2017年9月20日水曜日

暴力の原因は、ロヒンギャの過激派と、ミャンマー人

おそらく、核心は表題の通りだろうな。
 そして、その暴力を生み出す源泉は、イスラム教徒達のもつ「非寛容性」「非融合性」であろう。

 このブログで何度もふれた。
 郷に入って、郷の者が、俺たちのやり方を受け入れろ—とのみ言う「オレ様主義」を快く思う訳があるまい。
 郷のものは、「オレ様主義」を貫くムスリム達を辟易し、嫌悪し、邪魔者扱いする。
 すると、邪魔者扱いされたムスリム達が、集団を作り、暴力に走る---という構図であろう。

 単純と言えば、単純。
 この式が、ヨーロッパでも成立していて、ヨーロッパ諸国の国民が、ムスリム達からの暴力、破壊に苦しめられているのだ。
 ヨーロッパは、いま、第2の黒死病を患わっている。

 以下、新聞から抜粋。

 ミャンマー軍の摘発から逃れようと、西部ラカイン州から40万人以上のロヒンギャが国外に脱出、ミャンマー軍のトップ、ミン・アウン・フライン国軍司令官は、ロヒンギャは「民族集団だったことはない」と述べ、暴力の原因はラカイン州北部に拠点を作ろうとしているロヒンギャの「過激派」だと批判。

 司令官は投稿で、ロヒンギャ「問題」をめぐり、ミャンマーの国民とメディアに団結を呼びかけた。 
 将軍は、ミャンマー国内でロヒンギャを指す際に使う「ベンガル人」という表現を使い、「ベンガル人過激派」が警察施設を襲撃したことが、軍の摘発のきっかけだと説明。

 司令官は、ロヒンギャ武装勢力は組織的な暴力を通じて、ラカイン州北部に拠点を作ろうとしているのだと述べ、「ロヒンギャはミャンマーで民族集団だったことは一度もないが、ロヒンギャとしての認定を求めている。ベンガル人問題は国家的な課題で、真実を確立するため、我々は団結しなくてはならない」と書いた。

 ミャンマー軍はラカイン州に住むロヒンギャの民間人を攻撃しているとされるが、ミャンマーはこれを否定し、ロヒンギャ武装勢力の襲撃に応戦しているだけだと説明。
 国連は、ロヒンギャへの攻撃は民族浄化に相当すると警告。
 ロヒンギャのほとんどはイスラム教徒だが、ミャンマーは9割が仏教徒。

 バングラデシュに避難したロヒンギャを、雨季の大雨が苦しめている
 ロヒンギャ武装勢力による警察施設襲撃では、治安部隊の隊員12人が死亡した。
 しかしその後に、ロヒンギャは、ミャンマー軍がロヒンギャの村を燃やし、民間人を攻撃して、国から追い出そうとしていると話している。
 ラカイン州で取材していたBBCニュースのスタッフも、燃えるロヒンギャの村を目撃している。

 
【ロヒンギャ危機】 危機的なのは自分たちだとなぜ仏教徒は
 国連の事務総長は、ミャンマーの指導者アウンサンスーチー氏に対して、状況が「とんでもない状態」になる前に軍の摘発をやめさせるには、「今が最後のチャンス」だと呼びかけた。
 「そうしなければ、将来的に取り返しのつかないことになる」。
 BBCに出演した事務総長は、ミャンマーでは依然として軍部が最大の権限を維持しているのは明らかだと指摘。
 スーチー氏は国連総会一般討論に欠席する方針。
 ロヒンギャ危機は「巨大な偽情報の氷山」のようだと反発し、偽ニュースがテロリストに有利になるような偽情報を煽っていると批判している。

 バングラデシュは避難してきたロヒンギャの移動を制限する方針。
 バングラデシュ政府はこのほど、ミャンマーから避難してきた40万人以上のロヒンギャについて、移動を制限する方針を表明。
 さらに、コックス・バザール市の近くに最大40万人収容可能な避難所を建設するつもりだと明らかにした。
 独自の国家を持たない少数者ロヒンギャは、ミャンマーでかねてから不法移民として扱われ、迫害されてきた。

補足、感想など

 迫害?
 だから。
 ロヒンギャの人達の生きる道は、2つしかない。
 郷に入って、郷に従う—という生き方と、オレ様主義の通用する国にいって、そこでオレ様主義を存分に振り回して生きるか---しかない。
 どこでも邪魔者扱いされる人々だ。引き受けてくれる国があれば--ということではあるが。

 もう、お気の召すままに—としか言いようがあるまい。
 他者が介入できる問題ではない。

 だから。
 ミャンマー政府は、ロヒンギャの人達に言えばいいのだ。
 上の2つの道がある。どちらでも選択すれば—と。
 オレ様主義を貫くつもりだと言うなら、バングラデッシュへ送り届ければいいのではないか。