2013年5月28日火曜日

ロシア国防相、北方領土訪問を中止。

▲ロシア・プーチン大統領は、日本との北方領土解決への姿勢を日本側に見せたかったのだろうな。
 それほど、プーチンさんとしては、年内くらいに合意を目指しているのだろう。
 だから。
 変なところで、日本側を刺激したくない—ということか。

 逆にいえば、ロシアにとって極東地区・シベリア開発は日本と組むしかない—と考えているということなのだな。
 そのためには、いま、このチャンスを逃したくない—と。

 以下、新聞から抜粋。

 ロシアのショイグ国防相が、今月下旬に予定した北方領土・択捉島への訪問を取りやめた。
 国防相は択捉島の駐留軍を視察するため、26日にも同島に入る予定だった。
 だが、同島関係者は、取材に「訪問は中止になった」と述べた。
 訪問は数カ月前から計画されていたという。

 ロシアのメドベージェフ大統領は2010年、元首として初めて国後島を訪問。
 日本側の反発にもかかわらず、その後も多くの閣僚が北方領土を訪れている。
 一方、今年4月の安倍首相とプーチン大統領の会談で、北方領土問題の解決に向け、平和条約交渉を加速化させることを盛り込んだ共同声明を発表。
 今回の中止はロシア側が日本側の立場に配慮した可能性がある。

▲補足、感想など

 北方領土問題の解決がどのような形となるのかはまったく分からない。
 しかし、年内か、遅くても来年一杯までには、日ロは、なんらかの妥協点を見出すだろう。

 すると、今、日本はアセアン諸国へ進出しようとしているわけだが、シベリアという場所への進出も来年以降は考えなければならない訳か。

 また、実際の北方領土が返還された時、これらの地区の開発ということが出てくる。
 温泉などを中心としたリゾートホテルなどができるかもしれない。

 日本人は、南へ、北へ大忙しだな。