「羹に懲りて膾を吹く」って訳じゃ無いけれど、この話も充分注意して掛からないとまた煮え湯を飲まされるかも? ね。
 インドネシアの大統領と言い、フィリピンの大統領と言い、あんまり頭の良い奴は居そうにないねェ。本当に良い物なら、中国観光客の爆買いの様に争って購入します。
 製品、システム、何れも輸出して外貨を稼ぐことは重要だけど、慌てる乞食は貰いが少ない、って事も有るから、「そ~ら、やっぱり日本へ話を持ってきた!」と慌てて食い付かない事だね。

✦次のジャカルタースラバヤ間も債務返済の政府保証を付けないそうです。
 もう無視でいいんじゃないの?どこまで日本をコケにすれば気がすむのか…相手にするだけ無駄な国だよ。

 --ここまで--

 要するに、客家のジョコ大統領には、中華との縁は切れないということだろう。
 日本は、関わるまい。相手にするだけ無駄な国なのだ。

 ジョコという大統領が政権を離れてから、ゆっくりインドネシアとの付き合い方を考えればいいことだ。