2017年9月15日金曜日

日本と韓国とで電力網を接続しないかと韓国大統領

恐ろしい話ではある。
 日本人の生存に必須な食料、電力等を「他国に頼ることはできない」。
 なぜって、日本の安全を脅かすからだ。

 日本は、周囲がみな反日国家なのだ。
 そういう国家と、食料・電力などを「頼る・委ねる」ことはできない。

 以下、韓国の新聞から抜粋。

 ムン・ジェイン大統領が安倍首相に韓日の電力網の統合を提案したことが確認。
 北東アジア経済協力の地平を広げるために、今後、中国との電力網接続案も検討されている。
 ムン大統領は年内に安倍首相との二国間首脳会談が実現すれば、このような経済協力プランを議論する見通し。

 北朝鮮の挑発で韓半島の緊張が高まる中、ドナルド・トランプ米国大統領は11月初め、韓国と中国、日本など北東アジアの3国を順次訪問する日程調整をしている。
 これに先立ち、国連総会期間である21日ごろ、ニューヨークで韓米日3カ国首脳会談の開催も検討。

 13日、大統領府関係者は「ムン大統領が7日、ロシアのウラジオストクで開かれた韓日首脳会談で、安倍首相にいくつかの国の電力網を連携する「スーパーグリッド」事業を提案した」と述べた。
 安倍首相は、これに検討の意思を明らかにしたという。

 青瓦台の別の関係者は、「韓国は内陸と済州島間に海底ケーブルを敷いて電力網を接続した経験があり、関連技術も備えた」、「日本とも海底ケーブルで電力網を接続すればよい」と説明した。
 歴史問題で韓日関係がギクシャクした状況で、両国間の経済協力に突破口を見出すという意味だ。

 安倍首相は、ムン大統領に年内の訪日を要請した。
 年内に東京で韓日首脳会談が実現すれば、スーパーグリッドが主要議題として議論されるものと思われる。
 ムン大統領はすでに、ロシアとモンゴルの首脳会談でも、電力網の接続を提案して反響を得た。

 ムン大統領の構想が実現すれば、韓国はロシア、モンゴルの安価な電気を導入して、中国・日本などに供給する「極東エネルギーのハブ(中心地)」の役割を果たすことになる。
 こうなれば、韓国としては少なくとも3つの効果を期待することができる。
 つまり、電力生産コストの削減と供給の安定化、関連産業の成長と景気浮揚の機会の確保、関連投資国間の友好増進である。

 政府のある関係者は「韓中日は、電力の供給が不足しているのに対し、ロシアとモンゴルは、天然ガス(LNG)・石油・風力などが豊富で、電力を安価に供給することができる」、「5カ国が電力網を連携すると、エネルギー需給の安定を図ることができる」と述べた。
 当該分野の技術力を持つサムスン・LGSKグループとソフトバンク・日本電気など韓日両国の主要企業の協力も期待される。

 電力供給地となるシベリア・モンゴルに韓国・日本の資本が直接投資してガス・石油などのエネルギー源を調べて発電所を建設、スーパーグリッドに送電することも可能と予想される。

 海外では、すでに北欧スーパーグリッド(総事業費4,991億ドル)、南欧・北アフリカ・中東スーパーグリッド(7,727億ドル)、南部アフリカ・スーパーグリッド(総3,475億ドル)などが推進されている。

補足、感想など

 スーパーグリッドなるものをネットで調べると、構想は分かる。
 しかし、韓国から中国、ロシア、モンゴルとどう繋がるのだ?

 韓国という国は、北側を北朝鮮という国に「蓋」をされている状態なのだ。
 電気を、海底ケーブルで、中国、ロシア、日本と接続するという話なのか。

 今、仮に韓国と日本だけで海底ケーブルで接続したとして、韓国は発電に特化している訳ではない。
 日本同様に、原発などで発電しているだけであろう。
 仮に単価が安いとしても、それは税金などで部分的に負担していて、表面的に単価を下げているだけだ。

 むしろ、日本から韓国へ電気を供給する形になってしまおう。
 また、逆に、仮に韓国から→日本へ電気を供給する場合があったとして(大地震などで)、恣意的に単価を上げるとか、一方的に切られてしまう—という可能性が高かろう。

 スーパーグリッドという話は、構想としては面白いが、北朝鮮が韓国とともにロシア、中国と電力網を接続していいよ—という状況となって、始めて可能性が高くなる話であろうな。

 今の時点で、韓国-日本だけでどうこうするというのは、余りに日本側のリスクが高い。

 日本は、自国の安全を守るためには、電気・食料は、自国内でまかなう体制とすることが大事だ。
 島国らしく、孤立に耐える体制とすべきだろう。

 スーパーグリッドは、まぁ、2030年先の話だろうな。