▲まぁ、北朝鮮も完全に手詰まり状態だ。
ここらで、なんらかの打開策を見出したい。
そこで、日本からなんらかの援助を引き出したい。
しかし。
拉致問題がひっかぅて一歩も前には進まない。
そこで、一人10億円でどうだ—という話を蒸し返したのだろう。
拉致問題さえ、日本が解決した—と納得すれば、あらゆる問題が一挙に片付く。
要は、「拉致問題について、日本人が”解決した”と納得する点とはどこらにあるのか」--という「読み」だろうなぁ。
そこで、飯島参与が訪朝した。
確か、隠密行動の筈が、なんとしたことか映像となっている。
これは、北朝鮮がどれだけ、飯島参与に期待しているか—ということを如実に示している。
だから。
飯島参与を「手ぶら」で帰国させれば、もう北朝鮮には先がないのだ。
食料もない。資金もない。あるのは、原爆だけだ。
以下、新聞から抜粋。
飯島参与が平壌を訪問し、朝鮮労働党の金永日書記と会談した。
安倍首相は、飯島参与の訪朝について「ノーコメント」を連発し、首相官邸が訪朝に関わっている。
飯島参与は首相の了承を得て平壌に飛んでいる。
拉致問題は進展するのか。
永田町では情報が流れている。
飯島参与は、小泉純一郎元首相の公設秘書を務め、訪朝に同行。
北朝鮮とパイプを持つ。
17日まで5日間滞在し、宋日昊・朝日国交正常化交渉担当大使や
朝鮮労働党幹部らと会談するとみられる。
政治評論家の板垣英憲氏はこう言う。
「安倍政権は北との交渉態勢が整っています。飯島参与、斎木昭隆外務審議官、小泉訪朝に関わったメンバーが政府や外務省に揃っています。
安倍首相は“拉致問題の解決”と“日朝国交正常化”を考えている」
自民党からは参院選前に「日朝首脳会談」との声も漏れ始めている。
別の“情報”も流れている。
「小泉再訪朝」だ。
「もし首脳会談を行って成果ナシなら安倍首相のメンツは丸潰れになる。なにより、対北朝鮮強硬派を売りにしてきた安倍首相は、ノコノコ平壌まで行きたくない。
支持率が下落する恐れもある。
そこで、まず誰かを政府特使として派遣し、数人の拉致被害者を帰国させて真意を確かめた上で、モンゴルなどの第三国で首脳会談に臨む。
特使の候補として拉致担当大臣のほかに、小泉元首相の名前
も出ているのです」
飯島参与の訪朝は本来、極秘扱いのはず。
それが映像で流れたということは、飯島参与が手ぶらで帰ってくるとは考えにくい。
拉致被害者が帰ってくるのか。
▲補足、感想など
さて。
小泉さんが訪朝するかなぁ。
引退した—あぁ森さんも引退した筈か--あれだけ世界中をウロウロして--。
責任もなくて—動き易いのかもしれないな。
あぁ、ならば、小泉さんも再度訪朝ということの可能性もなきにしもあらず—というところか。
こう考えると。
飯島参与は、金第一書記と小泉さんあたりとの「会談の予定」を「土産」としてもってかえる—ぐらいではないのか。
下交渉の役目としては、上出来であろう。
小泉さんは、元の上司だ。
かって知ったる間柄であろうから、このあたりを「手土産」にして帰国するというのが、北朝鮮からみて、日本からみて「妥当な線」ではあるまいか。